毎日新聞夕刊 2006年9月12日掲載 ぼた餅の絵
なんか笑いがこみあげるぼた餅。
この時、ヒロク二画伯は、テンションが高く、火宅の人かと思った。
歌手の北島三郎さんのお母様の手作りの味、とびきり甘く、大きなぼた餅について語ります。作る人から食べる人の心。最近、日本人、大切な事をお忘れでは?と問いかけます。
新聞社から「おはぎ」と聞いていたので、あんこと、きな粉のおはぎを用意して描き始めていたようです。いつも、デッサンのようでデッサンでない、エスキースでもない絵を、運動のように沢山描きます。そういう中、ファクスで原稿が来ました。読んでみると「ぼた餅」について書かれていました。アトリエを覗くと、きな粉のおはぎがデーンと描かれていてました。ウワッー!!と思いましたが、「あんこの方よ。ファクスに書いてある。」と伝えると、顔中「なんやと!もういっぺんいってみろ!」と目は怒りに満ち、眉間にしわをよせ、口もいがんでいる。
「とにかく、あんこの方なのよ。」と言うと、
「どうしろというのだ!!」形相が怖い。
しかし、絶対あんこのおはぎを描いてもらわねば。アトリエで言い合い。とにかく顔が怖い。それに、猿みたいに全身で怒るのだ。
クレヨン、パステル、鉛筆、色鉛筆が乱れている中に、おはぎにもってこいのパステルを見つける。きな粉の色は、クレヨンで描かれていたので、「このパステルをクレヨンの上にのせろ。クレヨンの上にパステルは乗るから。」と、そのパステルをいがんだ顔に、突きつけてやる。
コーフンして、鬼みたいな顔。いきなりパステルを乱暴に取上げるや、アトリエに行ってしまう。出来上がったとたん、新聞社に電話いれて、「何日もかかる時もあるのに、30分で出来上がる時もあるから、不思議だね~。」と嬉しそうに報告。
この「ぼた餅」の絵、いばっていて好きです。
なんか笑いがこみあげるぼた餅。
この時、ヒロク二画伯は、テンションが高く、火宅の人かと思った。
歌手の北島三郎さんのお母様の手作りの味、とびきり甘く、大きなぼた餅について語ります。作る人から食べる人の心。最近、日本人、大切な事をお忘れでは?と問いかけます。
新聞社から「おはぎ」と聞いていたので、あんこと、きな粉のおはぎを用意して描き始めていたようです。いつも、デッサンのようでデッサンでない、エスキースでもない絵を、運動のように沢山描きます。そういう中、ファクスで原稿が来ました。読んでみると「ぼた餅」について書かれていました。アトリエを覗くと、きな粉のおはぎがデーンと描かれていてました。ウワッー!!と思いましたが、「あんこの方よ。ファクスに書いてある。」と伝えると、顔中「なんやと!もういっぺんいってみろ!」と目は怒りに満ち、眉間にしわをよせ、口もいがんでいる。
「とにかく、あんこの方なのよ。」と言うと、
「どうしろというのだ!!」形相が怖い。
しかし、絶対あんこのおはぎを描いてもらわねば。アトリエで言い合い。とにかく顔が怖い。それに、猿みたいに全身で怒るのだ。
クレヨン、パステル、鉛筆、色鉛筆が乱れている中に、おはぎにもってこいのパステルを見つける。きな粉の色は、クレヨンで描かれていたので、「このパステルをクレヨンの上にのせろ。クレヨンの上にパステルは乗るから。」と、そのパステルをいがんだ顔に、突きつけてやる。
コーフンして、鬼みたいな顔。いきなりパステルを乱暴に取上げるや、アトリエに行ってしまう。出来上がったとたん、新聞社に電話いれて、「何日もかかる時もあるのに、30分で出来上がる時もあるから、不思議だね~。」と嬉しそうに報告。
この「ぼた餅」の絵、いばっていて好きです。