乳頭温泉は秋田・岩手国境の乳頭山のふもとに存在する温泉郷。角館とか田沢湖とかの豊かな農村生産地域のいわば奥座敷の感がする。そこを「秘湯の湯」とか雪に囲まれた鄙びた湯というコンセプトで「乳頭温泉郷」を売り出したようで、それなりに成功し全国区的になっている。
しかし、秋田県は青森もと同様に温泉県だ。それぞれに、乳頭温泉以外に有名な温泉を有しているぞなもし。
2日目は乳頭温泉郷の「大釜温泉」を出発しました。大釜温泉は以前の旅館が秋田大学の学生の心中事件に関して全焼したたため、近くの廃校小学校の廃材を利用して再建したため、ユニークな外見となっている。懐かしの、二宮金次郎像。若い学生は知らない。
つぎは、レンタカーで北上し、後生掛け温泉へ。
温泉の湯けむりがもうもうとしている。写真ダメ。
後生掛け温泉は、八幡平国立公園のなかに、地熱と湯けむりを利用した湯治に有名で、「馬で来て 足駄で帰る 後生掛」がキャッチコピーだ。神経痛・関節炎・リューマチに効くと昔から湯治がおこなわれたようだ。
後生掛け温泉は確かに泥湯とか蒸し湯とか、浸かり湯とか5種類ぐらいで特段の湯でないが、要は昔から、足腰の不自由な人々の湯治の湯で、一番の効用があった湯ではなかろうか。
つぎは、蒸の湯(ふけの湯)。これは八幡平をさらに上ったところにある「秘湯」。後生掛けと同じように、温泉の蒸気が噴出しているところに温泉を作っている。場所的にハンデイがあるから、秘湯の湯にある。後生掛けは若干湯治に有名過ぎている感がある。
あまり入湯客のいないところは、本当にゆっくりできるね。露天の樽湯につかりながら、大自然を謳歌する。これぞ、生きている幸せ。極楽極楽。
まだ続く
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