おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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戯曲『ONE EYES』第2場 大切な場所

2007年10月21日 15時41分52秒 | 戯曲・戯小説『ONE EYES』
    慎平と将が入場してくる。
    2人はさしてきた傘をたたむ。
    将は立ち止まり、慎平の方を向き、

将  「ここが僕の場所だ」

    と言う。

慎平 「なんで俺もここまで付いてきたんだろうな」

    慎平はひとりごつ。

    将はドアを外側に開け、中に入る。
    慎平も続いて入る。

    舞台に田中みどりが入ってくる。

みどり「あら、」
将  「こんちは」
みどり「今日は。」
慎平 「こんにちは~」
みどり「あら?」
将  「(みどりに)慎平くん」
みどり「今日は」
慎平 「どうも」
みどり「(将に)お友達?」
将  「美術展で知り合ったんだ」
みどり「へえ~」
慎平 「まあそんなところです」
みどり「?」
慎平 「(将に)ここどこなの?」
みどり「??」
将  「僕の教室」
慎平 「なんの教室?」

    慎平は少しイライラ。

将  「絵画教室」
慎平 「(感心したように(?))はあ~(?)」
みどり「ここは山岸先生の教室よ」
将  「わかってます」
みどり「あと愛菜さんの」
皆神 「あの~…」

    皆神祐樹が首だけ出している。

みどり「はいっ?」
皆神 「みどりちゃん、」
みどり「なんですか、皆神さん?」
皆神 「コピー機借りていい?」
みどり「はい、もちろんいいですよ」
皆神 「すいません…」
将  「皆神さん、人見知りなんだから。入ってきていいですよ」
皆神 「いや、」
慎平 「(皆神に)どうも、」
皆神 「そういう訳では…(慎平に)あ、初めまして」
慎平 「はじめまして」
皆神 「皆神です」
慎平 「慎平です」
みどり「なに、慎平さんなんですか?」
慎平 「え」
みどり「名字は?」
慎平 「…」
将  「教えてくれないんだよね」
みどり「え~、何でですかぁ~?」
慎平 「(みどりに)キミ、名前なんていうん?」
みどり「あ、ごまかした。まあいいや、田中みどりです」
皆神 「私、(名前)呼んでましたよね」
みどり「皆神さん、入ってきてください、コピー機こちらです、分かりますよね」
皆神 「ハイハイわかります」

    皆神がみどりに促され、入ってくる。
    皆神は後ろを向き、コピーを取り始める。
    皆神が入ってくる途中で、

慎平 「ところで俺、ここに何しに来たんだ?」
みどり「聞いてどうするんですか。将くん友達なんでしょ?」
将  「あぁー」
みどり「違うの?」
将  「いや、友達」
慎平 「(俺は)よくわかってないぞ」
みどり「そうなの?」
慎平 「将くんに聞いて」
みどり「?」
将  「僕が慎平くんをここに連れてきたのは、」
修  「ウィーッス!」

    市川修、ドアを開けて入ってくる。

みどり「あらこんにちは」
慎平 「あぁ~~っっ!!」
修  「ええ~~ッッ!?」
慎平 「修ぅーっ!」
修  「慎んーっ!」

    慎平と修は両手でハイタッチをし、握手して再会を喜んでいる。

みどり「なになに??」
将  「……」

    将は少し不機嫌そう。

慎平 「ひっさし振り!どうしてた?っていうかどうしてここに?」
修  「俺のセリフだって、それ。何で慎がここにいる訳?見学?もしかして。ここに入るの?」

    その間にコピーをし終えた皆神が退場。

慎平 「違う、そこの彼に連れて来られたんだよ。訳も分からず」
修  「へ?将さん?」
将  「まあな」
修  「まあいいや、久しぶりだもんなあ。向こうで話そうぜ」
慎平 「あ、ああ」

    慎平と修は奥に行きかける。

将  「ちょっと待て。話がまだ終わってない」
修  「あぁ、そうなの?じゃあ済ませてよ」

    将は慎平に歩み寄る。

将  「慎平くん、今度、日本中の絵描きが出品する大規模な絵画コンクールがあるんだ」
慎平 「?うん」
将  「君も出してみよう」
慎平 「はあ?」
将  「何とかなる、その面構えなら」
慎平 「顔、褒められてるのか?」
修  「多分な」
慎平 「なんだかなあ」
将  「決まりな」
慎平 「えっ?」
みどり「こういう人なの、将くんって。慎平くん、悪く思わないでね」
慎平 「悪くは思わないけど、びっくりする」
将  「(みどりに)そういう訳で、彼は今日からここの生徒ね」
慎平 「え?」
修  「いいじゃんいいじゃん、そのほうが楽しいし」
慎平 「えぇ~っ!?」
みどり「あっ…入会されますか?」
慎平 「ええっ?」
将  「入りなさい」
修  「入っちゃえよ、慎」
慎平 「でも料金とかは?」

    みどりパンフを取り出し、

みどり「将くんと修くんの紹介ということなら、これくらいになりますよ」
慎平 「あぁ~~…」
修  「高くないだろ?」
慎平 「まあこれなら」
修  「よし、決まりっ」
慎平 「いいのかなぁ?」
将  「いいんだよ」
修  「良かったじゃん」
慎平 「そうか?」
修  「久しぶりに遊ぼうぜ」
将  「慎くんは遊びに来たわけじゃない」
修  「そうなん?遊びに来たんじゃないの?」
将  「違う」
修  「まあいいよ、話は終わったんでしょ?奥で話せる部屋があるから」
慎平 「ん」
修  「高校卒業以来だよね、何してたー……」

    慎平・修は退場。

みどり「残念、取られちゃったね」
将  「別に…」
みどり「強がってる」
将  「うるさいな」

    将は奥のアトリエに行ってしまう。退場。

みどり「また絵に逃げるの――?」

    ひとり取り残されたみどり。

みどり「苦しいな…」

    みどりは溜め息ひとつ。

    気を取り直して、そこにあるパソコンの画面に向かう。
    キーボード・マウスを扱いインターネットをしている。

みどり「パシオン365にこんな番組登録されてたんだ~。『サンライツ・セッティング』?聞いた事ない番組名だな…聴いてみるか」

    音楽が流れ始め、DJのトークが聞こえてくる。
    若い女の子の声。

インターネットラジオの声「こんにちは~!サンライツ・セッティングを聞いてくれてありがとう!ナビゲーターの今井麻衣子です」
みどり「イマイマイコ……マイマイ…」
麻衣子「この番組も始まってから1ヶ月。ようやくリスナーの皆さんからメールなどが届くようになり、ほんとナビゲーターやって良かったと思う毎日。ウルウルです。感動です。その中から厳選してメールご紹介しますね。でも皆さんからいただいたメールは全てこの私が読んでますから。信じていてくださいね。今日読めなかったメールは、いつかまた機会があったら紹介したいと思っています。ではその前にオープニングナンバーはこの曲から。『○○○で、○○○○』」

    ノリのいい曲が流れ始める。
    ちなみにこの曲は、今井麻衣子が渋谷恵美と相談して、番組で流すと決めたものである。

みどり「あ、この曲好き」

    みどりはしばらくそのままで音楽を聴いている。
    するとドアをノックする音がする。

みどり「はーい、」

    みどりは中腰。ほんとは聴いていたい。
    再びノックの音。

みどり「はい」

    みどりは立ち上がり、出入り口に向かう。
    コンコンコン…みたびノックの音。
    音楽はいつのまにか消える。

みどり「はい、どなたでしょう?」

    みどりはドアを開ける。
    するとドアのすぐ前に立っていた路也徹の頭に、ドアが「ゴツン!」と当たる。

徹  「痛ぁッ!」
みどり「あっ、すみません」
徹  「このドア、こっちに開くんだ…」
みどり「大丈夫ですか?この建物古いから…」
徹  「いや、大丈夫…」
みどり「ごめんなさい」
矢崎 「こちらに、水原将という男はいるかな?」
みどり「はいっ?あ…はい、居ますけど」

    矢崎義隆と徹は眼鏡(サングラス?)に帽子といういでたちで、顔があまりよく判別できない。

矢崎 「ちょっと失礼させてもらう」
みどり「あのっ、どちら様ですか?」
徹  「ちょっとで済むんで」
みどり「あっ、あのっ」

    矢崎と徹は、中にドカドカと遠慮なく入ってくる。

矢崎 「こっちか?」
みどり「あ、はい、そうですけど」

    矢崎は奥(袖?)へと退場。

徹  「すぐ済みますからね~」

    徹も矢崎のあとにすぐ続いて奥へ。
    みどりに手を振ったりなどしつつ、退場。

みどり「……誰?……あっ、……」

    みどりはこのとき何かを思い出したが、それが何だったのかすぐに分からなくなってしまう。

みどり「…何だっけ?……まいっか。…将くんの友達なら大丈夫(?)…でしょ」

    みどりは再びパソコンに向かう。
    鼻歌など歌いつつ。

みどり「ブログの更新でもしようかな…と」

    またキーボードとマウスを使い、インターネットをするみどり。

みどり「…あ、慎平くんのこと書こう」

    みどりはキーボードを打つ。

みどり「…今日、うちの絵画教室に新しい生徒さんがやって来ました。S君とでもしておこうかな。元々うちの生徒だったO君と親友だったらしく、大盛り上がりでした。O君、大人しくてどちらかというと目立たない人だと思っていたのに、あんなにテンション高いところを見るのは初めてで、意外でした。S君は、なかなか面白いヤツです。でもちょっと遊んでる風。ちょっといいかな、とも思うけれど、私の想いは一途なので揺らぎもしません」

    キーボードを打つ手を休め、

みどり「これくらい書いちゃったほうが面白いっと」

    いつの間にか、みどりの後ろには皆神がいる。

皆神 「みどりちゃん?」
みどり「はいっ!!?」

    みどりは、飛び上がらんばかりに驚く。

皆神 「ごめん、驚かすつもりはなかったんだけど、」
みどり「あ~、びっくりしたぁ~…(皆神に)大丈夫、皆神さん、なんですか?」

    みどりは立ち上がって皆神の視界をふさぎ、パソコンの画面が見えないようにする。

皆神 「いや、……何してるの?」
みどり「あぁ、ブログ書いてたんです。パソコンで」
皆神 「ブログ?」
みどり「インターネット上に書き込める日記みたいなものです」
皆神 「いや、知ってる。私も持ってるから。ブログのページ」
みどり「そうなんですか!?知らなかったなあ。教えてくださいよ。なんてタイトルですか?」
皆神 「いや、恥ずかしい」
みどり「いやいやネットで公開してるんだから今さら」
皆神 「そうか。いや~…えっとね…」
みどり「はい」

    みどりは皆神を見つめる。

皆神 「いやいやいやいや恥ずかしい!」
みどり「そうですかぁ?じゃあいいです」
皆神 「いやそんなに見つめられると…」
みどり「え?」

    みどりは皆神の顔を眺める。

皆神 「いや、…『カミカミのペンシルノート』という…」
みどり「へえっ、面白い題名ですね」
皆神 「いや、皆神のカミを取って…」
みどり「はい、分かりますよ」
皆神 「いややっぱり恥ずかしかった!」
みどり「これからもっと恥ずかしいですよ。検索して見ちゃうもんねー。皆神さんのブログ」
皆神 「ええーっ!」
みどり「『カミカミのペンシルノート』……あった!」
皆神 「あらららら」

    なんか皆神さん、嬉しそうにも見えるぞ。

みどり「…へえ~~っ……ふぅ~ん……」

    みどりは興味深そうに皆神のブログを読んでいる。

皆神 「……なにか感想などあれば」
みどり「皆神さんらしい」
皆神 「はい、」
みどり「面白かった」
皆神 「ありがとうございます」
みどり「どういたしまして」
皆神 「……みどりちゃん、」
みどり「はい?」
矢崎 「失礼」

    矢崎と徹が、奥から戻って出てくる。

徹  「みどりちゃん、まったね~!」

    矢崎と徹、そのまま表に出て、退場。

皆神 「なんですか、あいつら?柄悪いな」
みどり「……」

    みどりはじっと矢崎たちが出て行ったドアの方を見詰めている。

皆神 「みどりちゃん、どうしたの?」
みどり「……私、やっぱり昔、あの人に会ってる気がする…」
皆神 「えっ?あの人って今の?…あの柄悪い?」

    みどりは我に帰り、焦って皆神に向き直る。

みどり「あっ、いや違います!今私なにか言いました?白昼夢!?ちょっとボーっとしてたんです。忘れてください!」
皆神 「えっ?あっ、そう?…ならいいけど…」
みどり「ごめんなさーい」
皆神 「…」

    将が入ってくる。

将  「なんだかうるさいな。何の騒ぎだ?」
みどり「あっ将くん、今の人たち誰?」
将  「あぁ、」

    少し間。

将  「知り合い。」
みどり「そう、…わかった」

    変な間。

皆神 「…あっ、水原君、水原君もブログやってる?」
将  「えっ、やってますよ」
みどり「そうなの!?」
将  「なに?」
みどり「アドレス教えて」
将  「秘密」
みどり「なによケチー~」
将  「なんだよケチって」
みどり「ケチはケチじゃん」
将  「僕ちょっと出てくるね」
みどり「えっ?何で?」
将  「何でってそのつもりで出て来たんだから」
みどり「そう…」
将  「じゃ、」

    将、ドアから出て行き、退場。
    見送るみどりと皆神。

みどり「……」
皆神 「なんか怪しいなあ」
みどり「何がですか?皆神さん」
皆神 「あの柄悪い奴らと水原君、なんか怪しい」
みどり「どういう意味ですか?」
皆神 「いや分からない、勘だけどね。私のカン鈍いから、気にしないで」
みどり「そう言われると気になりますね」
皆神 「気にしてくれる?」
みどり「いや、それほど」

    皆神ずっこける。

みどり「冗談ですよ、皆神さん。だから気にしませんし、気にしないで」
皆神 「えぇ?」
みどり「(小さな声でつぶやく)お願いします……」
皆神 「…?(よく聞こえない)」

    慎平と修が入ってくる。

修  「なになに何の話?」

    みどりはハッとする。

皆神 「自分のブログ持ってるかって話だよ」
慎平 「えぇ?」
みどり「修くんはブログやってる?」
修  「やってるよ」
みどり「そうなんだ。じゃあ慎平くんは?」
慎平 「何ですかブログって?」

    本気の慎平。
    皆コケたり困ったりする。

修  「お前ほんとにブログ知らないの?」
慎平 「ああ」
修  「それはすごいよ!」
慎平 「スゴイか?」
みどり「ブログってね、ネット上で公開できる日記みたいなもので、」
慎平 「えっ、日記を公開するの?」
修  「そうだよ」
慎平 「恥ずかしくねー?それ」
皆神 「改めて考えるとまあ」
みどり「恥ずかしいって言えば恥ずかしいかもね」
慎平 「そうだろ?なんでそんなことすんのさ?」
修  「慎もやってみろって、面白いから」
みどり「コメントとか返ってくると楽しいよ」
慎平 「そうなのかぁ~?俺にはよく分からん!」
皆神 「誰でも簡単に始められますから」
修  「そうそう、やってみな」
慎平 「うーん…考えとく」
修  「始めたらアドレス教えろよな」
慎平 「お前には絶対教えない」
修  「あん?」

    みどりと皆神は笑っている。

修  「で、お前ほんとに絵画コンクールに出品するのか?」
慎平 「…うん、ちょっとやる気になってきた」
修  「ほんとかよ?俺だって迷ってるのに」
みどり「そうなの?迷うことないよ、チャレンジチャレンジ」
皆神 「そうだよ。迷う必要はない」
修  「そういう皆神さんは?」
皆神 「…まだ未定」
修  「何ですかそれ?」
慎平 「みどりさんは描かないの?」
みどり「私は全然!ただのスタッフだし、絵なんてヘタもどヘタですから」
慎平 「そうなんだ~、でも俺の方が下手だと思いますよ」
みどり「そんなことないって!ぜんぜん上手いはず」
慎平 「じゃあ今度見せ合いましょう」
みどり「やだ~~っ。描いたことないもん」
皆神 「描いてみたら上手いんじゃないの?」
みどり「いや絶対ヘタです。描かなくてもわかる」
修  「高校の頃の美術の成績は?」
みどり「確か“頑張りましょう”」
修  「あー…いや、5段階とか10段階で」
みどり「忘れちゃった。うふ」

    皆神さん可愛いとか思ってるぞ、絶対。

慎平 「俺4だったな」
修  「5段階で?」
慎平 「お前知ってるじゃん、10段階」
みどり「(慎平に)それでなんで絵を描こうと思ったの?」
慎平 「あんたに言われたくないよ!」
みどり「あっそう…ごめんなさ~い」
皆神 「修くんは?」
修  「はい?」
皆神 「成績」
修  「あぁ、8か9くらいだったと思いますよ」
みどり「じゃあ結構いいわね」
慎平 「だからあんたがゆうな!」
みどり「は~い」
慎平 「あ、…俺も言えないか…(低い声色で)」

    照明が変化する。
    慎平とパソコンだけが見えている。
    パソコンの前に座る慎平。
    キーボードを打つ。
    打ちながら、

慎平 「本当になんで付いて行ったんだろう……将の奴…あ、S.M.の奴か、修正…えっ、SM?あいつSMかぁ……まいっかこのままで、…なんで付いて行ったのか、S.M.に…解らない。けどあのままあいつを1人で帰したら奴が死ぬほど傷付くような気がしたんだ。考えると変な話だけど。あいつの目がそんな色を放っていた。あいつは重要なことを俺に話さないで隠している気がする。それが何かは判らないけれど、それは簡単なことじゃない。なにか複雑な事情なのだろう。それについては、これから、あいつが話してくれるのを待とうと思う」



 すみません、長くて(-_-;

 久々のONE EYESです。

 今回のシーンは顔見せですね。
 こんな人が出てきますよー、という人物紹介。
 チラリと人間関係(色恋関係?)も触れておいて、この先につながっていきます。

 なんとか読み易いホームページ上で発表したいと思ってはいるのですが、なかなかHP作るというのは大変なことで……
 頑張りまーす

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6 コメント

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Unknown (おさか)
2007-10-23 15:50:25
ほー、若者ですなあ♪
会話がテンポ良くていいですね。微妙な人間関係もさりげなく提示されていて。
舞台で実際に演じるのをみたら、また印象が違うんでしょうねー。
個人的にはみどりちゃんが気になりますー。
返信する
若いんです、青いんです。 (鉛筆カミカミ)
2007-10-23 23:43:28
▼おさかさんへ

 コメントありがとうございます!

>舞台で実際に演じるのをみたら、また印象が違うんでしょうねー。

 そうなんですよねー。僕は書いているとき舞台で完成しているやりとりを想像しながら書きます。

 なのでそこから会話を拾って書き綴るので、ワンクッションおいた形になります。

 やっぱり物語という形においては、小説の方がスッキリ分かり易く伝わるなあ、というのが現在の僕の考えです。

 やっぱり戯曲はブログよりホームページで発表したいところですね。
 で、演劇関係者が読んで舞台化してくれたらいいなあ~…と、いうのが僕の夢です。
 そうはうまくいかないか…(^_^)

>個人的にはみどりちゃんが気になりますー。

 そうなんです。みんな、みどりと水原将の恋愛の動向ばかり気にするから、本当は磯野慎平が主人公のはずだったのに、いつの間にかラストではみどりが主人公のようなシーンになってしまいましたよ。これ初演の時の話。
 慎平役の役者にみどり役の子が主人公じゃん、とツッコミ(嫌味?)を言われてしまいましたよ(笑)
返信する
大勢 (ヴァッキーノ)
2007-10-24 05:47:34
今回はかなりな人数が入り乱れてますね。

舞台ではどんな感じになるんだろう。

ボクは慎平ってもっと静かな男なのかと思ってましたが、ハイタッチしたりして案外気さくな人なので安心しました。

若いからみんなどこかトンガッテいて、鋭く痩せてる感じがいいですね。
返信する
ヴァッキーノさんへ (鉛筆カミカミ)
2007-10-24 12:47:30
 まだ人数増えます。
 総勢11人だったかな?第0-1場を読めばわかるな。

 役者全員が舞台に乗るシーンもいくつかあって(第0場もそう)、さすがにその時は大きな動きはできないけど、2段舞台で広かったので、狭い感じはまったくしませんでしたよ。

 慎平は明るくて軽い(身軽?)性格の設定です。で、女好き。
 第1場では将に気圧されていたんですね。

 女好きといえば、ONE EYESの登場人物はみんな恋愛に貪欲です。
 若いしねえ。これからそんなんばっかになりますよ。
返信する
長い・・・ (showhey)
2007-10-26 10:47:26
こんにちは、

頑張って読もうと思って途中まで見させてもらいましたが・・・
寝不足の私には・・
睡眠を充分とった時じゃないと、人物のが把握できなし。

時間があるときまたチャレンジしま~す。
返信する
ごめ~ん、 (おっちー)
2007-10-27 00:48:38
 長いよねー、ほんとごめん。
 読者に優しくない作者。

 あのね、僕も分かってるんよ、戯曲って読者に負荷をかけるメディアだって。
 劇になって、役者が生きた形にすることで、初めて一個の作品になる。
 生きてる役者と、人間である観客との媒介になってはじめて息を吹き込まれるんだよね。

 で、戯曲って書くほうにとっては都合の良い媒体なんです。
 難しいこと考えないで済む。頭の中で繰り広げられていることを、人物名と台詞だけで表現した気になれる。
 絵のない漫画なんだと思っています。脚本は。それひとつの完結した作品だと、もし仮定した場合。
 でも絵がないから、読者に示せる情報量は圧倒的に足りない。
 でも書いた方は表した気になれる。

 僕は戯曲と小説と詩の中間を行く作品を創れたらな、と画策しています。告白してしまうと。
 でもまだそれを紡ぐには力が足りない。
 とりあえずはそれぞれを万遍なく書いて、いつか融合出来たらな、と思っています。

 という訳で、長い目でひとつ、よろしく!
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