秋晴れのとても気持ちのいい日が続く。
そんな頃に出来上がった色鉛筆とボールペンで描かれた作品。
ヒロク二さんも穏やかな気持ちで過ごしている時もあるのだと思いホッとした。数日間、苦虫を噛んだような顔をしていたからね!麻生総理大臣の曲がった口をテレビで見かけると「一国の主相の顔が、ここまで口が曲がらなくても・・・」と心が落ち着かなくなったが、ヒロク二さんの歪んだ口を見るのも心が落ち着かない。その顔は、半端じゃない。飼い猫ですら、その表情を見るとスゴスゴと顔をそむけて離れていくのだから。
しかし、確実にヒロク二さんにも秋晴れが細胞にしみわたりDNAに働きかけていた。ヒロク二さんは、頭で描かずに、身体で絵を描いています。
宝塚市に住むようになって、ヒロク二さんは「宝塚市に咲く花の色は、紫色から藤色の花が多い。こんな町ってあまりないのだよう」と言った。実は本当に、宝塚はすみれの町と云われ、すみれの花が勝手に咲く町です。家の庭にも自生していて、あちらこちらに咲く。「すみれ色の絵も描いてみたい」とよく言っていた。そんな事を思って、この絵を選んだ。メモに近しいハガキ大の大きさの絵です。ちょっと不思議な少女達に好かれそうな絵。