この絵は、ジャイアント・馬場氏を描いています。
カンテ・グランデは、関西でインド紅茶(チャイ)を広めた老舗の喫茶店。
こちらで個展をしたことがあります。
「カンテの宿題」と書き込まれているのは、
当時23年前ぐらいにお店でギャラリーの担当だった神原さんという方が、
ヒロクニさんに描いて欲しいものを宿題として出していたもの。
「ジャイアント・馬場さん」が、宿題にあったのです。
その宿題とやらの絵でハガキを作って下さって、売っていました。
以外に、この絵のハガキが売れていました。
「以外だ。」「以外だ。」を連発していた私が思い浮かびます。
この「カンテ・グランデ」というインド紅茶の店は、
「モンスン・ティー・ルーム」というお店のオーナーに紹介して頂きました。
こちらのカフェが、ヒロクニさんのお気に入りで、心斎橋まで行って滞在していたようなんです。
そのご縁で、紹介してもらったのです。
カンテ・グランデは、けっこう店舗が大阪にはあり、知られているお店でした。
私は、随分若い頃、この店が平屋で今のようにビルの地下1階になる前にも
紅茶を飲みにいったことがあって、アジア風な店の作りに感心していました。
座るところが椅子でなく、分けがわからない感じでインド綿の布がかぶせてあって、
そこに座るのです。家で床に座っているような感じに近く、へー珍しいと思っていました。
↓私達が個展をした時に撮った写真は、こちら。
↑植物が所狭しと置かれています。
↑こちらの写真は、ヒロクニさんが店内から撮ったもの。
この植物の雰囲気が気になっていたようです。
↑庭は、こちらのオーナーの美意識でされているようで、
ギャラリー担当の神原さんから「これがオーナーの井上さんなのです。」と伺ったと思う。
不思議な雰囲気がして地下に降りていったことを思い出します。
平屋の頃から変わり、上がマンションになっていて地下1階が喫茶店になっていますが、
この喫茶店には、猫ちゃんがいて、よく店で寝ていたりとして、店のアイドルだった。
私も当時、その猫ちゃんを撫でた記憶があり、
まだ猫を飼う前だったので、とても心がときめきました。
(その頃から猫好きなんですね・・。)
それと、この店は「トータス松本さん」が働いていたことでも有名だったよう。
私もヒロクニさんも、まったく知らないので、
「あー、そうですか。」と、感心もよせませんでした。
「知らないなぁ~。」という・・・・・2人。
しあわせ食堂の有名人のエッセイの絵の連載の時でも、
ヒロクニさんは、「その人は何屋?誰?」という時の顔の表情は、怖かったことを思い出します。
特にタレントのことは、知らない確率が高く、編集者に文句の電話をかけたりしていました。
「そういうの止めてくれない?どうしてそういう選択なの?」という声が聞こえたことがあります。
「じゃあ、どういう人がいいのですか?」と逆に質問されたと思うのですが、
名前を羅列していました。
「巌谷國士は、どうなんだ!」という声だけ妙にハッキリ聞こえ、
有名な方なのですが、知らない人が多いと思います。
大勢の方が知っている人は知らなくて、
少数の人が知っている有名な人を知っているのがヒロクニさんなのです。
さつまいもの絵を描いていたのに、急に漬物の絵に変えられた時は、
憤慨したのか、電話口で「お前は、男なのか女なのかはっきりしろ!」と言う声が・・・・。
そういうと「女だぁー。」と叫ばれたそう。
自己中心というか、我が強い。
私にもこういう事を言う時があるが、夫婦だから時に反撃できるからまだいい。
しかし、担当の人に言うって、困ったもの。
その方、泣いていたらしい・・・・。
その話を違う担当の方から聞かされて、「すまなかった。」と謝っていました。
人に世話をかける夫だなぁ~とよく思います。
しかし、実生活で知らないという事では、私も似たようなことがあり、
パート先の職場で「山田花子って、知らない・・。」と言うと、
「知らないって、信じられない!」を連発されたことがあります。
そういう時、「知らなくって生きていけるわよ!」と強く思います。
だから、反撃しません。
(後から知ったのですが、吉本の人のようでした。)
今でも、若い人に「それ知らない・・・。」というと、
反対に「知らなくっても生きていけますよ!」と励まされる始末。
こうなって来ると複雑な気分になるのでした。
5月から梅雨に入り雨続きの日。
長い梅雨になるらしく、覚悟をしている最中。
雨のせいか、庭ではナメクジが繁殖しているようで、
それが、葉を食べる。
↑無残なほうれん草。
最所は、芋虫が食べていたようで、よく見ると芋虫がいて、
それを取り除いていました。
まったく芋虫がいないのを確認して、安心していたら、
こんな状態に・・・・。
葉が小さくても取っておけば良かったと思い残念無念。
この話をヒロクニさんにすると、
「百姓というのも大変なんだね。」と。
私も、「百姓の方がいなくなったら、飢え死にするよね。」と言った。
どういう人が大切か順位をつけてみると興味深いかもと思い、自分のことを考えた。
なんか危うい・・・・・。
そんなことを考える中、少し変わった花が咲きました。
↑こちらの花は、冬に苗を頂いて育てていたものです。
花の名前が分かりません。
↑フワッとした花びら。
明るい色が、梅雨のうっとおしい気分を明るくしてくれます。
雨が強く長く降ると、ビオラの花びらは雨に打たれて溶けています。
その上、ナメクジですから・・・・。
これから、来る暑い夏に映える花のことを考えて過ごします。
以前ご紹介いただいた、野村監督の絵を思い出しました。コミカルでポップな感じが強調されている線で描かれているように感じます。
この肌を描いている色がすてきです。肌色、というには濃い色ですが、ジャイアント馬場さんの肌はこの色だ!と思ってしまうような色です。
「カンテ・グランデ」は知らなかったので、ググってみました。チャイのバリエーションが面白いです。
チャイもラッシーも、ネパールカレーのお店でカレーとセットになっている飲み物、という位置づけで口にしていました。
このようにチャイを前面に出して提供してくれるお店は行ったことがなく、興味深いです。そして、エスニックはとても好きなので、インテリアと設えもすてきで好みです。
うっそうとした緑は、見入ってしまいます。手入れを考えると大変……と、自分では躊躇してしまいますが、無秩序の中に自然の秩序の感覚がある風景が好きです。
ヒロクニ先生の作品を初めて拝見した「しあわせ食堂」で、「奥様のさほりさんが調理された実際の題材のメニューを見て食べて、ヒロクニ先生が作品を描かれる」という意味のことが書いてあったと記憶しています。
全然絵画のことを知らない私はそのやり方に関心すると同時に、「絵の元になる料理を実際に作ることが作品のスタートとは、奥様が重責を感じてしまうのでは……。そしてきっと『イメージと違う!』とか言われてしまうこともあるのだろうなあ」と思ったことを思い出しました。
「知らなくって生きていけるわよ!」は激しく同意です。興味がない人やことはは知らなくても、問題はないと思います。
意図的に、興味がない・嫌いな人の情報を集めることはありますが、それは自分の考えを違う視点から考えるめのものであり、一種の修行です。そんな修行は精神衛生上よろしくないので、常にするものではないと思います。
ナメクジ!そんな季節なのですね。ナメクジの食害はすごい、と聞いたことはありますが、こんなに食べてしまうとは……。切なくなってしまいます。
変わった花は、なんという名前の花なのでしょうか。初めて見ました。飴のいちごみるくみたいでかわいらしいです。ふんわりとして控えめな、小さな良い香りがしそうです。
ビオラの花びらは雨に溶けるのですか!知りませんでした。あの小さな花びらは、やはりデリケートなのですね。
私もいつもコメントを書くときには、さほりんとお話ししているな気持ちになります。知らないことを勉強させていただいたり、共感して応援したり、視点を変えたらこういう考え方もあるかも?などと、感想や伝えたいことがあふれてきます。
こちらこそ、いつもブログを書いていただき、ありがとうございます!
カンテ・グランテの本店の庭は、ユニークなんです。植物が好きなオーナーだそうで、自宅で育てていたものを運びこんだらしい。ここのチャイは本格的なのですが、ケーキも個性的で、ねったりとしていて重いケーキなのです。ケーキもインド風なのです。とにかく、個性的な店。
しあわせ食堂の思い出を少し書きましたが、『イメージと違う!』とは、言ったことがなく、質問の方が多かったと思います。わりとテーマを聞いてから、短期決戦というか、締め切りに追われる仕事でしたので、ゆとりがなかったのでイメージを持つ時間がなかったのか、そのようなことは一切聞きませんでした。質問とか、命令が多かったような?「何々しろー!」とか、「何々持ってこい!」が多かった思います。
重責は、料理よりも「絵柄」に責任を感じていました。東京から依頼して下さった編集者がサンプルの絵を見て、「こんなのとか、こんなのは、やめてくださいよ!」と言って、釘をさしておかれた事と、よくある「さほりさん、見張ってて下さいね。」の言葉が頭にあって、料理の方より、絵に比重がかかっていました。一つだけ、失敗したなぁ~というものがあります。「ウナギの蒲焼」かな?
意図的に、嫌いな人の情報を集めることがあるのですね。(笑)私も、どうしても好きになれない、かつ嫌い度が高い作家がいて、「どこが嫌いなのか?」を分析する為に、読んだ作家がいます。なにか、はっきりさせたくなりますよね。はっきりさせるとそれから決別できるという晴れやかさが、あると思います。その行為、分かります。(笑)
ナメクジがここまで出たのは、初めてです。打ちひしがれる思い・・・。その中で、明るい花には癒されています。下さった方も名前を知らないそうです。本当に、なんという名前の花なのでしょうね。
視点を変えたらこういう考え方もあるかも?これは、とてもいいと思います。何か思うことがあれば、お伝え下さいね。(時々、コメントで書いてくれているよね。)私も、思い込んだら・・・の所が大いにある人なので、視点を変えるは役に立ちそうです。往復書簡のようで、楽しいですね。
いつもコメントありがとうございます。
カンテ・グランテの本店の庭は、ユニークなんです。植物が好きなオーナーだそうで、自宅で育てていたものを運びこんだらしい。ここのチャイは本格的なのですが、ケーキも個性的で、ねったりとしていて重いケーキなのです。ケーキもインド風なのです。とにかく、個性的な店。
しあわせ食堂の思い出を少し書きましたが、『イメージと違う!』とは、言ったことがなく、質問の方が多かったと思います。わりとテーマを聞いてから、短期決戦というか、締め切りに追われる仕事でしたので、ゆとりがなかったのでイメージを持つ時間がなかったのか、そのようなことは一切聞きませんでした。質問とか、命令が多かったような?「何々しろー!」とか、「何々持ってこい!」が多かった思います。
重責は、料理よりも「絵柄」に責任を感じていました。東京から依頼して下さった編集者がサンプルの絵を見て、「こんなのとか、こんなのは、やめてくださいよ!」と言って、釘をさしておかれた事と、よくある「さほりさん、見張ってて下さいね。」の言葉が頭にあって、料理の方より、絵に比重がかかっていました。一つだけ、失敗したなぁ~というものがあります。「ウナギの蒲焼」かな?
意図的に、嫌いな人の情報を集めることがあるのですね。(笑)私も、どうしても好きになれない、かつ嫌い度が高い作家がいて、「どこが嫌いなのか?」を分析する為に、読んだ作家がいます。なにか、はっきりさせたくなりますよね。はっきりさせるとそれから決別できるという晴れやかさが、あると思います。その行為、分かります。(笑)
ナメクジがここまで出たのは、初めてです。打ちひしがれる思い・・・。その中で、明るい花には癒されています。下さった方も名前を知らないそうです。本当に、なんという名前の花なのでしょうね。
視点を変えたらこういう考え方もあるかも?これは、とてもいいと思います。何か思うことがあれば、お伝え下さいね。(時々、コメントで書いてくれているよね。)私も、思い込んだら・・・の所が大いにある人なので、視点を変えるは役に立ちそうです。往復書簡のようで、楽しいですね。
いつもコメントありがとうございます。