○教会・裏口前
バルシア「……ドアどうする? 壊す?」
キロ「私に任せて下さい」
キロは、針金といくつかの道具で、ドアの鍵を
見事に開けて見せた。
バルシア「……すごい……」
ライタ「これだったら泥棒も簡単に出来るなあ」
キロ「失礼なこと言わないで下さい。正しいことにしか使わないと約
束して、おじいちゃんに教えてもらったんです」
ライタ「………すみません」
○教会・内部
ボイスカはランタンに灯をともしている。
目立たないように、光は極限にまで絞ってある。
キロ「……この部屋なんか怪しいですね。入ってみましょうか」
部屋に入る一行。
部屋の中は、ゴウリの実をすりつぶしたり、
魔法を作用させたりする機材が所狭しと並んでいた。
ゴウリの実の甘酸っぱい香りが部屋一杯に染みついていた。
ライタ「ゴウリの実の工場……だな」
バルシア「アイグラント帝国は、ここでゴウリの実の不思議な力を形
にして、各地に売って、儲けていたのね」
ボイスカ「ここは目的の場所とは違かったんじゃろう? 早く次の部
屋を探そう。新手の見張りに出会ったらやっかいじゃ」
キロ「……そうですね。次の部屋に移りましょう」
移動する四名。
キロ「……ここなんかも怪しいですね。大きな部屋ですから」
部屋に入ってみる一行。
○三姉妹の部屋
入った途端に明かりがつく。
そこには三人の女性の姿があった。
女性1「基地の中が騒がしいと思ったら、原因はあんた達ね」
女性2「何者ですかぁ?」
女性3「事と次第に寄っちゃあ、許しませんことよ?」
女性達は既に戦う装備をととのえていた。
ライタ「お前ら、アイグラントの手の者かっ?」
女性1「もちろんその通りよ」
ライタ「それなら容赦はしないっ! 師匠、バルシアさん、キロちゃ
ん、戦闘です!」
戦闘開始!
この三人、名をそれぞれ、エンター・ノーマス・ゴジット
というが、今までの敵など比べものにならないほどに強いっ!
四人は苦戦を強いられるが、なんとか勝利を掴み取る。
ライタ「……ふう~っ……やっと全員気を失ってくれた」
ボイスカ「目を覚ましても動けないように、厳重に縛っておこう」
ボイスカが三人を縛るのを終えた頃、キロが、
キロ「……それじゃぁ、次の部屋を探しましょうか」
ライタ「またこんな奴らが出てこないだろうなあ」
バルシア「多分、これだけの強さを持った人間なら、アイグラントで
も相当高い位の軍人のはず。こんな村にそんなに何人もこの
レベルの人は送られてこないと思うわ」
キロ「それに、次の部屋でめぼしい部屋は最後です。多分そこがゴウ
リの実の貯蔵庫になると思います」
ライタ「分かった。じゃあ急ごう!」
○教会・ゴウリの実の貯蔵庫・前
ライタ「この部屋かい?」
キロ「……ええ」
ライタ「じゃあ開けてみよう」
ライタが扉のノブに手を掛けるが、回しても、扉は開かない。
どうやら鍵が掛けられているようだ。
バルシア「大事な貯蔵庫ですものね。鍵くらい掛けて当然だわ」
キロ「……ここで私の出番です」
キロ、裏口の時と同じように道具を使って
扉の鍵を開けようとする。
キロ「……できました!」
キロはドアのノブを回す。
しかし扉は開かない。
キロ「あら……?」
バルシア「キロちゃんどうしたの?」
キロ「厳重な鍵みたいです。あれ~、開いたと思ったんだけどなあ?」
再び鍵を開けようとするキロ。
だいぶ時間がかかっている。
ボイスカ「おい……まずいぞ。もう夜が明けてしまう」
間。
キロ「……やっと開いたーっ!」
ゆっくりとドアノブに手を掛けるキロ。
そのままゆっくりと回す。
扉は、キイと小さな音を立てて開いた。
キロ「成功!」
バルシア「やったじゃない!」
ボイスカ「もう夜明けだ。取る物取って、とっとと立ち去ろう」
○ゴウリの実・貯蔵庫
棚一杯にゴウリの実の入ったかごが並べられている。
キロ「このかご一つで、百個は入っているな」
キロはかごを棚から取り出す。
ライタ「あっ……俺が持つよ」
キロ「軽いから……大丈夫ですよ」
ライタ「力仕事は男の仕事だから」
キロ「………」
ライタはキロからかごを受け取る。
ライタ「……あれっ……ほんとに軽いな。片手で軽々持てちゃう」
バルシア「お目当ての物も手に入ったし、そろそろ帰りましょうか」
ボイスカ「新たな見張りが起きてくるとも限らん。帰りは静かにな」
もう薄明るくなって、ランタンに灯をともす必要は
なくなっていた。
四人は自分たちの入ってきた裏口に急ぐ。
○教会・裏手
裏口を出ると新たな見張りが四人の前に立ちふさがった。
それらを片付けるライタ達。
入ってきた時と同じように、キロの魔法で裏の壁を越える。
今度はライタがキロの背中から手を離すことはなかった。
明日は「台本ミーティング」ですう。
関係者3人集まって、どんな話にするか話し合いますう。
ついでに劇場も見に行ってしまいますう。
楽しみですう。
ではではあ。
バルシア「……ドアどうする? 壊す?」
キロ「私に任せて下さい」
キロは、針金といくつかの道具で、ドアの鍵を
見事に開けて見せた。
バルシア「……すごい……」
ライタ「これだったら泥棒も簡単に出来るなあ」
キロ「失礼なこと言わないで下さい。正しいことにしか使わないと約
束して、おじいちゃんに教えてもらったんです」
ライタ「………すみません」
○教会・内部
ボイスカはランタンに灯をともしている。
目立たないように、光は極限にまで絞ってある。
キロ「……この部屋なんか怪しいですね。入ってみましょうか」
部屋に入る一行。
部屋の中は、ゴウリの実をすりつぶしたり、
魔法を作用させたりする機材が所狭しと並んでいた。
ゴウリの実の甘酸っぱい香りが部屋一杯に染みついていた。
ライタ「ゴウリの実の工場……だな」
バルシア「アイグラント帝国は、ここでゴウリの実の不思議な力を形
にして、各地に売って、儲けていたのね」
ボイスカ「ここは目的の場所とは違かったんじゃろう? 早く次の部
屋を探そう。新手の見張りに出会ったらやっかいじゃ」
キロ「……そうですね。次の部屋に移りましょう」
移動する四名。
キロ「……ここなんかも怪しいですね。大きな部屋ですから」
部屋に入ってみる一行。
○三姉妹の部屋
入った途端に明かりがつく。
そこには三人の女性の姿があった。
女性1「基地の中が騒がしいと思ったら、原因はあんた達ね」
女性2「何者ですかぁ?」
女性3「事と次第に寄っちゃあ、許しませんことよ?」
女性達は既に戦う装備をととのえていた。
ライタ「お前ら、アイグラントの手の者かっ?」
女性1「もちろんその通りよ」
ライタ「それなら容赦はしないっ! 師匠、バルシアさん、キロちゃ
ん、戦闘です!」
戦闘開始!
この三人、名をそれぞれ、エンター・ノーマス・ゴジット
というが、今までの敵など比べものにならないほどに強いっ!
四人は苦戦を強いられるが、なんとか勝利を掴み取る。
ライタ「……ふう~っ……やっと全員気を失ってくれた」
ボイスカ「目を覚ましても動けないように、厳重に縛っておこう」
ボイスカが三人を縛るのを終えた頃、キロが、
キロ「……それじゃぁ、次の部屋を探しましょうか」
ライタ「またこんな奴らが出てこないだろうなあ」
バルシア「多分、これだけの強さを持った人間なら、アイグラントで
も相当高い位の軍人のはず。こんな村にそんなに何人もこの
レベルの人は送られてこないと思うわ」
キロ「それに、次の部屋でめぼしい部屋は最後です。多分そこがゴウ
リの実の貯蔵庫になると思います」
ライタ「分かった。じゃあ急ごう!」
○教会・ゴウリの実の貯蔵庫・前
ライタ「この部屋かい?」
キロ「……ええ」
ライタ「じゃあ開けてみよう」
ライタが扉のノブに手を掛けるが、回しても、扉は開かない。
どうやら鍵が掛けられているようだ。
バルシア「大事な貯蔵庫ですものね。鍵くらい掛けて当然だわ」
キロ「……ここで私の出番です」
キロ、裏口の時と同じように道具を使って
扉の鍵を開けようとする。
キロ「……できました!」
キロはドアのノブを回す。
しかし扉は開かない。
キロ「あら……?」
バルシア「キロちゃんどうしたの?」
キロ「厳重な鍵みたいです。あれ~、開いたと思ったんだけどなあ?」
再び鍵を開けようとするキロ。
だいぶ時間がかかっている。
ボイスカ「おい……まずいぞ。もう夜が明けてしまう」
間。
キロ「……やっと開いたーっ!」
ゆっくりとドアノブに手を掛けるキロ。
そのままゆっくりと回す。
扉は、キイと小さな音を立てて開いた。
キロ「成功!」
バルシア「やったじゃない!」
ボイスカ「もう夜明けだ。取る物取って、とっとと立ち去ろう」
○ゴウリの実・貯蔵庫
棚一杯にゴウリの実の入ったかごが並べられている。
キロ「このかご一つで、百個は入っているな」
キロはかごを棚から取り出す。
ライタ「あっ……俺が持つよ」
キロ「軽いから……大丈夫ですよ」
ライタ「力仕事は男の仕事だから」
キロ「………」
ライタはキロからかごを受け取る。
ライタ「……あれっ……ほんとに軽いな。片手で軽々持てちゃう」
バルシア「お目当ての物も手に入ったし、そろそろ帰りましょうか」
ボイスカ「新たな見張りが起きてくるとも限らん。帰りは静かにな」
もう薄明るくなって、ランタンに灯をともす必要は
なくなっていた。
四人は自分たちの入ってきた裏口に急ぐ。
○教会・裏手
裏口を出ると新たな見張りが四人の前に立ちふさがった。
それらを片付けるライタ達。
入ってきた時と同じように、キロの魔法で裏の壁を越える。
今度はライタがキロの背中から手を離すことはなかった。
明日は「台本ミーティング」ですう。
関係者3人集まって、どんな話にするか話し合いますう。
ついでに劇場も見に行ってしまいますう。
楽しみですう。
ではではあ。