快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 熊本地震と雲仙岳や霧島山の地震計の振幅計測値 その12

2016-06-25 10:12:21 | 地震 津波
 6/24は熊本とその近辺エリアでのm2.5以上の有感地震波2件でした。
 この地震、パターンがレギュラーなものとは違っていました、
 雲仙岳も霧島山も下降、しかし雲仙岳の下降の度合いが霧島山の下降の度合いよりもかなり大きく、その過程で発震がありました。

引用開始(一部抜粋)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html
引用終了

 通常ならば霧島山がフラットかやや上昇、グラフ上の勾配で雲仙岳がそれを上回る上昇の時に有感地震が発生する事が多い傾向が多かったのです。
 そしてこの6月24日 5時43分ごろの地震を最後に熊本エリアでの有感地震がパタリ止まり、現在に至りました。
 この事から「これを境に、雲仙岳エリアの地殻の動く方向や勢い、霧島山エリアの地殻の動く方向や勢いの相対的関係、つまり相互の地殻バランスに変化が生じたのではないか?」 と思えなくも有りません。
 そしてこの6月24日 5時43分ごろの熊本地震のすぐ後に何が発生したか? と言うと、それは次のやや大きな地震です。
2016年6月24日 6時05分ごろ 与那国島近海 M6.1 最大震度2
 これらの事を含め全体を見渡して、次のような傾向が発生したと筆者は考えています。
 「一連の変化の元となる要因はフィリピン海プレーやユーラシアプレートの相対的動きの変化と見られ、それは両プレート毎についても動きに方向や勢いの変化が生じた為と見られる。そしてフィリピン海プレート内、或いはユーラシアプレート内でもその動きは同じ、或いは均一ではなく、エリアによって違いがあり、その違いも変化している。」
 注意したいのは4月14日の熊本地震の発生前は、それまであった薩摩半島西方沖の有感地震が暫く無くなった事です。
 発震や火山等各所での地震計で振動データにパターン変化の傾向があると震源が移動する事も場合によってはある、と言う事はどうもやはり言えると思えます。
 パターン変化の過程は当ブログで雲仙岳、霧島山、薩摩半島西方沖地震関連の記事で4月14日の熊本地震発生前から記事にしています。
 但し、現時点での傾向が今後も続くとは限らないのと、こうしたパターンの変化が必ずしも大きな地震に結びつくとは限りません。
 大地震が発生するか否かは現状、「神のみぞ知るの領域」と思っています。


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