神戸、元町にあるジャズ喫茶jamjamにて
いつも座る椅子から見る店内。
神戸へ用事で出かけた時に、立ち寄るジャズ喫茶JamJam。
ヒロクニさんは、店に入ると忙しい人で、マスターとちょこっと喋ったり、あれかけて、これかけてとリクエスト。そして、椅子に座るのではなく、万歳するように伸びをして、足を開き腰を動かす体操のようなことをしてから、椅子にすわる。そして、珈琲と煙草。そして、足を踏み鳴らす。そう、音楽にのっているのです。わたしは、その姿を傍観している。ジャズ喫茶では、音量が大きいので、私達は、あまり話さずボーとしている。家事や用事の出来ない状態がとてもいい。わたしは、音楽を聴きながら考え事するのが好きだ。家で聴くのとは違って、知っているアルバムでも新鮮に聞こえる。そして、じっくり聴けるのがいい。珈琲もとても美味しい。お店のアンティックのソファのような椅子も好き。
このお店で行われる「詩の朗読会」にたまに、ヒロクニさんも参加する。
At the Village Gate | |
クリエーター情報なし | |
Blue Note |
この日は、ヒロクニさんはニーナ・シモンにこだわっていて、あれこれレコードを探してもらっていた。
そして、聴いたのがこのアルバム。
わたしが初めてニーナ・シモンを聴いたのは、ヒロクニさんが買ったCDで。
「ニーナとピアノ」というアルバム。聴くととても可愛いアルバムでとても気に入った。それをかけながら「自殺した妹が、よく聴いててね」と言ったので、ヒロクニさんの妹のことを考えた。ヒロクニさんは思い出話の時に「コッコがね・・・」と呼んだ妹とは、とても仲が良かったのが偲ばれる。結婚した頃、ミュンヘンでビールを飲んでいたら、隣の席の年配の婦人から、「あんた達、お似合いだね」と言われ世間話をした。そのご婦人は、美容師だという事が解り、店を出てから、ヒロクニさんは「コッコが喜んでくれてるのかなぁ・・」「コッコが姿を変えて言ってくれたのかなぁ」と言った。(妹さんは美容師だったのです)ヒロクニさんの妹とアルバム「ニーナとピアノ」は、わたしの中でイメージが出来上がっていて、ある種の感傷を感じる音です。純粋なものを感じずにはいられない。
ニーナとピアノ | |
クリエーター情報なし | |
BMG JAPAN Inc.(BMG)(M) |
このアルバムがヒロクニさんから教えてもらった、「ニーナ・ピアノ」。
ソウルなところが押さえられていて、フランス文学みたい。(あんまり、フランス文学って読んでないのでめちゃくちゃな形容だと思いますが・・・・)
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