変わりゆく絵画スタイル。
以前描いていた街の絵とは違う絵が多い今日この頃。
子供が描いたような絵にも思えるが、子供がこんな絵を描いたら怖い。
バラバラになった形が、踊っているように思う。
しかし、うっすらと描かれた骸骨が見て取れる。
時は、夕焼けのような感じもする。
無邪気と死が交じり合っているような作品だなぁ~と思いました。
武内曰く、「その作品は、色の輝きがあまりないから、いい作品じゃないよ」と。
そう言うが、出来上がった時には「いいと思わない?」「そう思わない?」と聞かれていたので、
「言いと思っていた心はどこに?」と、私は思ったのですが、
絵が出来上がった瞬間は、絵がよく思えるようです。
そして、台所などに飾り、時間が経つと、ヒロクにさんには、いろいろと課題が見えてくる。
我家の台所は、絵が掛けられたり、絵を貼ってあったりとごちゃごちゃしていて、
その入れ替えも激しい。
急に「この絵どう思う?」と聞かれると「えっ!」と言葉に詰まるが、
私も時間がたってから「ふぅ~ん。この感じのここの所が面白い表現だなぁ~。」と思う事が多く、
時間が経つにつれ、いろいろ思いをめぐらしたりすることが多いので、
あまり性急に意見を求めないで欲しいと思っています。
まだまだ、「古典を読む熱」は続いていて、「方丈記」「徒然草」「正法眼蔵髄聞記」と・・・・。
「方丈記」は、ヒロクニさんも読むと言って、読んでしまったみたい。
ヒロクニさんは「方丈というのは、箱のことを言っているだね。住まいという箱のこと。
そして、花を飾る場所やそんな場所を決めたりして趣があるねぇ~」と言ってました。
私は、物をなるだけ簡素化して、欲の気持ちもそぎ落とし、死について真剣に考えながら生きていく
鴨長明の姿がさっぱりとして、読後感が爽やかでした。
そう、爽やかな気持ちになったのでした。
時代は、平安末期。京の都が平家の滅び、鎌倉に都が移る時代。
また、平家から源氏へと武家政権に変わっていく様や、自然災害などが多発した時代でもある。
しかし、鴨長明はそのことにあまり触れず、淡々と心情を語っている。
時代背景を考慮しながら、読むとその切実さが心に染みます。
無常観と共に、欲を捨てようと努力し、鴨長明の考えた精神世界は、爽やかで温かい心。
古典って、面白い!
台所で写真を撮ってもらいました。
古典を読みながら、着物をきてますよ。
ありあわせの着物ですが・・・・・。
まだ、帯むすべません。この黄色い帯は「作り帯」といって、
もう、形が出来上がっているもの。帯は、こればっかり付けています。
(一番写りのいい写真を選びましたw)
着物姿で割烹着を着ると、ヒロクニさんから「お母ちゃんみたいや」。と一言。
ヒロクニさんのお母様は、大島紬をたくさん持っていたようで、
戦時中、食べ物に変えてしまってないそうです。ヒロクニさん曰くなんですが・・・。
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そうですねぇ、シャガールも不思議な絵がたくさんあるのを思い出しました。不思議な絵って、他にもあるかなぁ?