この絵は、旧兵庫県庁のことを思って描いたそうです。
「子供の頃、母親と一緒に、県庁へ行って、その渡り廊下のことを思ってねぇ。」
「渡ったことはないのだけど、それをよく見ていた記憶があってねぇ。」
「増築していた部分に渡り廊下があった。」と。
「今の建築とは違う、石作りで、建物がとても良かった。」と言います。
↑ヒロクニさんが言う、旧兵庫県庁の写真。
現在は、このような感じに。入り口の所でしょうか?
ヒロクニさんの言う、兵庫県庁は、石というか、煉瓦作りだったようです。
ヒロクニさんの絵は、今回、可愛らしい感じになっていますが、
どっしりとした雰囲気は出ていると思いますが、どうでしょうか?
ヒロクニさんは、簡単に絵の説明をしてくれたのですが、
増築した部分というのは、絵にアーケードになっている部分だそうで、
アーケードの上の2色の紫色の所が、廊下だそうです。
「この建物は、昭和20年に戦災で外壁を残して全焼するが、修復・改修され分庁舎として引き続き使用された。」
と、記されているので、その頃の記憶のようです。
今は、「兵庫県公館」として使われていて、国の文化遺産になっています。
だだ、現在は増築された建物の部分はなくなっているようです。
ヒロクニさんは昭和12年生まれで、終戦が昭和20年なので、
9~10歳ぐらいの記憶と思います。
子供の頃の記憶を鮮明に覚えているようで、いつも驚きます。
覚えている時期というのは、戦中、戦後なんですね。
私がパソコンを見ていると、「何をみてるんだ。」と、言われることがあり、
人の人相を見るのが好きな私は、「東條英機」の顔の画像をみていたことを言うと、
(先入観なく写真を見て、この人はどうゆう感じがするか?ということを考える)
「東條英機?東條英機は当時凄い人気だったよ。俺の弟の名前は、東條英機の英機からつけたんだから。」と。
確かに、漢字も同じなのので、そうだったのか・・・・。と、私。
「そんなに人気があった。」というのが、当時を知る由もない私には、驚きだった。
東條英機氏の人相を見ていると、どの写真も意外に優しそう。
あまり知られていないが、政府として「ユダヤ人を引き渡せ!」とドイツから要求されても
断ったのは、東條英機氏なんです。
この時に、「我が国には、八紘一宇の精神がある。」と言ったとも。
これは、ユダヤ人である、ラビ・マーヴィン・トケイヤー氏の著書で書かれていたことなのですが、
杉原千畝氏がユダヤ人を救ったと有名ですが、何故、東條英機氏はゴールドブックにのらなかったのか?
ユダヤ人個人の知り合いが回りにいなかったからだそうです。
ゴールドブックには、ユダヤ人個人が要請して成立するものらしく、
声明を発表しても、個人的な知り合いがいなかったから、記されることがなかったと。
マーヴィン・トケイヤー氏の本では、ユダヤ人を通して、日本人とは何か?を語る部分があって、
ユニークな著書が多い。とても、いいラビなんでしょうね。
東條英機氏は、「A級戦犯」と言われています。
「Aが一番思い罪で、Bがその次、Cが軽い」と思い込んでいる人が多いけれど、
Aは、「平和に対する罪」という抽象的なもの。
Bは、「戦時国際法に対する罪で、交戦法違反。と、軍機違反者」
Cは、「国家もしくは集団によって一般の国民になされた謀殺、絶滅を目的とした大量殺人、
奴隷化、追放や非人道的行為」まあ、ただの犯罪です。
日本共産党のチラシに、「私は、B、C級戦犯です。」と書いて、自慢している人がいて、
たぶん、Aが一番酷くて、BCは罪が軽いと思いこんでいるのでしょう。
最悪じゃないか?と、苦笑い・・・してました。
話が、旧兵庫県庁からそれてしまいました。
ヒロクニさんがセンスいいと感じた建物は、現在も残っているようで、
1度連れていってもらおうと思います。
この建物を設計した明治生まれの「山口半六氏」の建築は、他にもあり、
なかなか洒落ています。
先回の「色鉛筆作品紹介552」では、リラ社の色鉛筆のことを書きました。
↓この色鉛筆は
ヒロクニさんのアトリエでは、箱に収納されています。
もう、残りわずかになっていて、短くなったものばかり。
残念なことに、廃盤なのです。(毎回書く)
こちらの色鉛筆とガランダッシュの油性高級色鉛筆で、今回の作品は出来上がっています。
気に入ったカーネーションがあったので、買ってしまいました。
こちらのカーネーション、ちょっと変わっていて、以前した刺しゅうの花を思い出し、
いいなぁ~と、自然に手と身体が、レジの方へ・・・・。
何かうっとりすると、「節約」の文字も頭の中で溶けるようで、
この状態けっこう怖い。
家の庭で咲いているのを見つけたヒロクニさん曰く、
「それ、いいじゃない。」
ホッとした瞬間でした。
「また、買ってきたのか!?」と言われたらどうしようと思ってましたから。
↑頭の中にあったカーネーションの刺しゅうの1つ。
この感じを出すには、刺繍糸はいつもの25番ではなく、5番か、8番太い糸ではないかと?
根っこの部分まで表現されていて、ユニークです。
イギリスの古い刺繍の魅惑は続きます。
*アマゾンで、マーヴィン・トケイヤー氏の本を見てみたら、値段が16万円とか、
9万円とかになっていてビックリ。
何冊か持っているので、とても驚いてしまいました。
(出品する予定はないけど・・・・・)
追記:5月31日にアマゾンをのぞいたら、本の値段が急に安くなっていました。
見間違えではなかったはずなのですが・・・。
よくわかりません。
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