街に浮かぶ自画像。
この顔は、自画像だと直感で思っています。
わたしには、武内ヒロクニの顔にしか思えません。
頬のたるみ具合とか、鼻の穴の具合とか、目つきとか、
自分の特徴をよく捉えていると感心する。
自分の顔を絵に埋め込んでしまうなんて!
さすが、自分主張の強い自己肯定型の人だと思う。
元々そういう性格だから、芸術家になったのか?
芸術をしていくからそうなったのか?
どちらもありな、武内です。
この絵は、マジックで描いています。
この線のバラバラとしたタッチも独特で、
塗り込められて、タッチがわからなくなっている絵も、
こんな風になっているのを発見することがあります。
人や顔が絵に点在していて、
やっぱり街の絵だと思って見ています。
ここまでひどい顔じゃないとわたしは思うのですが、
顔に関しては、自分で醜男と思っているのかもしれない。
年末は、髭が伸び膨大のヒロク二さんが、
料理をしているわたしの横にやってきて、
「インドの賢人、サドゥー」と言う。
もう、ぴったりじゃないかと思い、
「あまりにもリアルだから、怖いわ」と言って、
「近寄らないでくれるぅ~」と言うと、笑っていた。
正月は、髭を剃ったのではなく、髭をハサミでカットした。
「顔が明るく見える」
「髭を伸ばしていると、老けてみえるんだねぇ~」とも言い、
そう言いながら、84歳のヒロク二さんを見た。
物腰や話方が若く感じても、どちらかというと老けてみられるヒロク二さんです。
老けて見えると言った手前、90歳ぐらいに見えていたのかと、
考えるとわけが分らなくなるのでした。
押入れに絵を描いてしまうぐらいなので、元気なんだと思います。
それはとっても良い。
今は、また髭が伸びてきて、仙人への道に。
仙人の姿で、昨日はガンガンと音楽をかけまくりの一日を送っていました。
CDラジカセを買い換えたので、嬉しかったようです。
ドイツのバンドの「CAN」をまず最初に聴いていました。
ヒロク二さんは、飛翔感覚を感じるらしい。
これを聴かずに絵は描けない!ということでかなりの時間、
私も一緒に聴くことになります。
そして、その挙句わたしの方は、「CAN嫌い」になってしまったのでした。
「CAN」がかかったら、心を閉じます。
次に、ロリー・ギャラガーの“IRISH TOUR”を。
「タータンのシャツを着ていてねぇ~」と一言。
次に、キース・リチャーズのソロ“Taik Is Cheap”を。
このアルバムは、私は好きになった。
なんだか、音が枯れた感じがして印象に残った。
写真に手が写っていて、長年ギターを弾いているせいか、
指の節が異常な盛り上がりがあって、一種の職人のようだと思ったのでした。
次に、ラムゼイ・ルイス・トリオの「ジ・イン・クラウド」。
これもよくかかるアルバム。
わたしは、これはとても好きになった。
次は、クラプトンの“Behund The Sun”。
ヒロク二さんは、心が弱ったらクラプトンをかけるときがあるようで、
これではなく、別のアルバムがあって(失念)それを聴きながら泣いたりする。
「皆がね、クラプトンを支えているんだよな」
「友人達がね」
と言って目頭を押さえたりとする。
わたしはあまり事情通ではないので、「そうなの・・・?」と思い、
男同士の友情に熱くなっているヒロク二さんの感性に感じ入るというところ。
そう、男の優しさを見ます。
夕食に差し掛かる頃は、ベルベット・アンダー・グランドの“WHITE LIGHT/WHIT HEAT”が。
ルー・リードです。
食事中、ベレベレ、ベレベレ、ベレベレ・・・という音がして、
すごく食事が食べ辛い。
食事を飲み込む時に、ビリィビリィ、ビリィビリィ、ビリィ・・・という音が聴こえたら、
飲み込むきっかけがつかみにくくて、“ぐぬム・・”という感じになって、
「ああ、しんどい」となります。
無言で、夕食は食べていました。
いろんなことを教えてくれるヒロク二さんなのです。
ベルベット・アンダー・グランドは、食事中にかけてはいけないということを知りました。
その中から、ちょっとおしゃれな感じのする、
ラムゼイ・ルイス・トリオの「ジ・イン・クラウド」を動画を紹介します。
↓これはロックでなく、ジャズらしい。
Ramsey Lewis Trio The 'In' Crowd
我家の庭は、今は淋しい。
その中で唯一成長しているようだ・・・と思えるキャベツの写真を。
↑キャベツの葉の中央がやっと巻いていっている。
植えた時は鉢より随分小さかったことを思えば、成長したということですが、
葉が大きくなってから同じ形のままのように見えます。
↑キャベツは6苗植えてあります。
地植えにして写真に写っていないのが1苗で6苗。
三つ葉が写っていますが、今は丈が伸びなくて1cmの軸からすぐ葉が出てきています。
また、凍ってだめになるものもあって、それが黄色く変色するようです。
キャベツには思い出があって、学生の頃、
農家で収穫の手伝いで住み込みのアルバイトをしたことがあります。
白菜、キャベツ、レタスの収穫が主だったのですが、
キャベツに愛着を感じたのか、農家から帰ってきてから、
キャベツの絵を、描いてしまう時期がありました。
葉脈の感じとか、丸くなっていく固まりと外の葉の在り様が気に入っていたようで、
何枚もあったのを、ヒロク二さんに見つけられたことも思いだします。
ヒロク二さんに「キャベツっていいよね」と言われたり。
「俺は、たまねぎの植わっているところが好きだな~」とも。
「蓮根が植えてあるところもいいかな」には、
「蓮根って、沼みたいになっているところでしょ」と返答。
わたしは、「稲の穂が揺れている時も好き。黄金みたいな感じがして」と言うと、
「俺は、あんまり好きじゃない」と言われる。
野菜に関しても(味じゃなくて)、好きとか、嫌いとか、そんな事ばかり。
変な2人なんです。
今日は、かつて、ロック喫茶をしていたヒロク二さんの生態を彷彿させる1日でした。
クラッシクやジャズがかかる日もありますが、昨日は、ロックがほとんど。
音楽や野菜にまで、これ好き、あれ好き、ばかり言っている2人。
思うには、常に、何に対しても、あれ好き、これ好きをしていると思われる。
今日は、音楽の話になったり野菜の話になったり、
方向転換してしまうブログを読んで下さった方、
ありがとうございます。
色の赤と紺にも何か意味があるのかなとも思いました。よく見ると微妙に使われている紫と蛍光の黄色と少しのピンク、とてもおしゃれです。
ヒロクニ先生のサドゥー、そのとおりで面白かったです。ヒゲは似合う人とそうではない人がはっきりしていると思います。もちろん、ヒロクニ先生は似合う人です。ヒゲにあこがれる男性は多いように想像しますが、ヒゲを伸ばしたいけれど似合うかな?と思い悩んでいる人も多いと思います。
女性はヒゲが生えないので、ヒゲを生やすことができる男性は仕事などの制約がなければ、ぜひ、積極的に伸ばしておしゃれを楽しんでほしいと思います。
今回は音楽をたくさんご紹介いただきました。脳内で私の知っているそのアーティストの楽曲を再生しながら、楽しく読みました。
ベルベット・アンダー・グランドの「ベレベレ」に笑ってしまいました。繰り返しの「ベレベレ」のリズムが食べるリズムと合わなくて気持ちが悪い感じかも、と思いました。
ギターの繰り返しのリフがちょっとトランスっぽくって、落ち着かない感じでざわざわしてしまいそうです。お酒を飲んでいたり、そういう気分のときにはハマりそうな曲ですが、落ち着いての食事には、食べづらいですね。
クラプトンは不思議なギタリストです。正直、技術がすごいとか何かが卓越しているとか私は思わないのですが、なぜか聴いてしまいます。そして、やっぱり心が切なくなって涙が出たり、昔の切ないことやつらいことを思い出したりします。
家で一人でお酒を飲んでふわっとした気持ちになったとき、クラプトンの「コカイン」を聴いて退廃的な気分にひたることもしばしばです。
キャベツはこのように育つのですね。これが中心を核にしてくるくる葉が巻いていくのでしょうか。どんな大きさのキャベツになるのか、楽しみです。
農家の収穫のアルバイトとは、珍しい体験だなと思いました。結構大変だったのではないでしょうか。
野菜の絵を通じてのお二人の会話が楽しく、すてきだなと思いました。お二人がお話ししている感覚がとても良いです。
また、ヒロク二さんの髭を褒めて下さり、似合っているらしいとのお言葉にも、ホッとしたり。
確かに、似合う方かもしれないと思い直したり。鼻の下だけ伸ばしていたこともありましたが、今回のようなのは初めてなので、スゴーと眺めるだけでした。髭のことをヒロク二さんに伝えると「やっぱり、手入れをちゃんとしないとね」と言ってました。バタ臭い顔なので、わりと似合うのかもしれないと思い直しました。それと、幸い禿げていないので助かっているのかも。だから、狼男になれるのだろうと。ヒロク二さんもともりんの一言で救われていたりして、と思うと気持ちがほころびます。
音楽は、他にも色々かけていたと思うのですが、とりあえず私が識別できるもの、というくくりになっています。ともりんは、私より音楽についてもヒロク二さんと話が出来るのではないかな?クラプトンの「コカイン」も聴いてみました。退廃的な中に優しさのようなものそっと入っているような感じがします。どこか、ソフト。ヒロク二さんがかけるクラプトンしか聴いていないのですが、切なさや辛いことから、ふっと抜け出る心情がメロディから感じます。そう思うと、ベルベット・アンダー・グランドは、まったく別の音楽だなと。今から思うのですが、食事時でなければ、ベレベレと聴こえなかったかもしれません。(笑)
キャベツは春に入った頃収穫できると思うのですが、すごく小さいと思います。今から覚悟している。農家の住み込みバイトは、一応都会に慣れていた私には、驚くことばかりでした。1ヶ月ぐらい居たせいか、帰ってきたら、三つ編みなんかして、オーバーオールなんか着るようになっていて、「どうしたの?」と。その上、ぶよ(蚊より痒い)に刺された痕があって同情されていました。仕事より、都会が恋しくてしょうがなかった思いの方が強かったです。
音楽は、私は詳しい方ではないのですが、正直な感想をヒロク二さんにぶつけています。時々、バカにされますが・・・。いつもしている話を素敵などと、持ち上げて下さりありがとうございます。
つい、調子に乗ってしまいそう・・・・。
今日は、返事が長文になってしまったような。
心温かいコメント、ありがとうございます。