B5サイズの模造紙に黒のマジックで描かれています。
「暑い。もうだめ。」と茹るような気温。
昨日、ブログを書こうとすると、気温がどんどん上る。
机の前に座っても汗だけが出てきて、頭が働かない。
そうそう、2階に取り付けたクーラーの部屋でリフレッシュよ!と思い、
部屋にある作品を入れてある、ケースを開けてみると、
束になった絵を発見しました。
厚さ3cm。
メモのような走り描きのようなものから、ややまとまっている絵といろいろ。
すべてマジックで描かれていました。
↑ちょっとばらして、写真を撮ったもの。
マジックでもいろんな絵が描けるのだなぁ~と感心します。
上のシンプルな絵を選んだのは、
暑くて考えがまとまらない暑苦しい気分に、一瞬清涼剤のように、この絵が染み渡りました。
武内は、いつも眉間に皺を寄せ、難しい顔をしていることが多いのですが、
そのタガが外れると、とても可笑しな人になる。
今回の絵は、絵のタガが外れていて唐突で、意表をつかれた。
ナイキのマークのような形に、口笛を吹いているような口の形。
江戸時代の絵の中に、“ふるゆわ系”に思える絵があるのですが、
きょうの絵は、武内のふるゆわ系の絵だと言っていいかもしれないと思いました。
江戸のふるゆわの絵を2点紹介したいと思います。
↑徳川家光が描いた水墨画。
「兎図」
目が黒くて、うさぎの耳が長すぎ?だけど、味がある。
↑仙厓義梵 「犬図」
こちらの絵は、禅僧のもの。“きゃふん“と泣き声が。
絵は可愛らしいけれど、巻物が括りつけられているから、深い意味があると思われる。
こういうマジックで描いたメモを時に眺めることがあって、
「こういう遊びから、組上げるものがあるんよ。」と武内は言う。
レジャーで遊ぶとかではなく、絵で遊ぶという感覚がわたしはいいなと思ったりします。
文中にあるとうり、昨日の暑さにまいっていました。
そして、引っ越しから1ヶ月が経ったところ。
パソコンのある場所は、階段の上った所にスペースがあって、小さい机を置いています。
階段の上から、ヒロクニさんが何か言っていると、
「何か言った?」「何ですか?」と大声で叫び、コミュニュケーションし易いのではと思って。
「これ、上に持って上って。」は、お互い階段をすべて登らなくても、連携プレイでスムーズだ。
しかし、2階を上ったスペース(部屋じゃない)は、クーラーが及ばない所にあり、
太陽が照り付け始めると、昼からはサウナのよう。
座っているだけで暑い。
そして、夕方になると山からの風が窓からスッと入ってきて気持ちいい。
こういう時に、海から霧笛が聞こえると海に近いのだと思い、神戸に住んでいる実感が湧く。
少しづつ、新居に親しみを持っていっています。
あまりにも暑いと、アーケードのある元町通りまで出るのが大変なので、
街歩きは本格的に出来ないでいる。
以前は、お出かけの帰りによる大丸百貨店でしたが、今日を境に商品の把握が出来た。
食料品の把握に余念がないのでした。
(百貨店は冷房が効いているので、かなり長くいました。)
そして、普段使いにも把握してあるご近所百貨店になった訳です。
服装は恐れていたとおり、お出かけ服装ではなく普段着で。
このラフ感はもうやめられない。
暑いので、小さな喫茶店や好きな店を見つけるのは、秋になりそう。
駅に近いところに“銭湯”を見つけました。
↑花隈駅に近い。
こんなところに銭湯があるのに驚きでした。
家からは12分ぐらい。
家に帰ってからこの話をすると、即、
「つかさ湯?」とヒロクニさん。
「そう。それ。」とわたし。
「その銭湯は、小学の頃よく行っていた。きれいな銭湯でねぇ。」
「その他の銭湯よりきれいでねぇ。そこの娘さんが同級生で、銭湯の2階にも入ったことがあるよ。」と。
「そのぅ~、以前は木造だったの?」と聞くと、
「木造だったけど、きれいでねぇ。」と言う。
“きれい”と何度も出てくるので、きっと昭和の始めから清潔感があったんだと想像しました。
ボーと銭湯を眺めていましたが、角を曲がり帰り道を行くと、
「さほりさ~ん。」と呼び止められ、知り合いに会った。
「こっちに引っ越してきて良かったですよね~。」と言われ、
この言葉によって、私はだんだん神戸に愛着が増えていくのだろうという予感がした。
返ってからヒロクニさんにそのことを言うと、
「さほり、もういろんな人に出会うって凄いじゃないか。」
「俺は、さほりが神戸にデビューしてくれて嬉しい。」と。
「デビューって、いったい何なのさ。」と思いました。
「わたしは、ヒロクニさんと違って“俺は画家だ“という主張も自意識過剰もないぞー!」と心の中で叫ぶ。
自己と他の区別は、しておいて欲しい。
なんか、ピントが変なヒロクニさんだ。
最後はピピ。
↑絶対、1階に下りてこないピピ。
階段の上から、下を覗いています。
頑なに2階の住人を貫いているようです。
“おじゃこ“や“チュール”で誘っても降りてきません。
暑い日が続きそうです。
絵を見て、少しは涼しくなったでしょうか?
なるわけない!って。
暑い中、今日も最後まで読まれた方、ありがとうございます。
これから、夏真っ盛りになるのでしょうね。
右側の人、最初は横(向かって右側)を向いている、と思っていたけれど、もしかして正面を向いているのかな?とも思えてきました。横向きだとかわいらしい感じですが、正面だとちょっと怖いかも……と思ったら、全体的に怖い絵に見えてきました。
パソコンのある場所、オープンなプライベート空間で「小さな書斎」みたいですてきだなと思いました。が、クーラーが届かないとは……。冬は暖かいかもしれませんが、夏はとても大変です。お水と塩分をたくさん摂取してくださいね。
「つかさ湯」きれいな銭湯ですね。建て替えした後も1階を銭湯のままにしてあるとは、地域の人々にとても愛されているのだと思いました。
木造は風情があってすてきですが、ビル仕様の銭湯もまた違った趣があって好きです。
大学生のときに住んでいたアパートが風呂なしでした。夜はアルバイトをしていたので銭湯の営業時間内に入りに行くことができず、大学に行くときにお風呂セットを持参して、少しでも空き時間があったら営業している銭湯にかけこんで入浴していたことを思い出しました。
ピピちゃん、2階がすっかり気に入ってしまったのですね。自分の場所として決めたのでしょうか。環境の変化について、猫は猫として色々なことを考えて生活しているのだなと感心しました。
2~3日前からものすごい猛暑です。ベランダで洗濯物を干しているだけで、太陽光が肌を刺して痛みを感じます。外で道路工事をしている人や建築作業をしている人を見ると、なんだか申し訳なくなってしまいます。
夏はまだこれからなので、どうぞご安全にお過ごしくださいね。
絵を見て、「くすっ」と笑ってしまいましたとあり、私が絵を見て選んだ感覚に近いかもと思いました。この絵にしよう!と思った動機。ユーモアを感じて頂けて嬉しく思います。
夏の間は、パソコンに向かうのは、朝か、夕方、食事が終わってからの夜の時間帯になりそうです。場所は気に入っていますので、時間帯を工夫することにしました。しかし、今年の暑さにも異常を感じます。
「つかさ湯」のことを書きながら、私も学生の頃に銭湯に行っていたことを思い浮かべていました。ともりんの大学生の頃の話を読みながら、あの頃はアパート(下宿)では、風呂なしがほとんどで、風呂付ワンルームに住んでいる学生は、非常にリッチで、少なかったと記憶しています。銭湯にいく時間がなかったとあり、ハードな生活、かつ充実した学生時代を送っていたのではと想像します。お風呂セット、ああ懐かしい!私は洗面器にいろいろ入れて布でくるんでいました。夜道でいろんな思いを抱えながら歩いていたのを思い出します。
ピピちゃんは、1階にはこない。そして、階段の上から鳴きます。「上に上ってきて、コール。」自分はいかないを決め込んでいて、呼ぶのです。今のところピピの決意は固いみたい。
暑い日が続きます。ほんとうに凄い暑さ。
クーラー嫌いのヒロクニさんも、やっと自分でクーラーをつけるようになりました。水分は大丈夫だけれど、塩分は忘れがちなのでとるように気をつけます。いつも、アドバイスありがとう。
「安全に」とあり、ほんとうに安全が似合う夏の酷暑。「安全に過ごす夏」がキャッチコピーになりそう。
蝉の声と共に温度の上昇を感じながら・・・。
コメントいつもありがとう!