快気分析

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仕組みとアプローチ -  後でわかった 輪島市内の観測点で震度7を観測

2024-01-27 09:02:58 | 火山 地震 津波 
 令和6年能登半島地震では輪島市内の観測点で震度7を観測していた事がわかりました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.jma.go.jp/jma/press/2401/25b/20240125_sindo_tsuika.html

令和6年1月25日

概要
一連の「令和6年能登半島地震」における、令和6年1月1日16時10分の最大震度7を観測した地震において、震度データが入電していなかった3カ所の震度観測点のデータを入手し、輪島市内の観測点で震度7を観測していたことがわかりました。

本文
震度5弱以上と推定され震度データが入電していなかった3カ所の震度観測点について、本日、データを入手し確認しましたので、お知らせします。

○ 観測点名
○ 推定されていた震度(注)
  ○ 今回入手した震度
 輪島市門前町走出*(わじましもんぜんまちはしりで)   6強      7(計測震度6.5)
 能登町松波*(のとちょうまつなみ)   6強     6強(計測震度6.2)
 能登町柳田*(のとちょうやなぎだ)   6弱     6弱(計測震度5.8)
 *:石川県所管の震度観測点です。
 注:上記の観測点における推計震度分布図での推定値であり、
   観測される震度との間には誤差が含まれ、1階級程度ずれることがあります。

引用終了

 激しい揺れで通信が途絶えたと言うのはわかる気もするのですが、これって被害想定に影響して初動対応の遅れにもつながるケースが出て来るのではないでしょうか?
 最大震度が想定より大きかった地区が有るだけでなく、例えばマグニチュードの算出だって各観測点の震度から計算されるのですから。
 地震や地割れ、津波、地滑りや土砂崩れなどで地震計のデータについて通信障害が発生し得ると言うのはどうにかならないでしょうか。
 対策として各地震計の設置場所から衛星電話で通信する、と言うのは流石に無理でも何カ所か近距離の地震計をローカル通信で拠点となる通信システム設置場所にデータを送り、そこからまとめて衛星電話でリアルタイムで各地震計のデータを気象庁に送るとか、にしないと。
 

仕組みとアプローチ -  明後日は満月 そして既に積雪が多くなっているエリアが多い状況

2024-01-24 22:25:31 | 火山 地震 津波 
 明後日26日は満月。
 今日はその前後4日間に既に入っています。
 月齢による地震トリガーとして平均よりは大きいはずですが、地震トリガー全体としては月齢によるものだけではないので全容はわかりません。
 積雪で屋根などが雪で重くなっている時に大き目の地震が来ると、少なくとも積雪が無い時よりは地震による影響が大きくなるわけで、特に能登半島地震で(一目見てわかる、わからないにかかわらず)ダメージを受けているような建物に関しては通常より注意が必要と思われます。
 危なそうなら安全な建物へ避難するに越した事はありません。


仕組みとアプローチ -  新耐震基準の弱点1 地震荷重は水平繰り返し荷重しか考えていない

2024-01-21 09:13:16 | 火山 地震 津波 
 令和6年能登半島地震では倒壊した建物の殆どは新耐震基準を満たしていないものでした。
 しかし新耐震基準を満たしている建物でも一部は損壊しているものも有ります。
 それで新耐震基準について調べてみるとわかるのですが、新耐震基準と言っても結局は「地震荷重は水平成分だけしか想定していない」のですね。
 実際に能登半島地震だけでなく、他の大地震でもドスン揺れとかの垂直成分が多く含まれる地震、或いは垂直成分と水平成分が合成された斜め荷重などが発生するケースが有るわけで、これらの荷重をクリアできる強度計算とはなっていないようです。
 なので垂直成分、或いは垂直成分と水平成分が合成されたような地震荷重がかかると案外弱かったりするケースも有るのではないでしょうか。
 それでも屋根や外壁などだけでも軽ければ何とか耐えられるケースも有るのですが、屋根や外壁が重かったり、或いは屋内の家具などの積載荷重がかなり大きかったりして想定外の地震荷重条件となった場合にはダメージが表面化する事が有るのかも知れません。
 

仕組みとアプローチ -  避難所の課題 ノロウィルスの感染リスクと対策

2024-01-20 16:19:28 | 避難所
 今回は記事のカテゴリーを新たに設定して「避難所」としました。
 避難所での問題として感染リスクが有り、能登半島地震についてもノロウィルスの感染拡大が有ったそうです。
 確かにトイレが共用で手洗いも水不足でろくにできないとかなら有りえる事象かと思えます。
 これに対する対策なんですが、自身がこうした被災地域で避難生活した事はないものの、野山で野良仕事をしていて習得したノウハウの観点から書きますと、「ビニール手袋を使いこなせ」と考えています。
 野山での草刈りやその他の野良仕事では手洗いするような水は限られています。
 それで例えば排尿する時とかに手を洗わないと、尿道からばい菌が入り込んで炎症やその他の状況となるので、手を洗わずにどうやって排尿するのかと言えば、それは予めビニール手袋とかを持って行って排尿する時にはそれ専用のビニール手袋だけを使うのです。
 これだと手洗いはしなくて良い上、衛生上も問題無い。
 これは避難所でも適用できるケースが有ると思ったので今回記事にします。
 結論からズバリ書きますと、「避難所でもビニール手袋を多数用意しておいた方が良い」。
 特にノロウィルスの場合は消毒用アルコールでは死滅しないとの事で、消毒用の塩素(キッチンハイターとか)でないとダメらしいので、それで消毒する必要が出て来ます。
 しかし消毒用の塩素(キッチンハイターとか)は手などの肌を消毒する為のものではなく、これで消毒すると肌にダメージが大きくやってはいけない事です。
 なので仕方なく消毒用アルコールだけで消毒しようとすると、これではノロウィルスは死滅しない。
 と言うワケでそれならばビニール手袋を使い分けしながら感染防止して、使ったビニール手袋は次亜塩素酸ナトリウム系の消毒剤でまとめて消毒し、再使用可能なものは使う、と言う手法に行きつくはずなのです。
 ですが避難時に持つべきものに何故かビニール手袋(或いはゴム手袋)やキッチンハイターなどの次亜塩素酸系消毒剤がリストされていない事が多いようです。
 使い捨てのビニール手袋とか言っても丁寧に使えば消毒後に再度つかえるケースも少なくありません。
 これって避難所では結構重要なノウハウかと個人的には思っていますがどうでしょう。
 今後の避難時に持ち出すものや避難所の運営に少しでも役立ててもらえればと思い、今回の記事にしました。

仕組みとアプローチ -  日本海側で発生する津波は太平洋側のものよりも到達までの時間が「いつも早い」のはホント?

2024-01-20 15:45:27 | 火山 地震 津波 
 主旨はサブタイトルの通りで、日本海側で発生する津波は太平洋側よりも到達までの時間が「早い」のはいつもホントなのかどうか。
 結論から書きますと確かに確率的にはそう言う傾向が有るのかも知れませんが、しかし太平洋側だって津波到達までの時間がかなり「早い」ケースだって有るはずです。
 理由は単純。
 海底の地滑りや崖崩れ、海底陥没などによる津波の存在です。
 これらが発生し得るような可能性のある傾斜や地盤状況の海底は太平洋側で結構有るはずなのですが、それらの条件となる状況は現状で調査しきれていません。
 なので海底地すべりや海底崖崩れ、海底陥没などを想定すれば太平洋側でも津波到達時間が短いような事象が今後発生し得る事は当然考えられるはずです。