生きるという事(2016.12.10日作)
人が生きる事に 意味があるか だって?
意味など ありはしない
意味など あったら
息苦しくて 生きてはゆけない
人は生まれた時から 死に赴くだけの存在
それだけのもの
日々 確実に 死に向かって 突き進んで行く
誰も それを止めるなんて 出来はしない
誰も そこから 逃れるなんて 出来はしない
つまりは 生きるという事は 死の準備期間
死に赴くための 道を探す行為だ
自分が行ける道
死を受け入れるための道
どんな道でもいい 自身の納得出来る道を
行けばいい
他者の評価を 気にする事はない
他者が自分の生に 責任を持ってくれる事はない
地位や名声 名誉も関係ない
死が 総てを拭い去ってくれる
死が 総てを消し去ってくれる
死は 慰め
死は 総てを無の世界へと運んで行く
無に帰した者に 世界は存在しない
存在しない世界に 心を砕くのは
愚かな事
ただ 今 この瞬間 この時を 生き切る
大きな事 小さな事 関係ない
自身の卑小を 嘆く事はない
人は独りの存在 この世でただ一人
他者には 成り得ない
他者に出来ない事が 自分には出来る
自分には出来ない事が 他者には出来る
人 それぞれが異なる存在
異なる事を 嘆いてはいけない
恐れては いけない
世界は異なる存在 異なる個性が幾重にも重なり合って
豊かな層を 作り出している
豊かな色彩を 描き出している
人 それぞれが 世界を構成する一員
自身を尊ぶ事 まず する事
自身を尊び 他者との調和の中で生きる
他者との調和なくして 自身はない
自身なくして 他者はない
生は命の循環
命の循環を生きる
生きるという事は ただ それだけの事
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