文京区春日に 牛天神 という神社がある。
天神というから祭るのは菅原道真だが、この神社は源頼朝がこの神社の先に当時入り江があった今の神田川の大曲あたりに船をつないで、上陸したときに対平家戦勝を祝って寄進した由。
牛天神は場所柄、住宅地の真ん中に小さく収まっておられる。
牛天神の境内の隣に接して、太田神社というのがある。そのいわれはわからないが、室町時代の太田道灌や太田一族に関係があるのかどうかわからないが、
この神社には江戸時代、近くに住む 旗本か御家人の某氏 〈名前もわからない〉 が貧乏していたが、まじめに暮らしていた。ある年の暮れ、
「貧乏神様、今年も貧しいながら 息災でした。ありがとうございました」と祈ったという。
これに感じて、貧乏神が、自らその人の家から出て行ってくれた。お陰でこの旗本か御家人は、貧乏から脱した という伝説がある。
こういう話を何かの本で読んだので、吾輩も 同じ退屈御家人で貧乏だから、もしこの話にあやかることができればHappyと、雨模様の中、飯田橋から大曲を十て安藤坂から行ってきました。