団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

バス停で亡くなった64歳女性の人生は

2021年12月11日 | 生き方

昨年11月に起こった「渋谷ホームレス殺人事件」の被害者の

人生を追ったNHKのドキュメンタリー、この事件を覚えてるか

たも多いかと思うが、あらためて人間の人生は最後までわから

ないということを痛感した。

 

渋谷区のバス停の小さなベンチで夜をすごしていたホームレス

だった64歳の女性、近隣に住む46歳の男性から突然,石の

入った袋で殴られて命を落とした、「自分の家の近くにホーム

レスがいるのが目障りだった」という犯人の男性、なんとも許

しがたい犯罪である。

 

NHK記者の記事によると、この女性は広島県出身で短大卒業後

はアナウンサーを目指し結婚式の司会業をするかたわら舞台俳

す優を目指す活発で前向きだった評判の女性、27歳のときに

結婚、順風満帆の人生かと思われたが夫の暴力にあい、わずか

1年余りで離婚、そこからが暗転、いろんな仕事をしていたが

リーマンショックなどもあり、ネットカフェ生活を経てホーム

レスになったと推測される、最後のころ、スーパーの試食販売

で生活費を得ていた彼女は、コロナで試食販売が中止されると

仕事を失い、夜はバス停のベンチで休むしかなかった。

 

誰にも迷惑をかけずひっそりと夜を明かした生活をしていた彼

女、亡くなったときの所持金は、わずか8円(5円玉1枚、1

円玉3枚)だった、家族にも行政にも(生活保護の申請)周囲

の誰にも最後まで助けを求めなかった、それにしてもこの悲惨

な事件、彼女は何を思っていたのだろうか?きっとこんなはず

ではなかったのにと思ったのでは?なんともやりきれない事件

だ。

 


ブログ開設6年目に思うこと

2021年12月10日 | ブログ

早いものでブログを始めて6年目を迎えた、ブログを始めた当

初はテーマも定まらず誰も読んでくれなかった、ましてや不定

期な更新ではアクセスも増えず、過疎ブログのまま終わるのか

と思ったものだ。

 

それでもふだん自分の考えてることや感じたことを表現するこ

で少しずつアクセスも増え、フォロアーも増え、小さな積み

重ねが張り合いになり今日に至ったような気がする、また色ん

な人のブログを訪問することで多様な趣味や生活感に触れるこ

とができるのは新鮮である、そしてそれぞれの人生がブログか

ら断片的であるが垣間みることができる瞬間があるのは読み手

として私にとって大切な一時である

 

ブログを続けることは私にとって自分を支えるもの、そして自

と向き合う時間である、68歳から始めたブログが5年間続

いた、これからいつまで続けられるかわからないが、きっと誰

が見てくれる、そんな思いを抱きながらこれからも更新を続

けたいと思っている。


年賀状の季節がやってきた

2021年12月09日 | 年賀状

今年も年賀状の季節がやってきた、年賀状は定年後にだいぶ断

捨離したので、受け取る枚数も出す枚数も減ってスッキリした

ことは確かである、定年をきっかけに何年も会ってない人、今

後も会う予定のない人、義理だけの年賀状、印刷だけの年賀状

のやりとりには、なぜ続けるのか?と思ったものだ。

 

きっと相手もそう思ってるのでは?と思うけど自分から、やめ

るのはなかなかできないものだ、いわゆる「いい人願望」があ

るからだろう、そこで数年前に自分のほうから送らなかったら

翌年から相手からこなくなった、お互い同じ思いを抱いていた

のかもしれない、今では義理で送ってきていた相手の負担を減

らすことができたのではと思っている。

 

「年賀状じまい」を考えたこともあったけど、踏み切れないな

いのは今だに交流のある人たちがいるからである、そのごく少

数の人たちとは年賀状のやりとりは安否確認も含め続けたいと

思ってる。


年収が多いと生活満足度が高い!?

2021年12月08日 | 生き方

雑誌の特集で年収300万円と年収1000万円どちらが生活

の満足度が高いか?という記事があった、年収が少ないと税金

や社会保険料の負担が少ない、児童手当、高校無償化を受けら

れる、高額療養費の自己負担も少ないとあるが正直年収の多い

ほうが生活の満足度が高いと思うのが一般的である。

 

お金は生活に必要なもの、お金がもっとあれば楽になるのにと

いう場面が多いことも確かである、それだけお金を持つほど幸

福になるというのは誰もが信じる法則である、ただ人もうらや

ほど年収も資産も多い富裕層が必ずしも幸福とはいえないケ

ースがあることも事実である、逆に世間的に低収入と思われて

いても現状のお金で満足している人がいることを考えると生活

の満足度は年収の多寡でなく生きてくうえでの心の持ち方こそ

切のような気がしてならない。

 

 

 


働く女性の自殺について思うこと

2021年12月07日 | 

長引くコロナ禍が、働く女性に深刻な影響を及ぼしている、仕事

を持つ女性の自殺が昨年は約1700件に上り、前年まで5年間

平均より3割増加している、昨年の自殺者が2万1081人と

り、リーマンショック後の2009年以来11年ぶりに増加し

た、男性は減少したが女性が15%増と大きく増えた。

 

自殺対策白書によると事務員や販売員、医療・保健従事者が多く

遺書などから、わかった動機は「職場の人間関係」「職場環境の

変化」そしてコロナ禍で女性の就労環境が悪化したことが自殺増

の一因とみられてる。

 

幼い頃、母親が愛人とダイナマイト心中自殺という壮絶な体験か

著書「自殺」を書かれてる作家の末井昭氏「自殺する人は真面

目で優しい、感性が鋭くてそれゆえ生きづらい人です、真目だ

から考え込んでしまって深い悩みにはまりこんでしまう」と独

視点で自殺する人の心情を捉えてる。

 

「自殺を思いとどまることができないならとりあえず明日まで待

って下さい、その一日があなたを少し変えてくれます、時間には

ういう力があります、そしていつか笑える日が来ます、きっと」

呼び掛けてる、確かに生きづらさの要因が少しでも改善なるま

で今がどん底と思い生きて欲しい、逃げることも必要だし、生き

る道は一つだけではないと言いたい。


人間は誰もが演技をしている!?

2021年12月06日 | 生き方

私たちは日常のなかで広い意味で多かれ少なかれ演技をしている、

それは自分の存在を認めて欲しい、好かれたい、嫌われたくない、

注目して欲しい、仲間はずれにされたくない、だから時には人間

関係において見え透いたお世辞を言ったり、本心をいえなくて、

心にもないことを言ったりすることがある、これがもうひとりの

自分であり、演技をしている自分である。

 

過去をふりかえると、本来の自分とは違う嫌悪するほどの自分に

気づくことがある、誰でも人には嫌われたくないから気づくと、

誰にでもいい顔をしてしまう、ついつい、いい人を演じてしまい、

自分を苦しめてしまう結果になることは長い人生のなかでは往々

してあるものだ。

 

内心思ってることを正直に言えない、あるいは言えない、もしく

全く心にもないことを言ったりすることは楽しいことではない、

しかし人間はこのような演技をすることで、どうにか人間関係を

維持できるのかもしれないというのが73才の私の実感である。

 


介護危機あなたの老後を守るには

2021年12月05日 | 介護

団塊の世代が75歳以上となる2025年には介護を必要とする

人が現在の600万人から800万人以上に激増、介護にかかる

総費用は20兆円になると見込まれ、在宅でも施設でも十分な介

護を受けられない介護難民は40万人以上に上るといわれている。

 

それなのに介護報酬が引き下げになり(特に小規模デイサービス

が大きく引き下げ)職員全体のボーナスカットしないと運営でき

ない事態が出てるという、しかし全業種の平均月収が33万円な

のに介護職の平均月収は22万円、重労働なのに10万円も低い

のが高い離職離職率につながり、さらに募集しても人が集まらな

い、介護の人材不足のため特養老人ホームでベッドが空いてるの

に利用できないという深刻な事態になっている。

 

 

魅力ある職場を目指すといっても賃金を今より上げないと現実問

題として厳しい、又公的年金が年間280万円以上支給されてる

人の介護費用の自己負担が1割から2割に引き上げになったこと

で、高齢の夫婦で今まで月6万5千円の自己負担が月13万円に

なり一気に生活が苦しくなったという実態、要は格差が広がり裕

福であれば手厚い介護を受けられ、貧しくなると介護を受けるこ

ともままならない現実。

 

 

介護の資格者が380万人もいるのに介護職員が211万人、過

酷な労働のわりに賃金が安いという要因があると思う、やはり賃

金を上げなければ4年後まで32万人の不足を埋めるのは難し

ことは明白である、そう簡単に結論はでないが団塊の世代とし

は深刻に受け止めなければならない問題であることは確かである。

 


旅行に行きたいけれど

2021年12月04日 | 旅行

旅のいいところはふだん自分が住んで居る所とは違う場所にいく

ことで解放感と非日常の世界を体験できることである、旅先で目

にするものが、何でも目新しく感じられ興味をひく、綺麗な景色

を眺める、美味しい物を食べる、名所巡り、旅は非日常の世界、

日ごろ繰り返され日常から離れることは日々の生活を豊かにして

くれるものである。

 

今はコロナ禍で閉塞感のある日々を誰もがすごしている、この現

実を受け入れマスクをして生きている、コロナが終息した暁には、

旅行に行きたいけれど、残念ながら3年前に罹患した妻の関

ウマチの症状がかんばしくない、寛解までの道のりは厳し

婦で旅行することは現実問題として無理かもしれない、添付

真は4年前妻と九州旅行ときのものです。

 

 【玄海灘の夕日】

 

 


老後のとらえ方は人それぞれ

2021年12月03日 | 老後の生き方

老後とはいったい、いつからだろうか?人によって捉え方が違

う、60歳、65歳、70歳、いや仕事をリタイヤしたときと

色んな意見がある、私自身は自分が定年退職した63歳からが

老後だと思っている。

 

先日女性誌のアンケート調査で「老後はいつ訪れるものだと思

いますか」という質問に次のような回答があったが、まさに人

それぞれである。

 

■夫の定年退職(67歳主婦)

■夫を見送って(85歳死別)

■子供夫婦との同居(60歳パート)

■孫の誕生(52歳パート)

■働かなくてもゆとりを持って生活できるのが老後

(74歳・家庭教師)

■思うように動けなくなり家事ができなくなったら

(80歳主婦)

 

老後はある意味自由で気楽、やっと自分の価値観を優先できる

とき、どちらかというと憂鬱感とたまにちょっとした幸福感が

行ったり来たり、天気でいうと薄曇りという感じの日常、それ

が私が思う老後の実感である。


作家という仕事そして本とブログの違いは?

2021年12月02日 | ブログ

作家の収入は原稿料と印税、印税率は8%~14%、例えば1冊

の本の価格が1000円、1万部売れたら印税率10%の場合1

00万円の収入になる、ただ作家は執筆時間が長くても短くても

売れなければ収入にならない、だから作品のタイトルは吟味する、

出版社の思惑もあり、読者受けするタイトルでアピールする、例

えば一時多かった「○○の力」などはまさにそうだ、よく読者レ

ビューのなかに「タイトルに惹かれ購入したのに中味のない内容

で損した」等はよくあることだ。

 

一方ブログはほとんどが無償で動いてる、お金と時間にふりまわ

されないで自由に書けるのがブログの魅力である、たとえタイト

ルが読み手の受けを狙ったとしても本と違い無償だから読み手が

損するわけでもない、そもそもブログはある人にとってはつまら

なくても、ある人にとってはよかった、共感できると評価はそれ

ぞれ違うもの、そしてブログは誰にも評価されなくても経済的な

見返りがなくても、自由にやり続けることができる。

 

そう考えると本とブログの違いは何だろう?文章を書くことは同

じだが、プロとアマチュアの違い(プロがブログを書いてるケー

スもある)、有償か無償かの違い、締め切りに追われるか、追わ

れないかの違いのような気がする。