タイトル「砂浜、昼の電球」
サイズ 23.3cm×29.7cm
素材 色鉛筆
この作品を描き上げて、2~3日すると、ヒロクニさんは風邪でぶっ倒れた。
熱は38度、その上、片側の耳が腫れあがってしまていて、ボロボロでヨレヨレである。疲労がたまっていたのだと思う。
しかし、風邪で倒れる前はスーパーマンかと思う程元気で、わたしは「少しは、休みなさいよ」等、声をかけていたのだけれど。朝早くから色鉛筆が紙を滑る音が聞こえ、食事をしたかと思うとすぐ制作に向かい、いつも気持ちは落ち着きなく、思考はあっちへ行ったり、こっちへ行ったりと、その気分をわたしに伝えてくれるが、脈絡がないので、わたしの頭はついていくことが出来ず、ショート状態。わたしは、本来生真面目な性格なので、理解しなくっちゃと思うがその努力もむなしく、途中から頭は我が道を行くことになる。
どこに行くかと言えば「塩野七生著・ローマ人の物語」の世界へ行くのです。頭は、古代ローマ帝国へ。
ヒロクニさんが、ぶっ倒れて寝ていると妙な静けさが漂い、変な静けさが訪れる。
猫達も静かになり、何か日常も休止したようである。
マッチの箱を枕にして寝るキタハマ。
ヒロクニさんの部屋でお休み。
ジルは外で、芝生の上にぶっ倒れて、伸びをして、コロコロ。
こいつは、我が道を行く天才で、人の心情に呼応するところがない。だけど、脳天気で無邪気な性格に癒される。
上記の色鉛筆作品に、エネルギーをつぎ込みすぎたのか?
絵は、青がすごく冴えていて、光がパッと詰まっている。眩しいという錯覚を覚える。
ヒロクニさんは電池が切れたような感じで、ただいま充電中です。
ヒロクニさんのブルーきれいですね!
熱があるから、頭を冷やそうと「冷えピタ」を貼ったら、貼った瞬間に剥がされてしまいました。
ヒロクニさんは、風邪の間、部屋では「モーツアルト」を聞いていました。癒されるそうです。