武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

春を待つ 作品紹介104・色鉛筆

2013-01-19 15:19:51 | Weblog

ヒロクニさんのアトリエから・・

アトリエにお邪魔して(歩いて5歩でいける)ちょっと作品を見にいった。いろいろ描き溜めてあるファイルから、一枚拝借したものです。伸びゆく形は、植物が成長していく様子にも感じとられて、美しい。わたしが、ガーデニングにはまっている影響が出たのか?冬でもアトリエから色彩を感じられるようにパンジーやストック、ガーデンシクラメン、プリムラなどを植えてあります。「冬でも、寂しくない」とヒロクニさんに好評です。

ヒロクニさんは、本当に、冬は冬眠。
よっぽどの用事でない限り、外に1歩も出ようとしない。わたしは、使い走りに何度も外へ行かされている状態。煙草とかやたら買いに行かされてます。
しかし、基本的に家の中でする仕事なので、冬は制作三昧の冬なのです。

昨年は、2月にギャラリー枝香庵で東京の個展があり、兎に角、会場へ行かす為、いやがる武内をビシビシ鞭打って、行ってもらわなばなかった。ほんと、首に縄つけても行ってもらわなばという状態で、我侭にしびれを切らした程大変だった。しかし、今年は打って変わって「ハイ」「ハイ」と何でも「ハイ」と聞いています。

作品数のことをいつも武内は気にしていて、枚数を上げようと、いつも「数が必要だ」と言うのを、わたしは押しとどめて、「少しはゆっくりして、作品の質のことを考えた方がいいと思うけど・・・」と促すのです。色鉛筆の作品は、鉛筆の先で画面を何度も抑えていかねばならず、筆で平塗りなどということは、全く出来ないので、時間がかかる。だから、いつも急いでいるようなのです。時には食事も制作が終わってすぐだと、頭が食事を受付ないようで、少量食べてから、残しておいて、夜寝る前に食べることも多い。

ヒロクニ先生って、普段朝から晩まで制作で、その間に煙草と珈琲を多量に飲み、夜は読書。後は、話。その話は、わたしがほとんど聞くのですが・・・・。やはり、絵の話。もう、絵画しかないのです。

「オレは、シュールレアリストなんだ」「アンドレ・ブルトンは素晴らしい」そして「オレの描く絵は、すべてラブ・バラード」なんだと言います。

わたしは、新しい絵画がゆっくりすることで、生まれるのではないか?という思いで、休息を勧めています。
75歳のヒロクニさんは、精神は少年みたいで、朝はガツンとロックミュージックで始まります。

寒風摩擦や、ひざの屈伸も毎日の日課です。








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