おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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SUKYSH CLOUD~太陽の降る村~ その6

2011年05月22日 22時04分51秒 | SUKYSH CLOUD
○教会(アイグラント基地)正面入り口前
  四人は木の陰に隠れて、教会の入り口の様子を見ている。

バルシア「……やっぱり正面は警戒が厳重ね。見張りが二人いるわ」
ライタ「夜になって警戒が手薄になるのを待ってから、裏の壁を乗り
   越えて、中に入るしかないですかね」
ボイスカ「……そうじゃのう」
キロ「私もそれがいいと思います」

○夜・教会裏手

ライタ「……ひぇ~っ、高い壁だなあ」

  ライタ達の侵入を防ぐ、教会の壁は、三メートル以上はあった。

キロ「アイグラント帝国が来る前は、もっともっと低い壁だったんで
  すけどね」
バルシア「……でもどうする? また私がドラゴンの姿になってみん
    なを乗せて飛ぼうか?」
キロ「ドラゴン……?」
バルシア「あぁ、キロちゃんは知らなかったわね。私は、元々エンシ
    ェント・ドラゴン族の司祭なの。今はこんな姿をしているけ
    どね」
キロ「……でも、バルシアさんが女性であることには変わりないんで
  すよね?」
バルシア「そうねえ。私は女性、いや、ドラゴン族だからメス? ま
    あどっちにしても女よ」
キロ「……良かった。バルシアさんが女性じゃなかったら私の頼る人
  がこの中にいなくなってしまう」
ライタ「……おい……」
ボイスカ「………」
キロ「この壁を乗り越えるのは私の魔法に任せてください」
ボイスカ「ほお」
キロ「風の精霊に私の身体を浮かせてもらいます。バルシアさん達は
  私の背中にでも手を触れていてください」
ライタ「……分かった」

  キロの背中に手を触れる、ライタ・バルシア・ボイスカの三人。
  キロは呪文の詠唱を始める。

キロ「………そなたの姿を我がものとせよ!」
ライタ「……あっ、浮いた!」
バルシア「そりゃ浮くわよ。魔法ですもの」

  ライタ達は、壁を越える高さまで浮き上がっていた。

キロ「……ここから降りるのはスピード早くなるから気を付けてくだ
  さい」
ライタ「えっ?」

  降りだして、速度が速くなった拍子に、ライタは
  キロの背中から手を離してしまった!

ライタ「うわっ!」

  必死に何かにつかまるライタ。
  ライタがつかんだのは、キロの足だった。
  バランスを崩して、三メートル位の高さから落ちる四人。
  重なり合った格好で地面に落ちる。

キロ「キャ~~~ッ! イヤ~~~ッ!」

  キロとライタが重なり合って倒れてしまったのだ。

バルシア「キロちゃん、声が高い……!」
キロ「……だって……だって……」

  キロは涙目になっている。
  四人はなんとか立ち上がる。

ボイスカ「聞きつけて、お客さんがやってきたようじゃぞ」

  五人の兵卒が、裏手にやってきた。
  戦闘!

  早速ボイスカが一人目を撃破!
  復活したキロが、炎の精霊魔法で応戦する。
  ひるむ兵卒四名。
  そこにライタが襲いかかる。
  ライタ、一人を撃破。
  バルシア、もう一人を気絶させる。
  さらにボイスカがもう一人を倒す。
  残った一人の兵士は尻尾を巻いて逃げ出した。

ボイスカ「いかん! 応援を呼ばれるとやっかいじゃ」
キロ「ここは私が!」

  キロは風の精霊魔法で逃げた兵士を宙に吹き上げた。
  そのまま地面に落とされる。

キロ「よしっ!」
バルシア「キロちゃん、ゴウリの実の貯蔵庫はどこにあるの?」
キロ「教会の構造は分かっているんです。だから、貯蔵庫になるよう
  な部屋は目星がつきます。ついてきて下さい!」
ライタ「わかった!」


昨日は浜松まで、浜松路上演劇祭を観に行ってきました。楽しかったですよ。
今日は友達のウチに彼女と行って、ひとしきりお喋りして、ミスド入って、友達と別れて彼女と二人、地元のミスドにも一回入って、食事して帰ってきました。

明日は仕事だあ――
楽しく充実してやれたらいいなあと、思っています。