田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

北原白秋ゆかりの地を散歩

2019-01-14 11:13:26 | 雄二旅日記
 『この道』公開記念というわけではなく、最近妻が北原白秋に興味を持っているので、江戸川沿いにある白秋ゆかりの地を散歩。



 ルートは、京成金町→(京成)国府台→(徒歩)里見公園→(徒歩)矢切→(北総線)新柴又→(徒歩)八幡神社→白秋住居跡→(徒歩)金町。どうやら8キロぐらい歩いたようだ。いい運動になった。

 白秋が柴烟草舎と名付けた住居を小岩から移築した里見公園には「華やかに さびしき秋や 千町田の ほなみがすゑを 群雀立つ」と記された看板があり、八幡神社には「いつしかに 夏のあはれと なりにけり 乾草小屋の 桃色の月」の歌碑があった。

【インタビュー】『この道』大森南朋
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6a0357d45424357d96e2762f539ce774

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『地獄の英雄』

2019-01-14 07:18:09 | 1950年代小型パンフレット

『地獄の英雄』(51)(1989.10.8.)



 酒に溺れ、一流新聞社をクビになったチャールズ(カーク・ダグラス)は、洞穴に生き埋めになった男の事件を特ダネにして元の職場への復帰を図るが…。

 この映画、「ワイルダー唯一の失敗作」という評論をどこかで読んだ覚えがあるが、この映画が描いた、事件のでっち上げや過大報道、野次馬の嫌らしさといったテーマは、今でも十分に通じるものがある。言い換えれば、ワイルダーが先を読み過ぎ、公開当時は早過ぎた映画だったのではないかとも思える。

 ところで、ワイルダーのフィルモグラフィを見ると、この映画と『サンセット大通り』(50)が、極端に暗い映画として目立つのだが、どうやらこの時期のワイルダーはウィリアム・ワイラーを意識していたらしい。後にワイルダーは、その意識から脱して、艶笑喜劇の傑作を連作するのだが、そう考えると、盟友チャールズ・ブラレットと袂を分かったこの映画は、ワイルダーにとっては、色々な意味で過渡期に当たるものだったのだろう。

 さて、たまたま昨日『ブラックレイン』(89)でマイケル・ダグラスを見たせいか、この映画の若き日のカーク・ダグラスを見ながら、よく似ているなあ、つくづく親子だなあと思わされた。

【今の一言】タイの洞窟事故と『地獄の英雄』(2018.7.3.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b8a413353813c11fb1b569b2fff55a77

カーク・ダグラスのプロフィール↓


ビリー・ワイルダーのプロフィール↓

パンフレット(52・新世界出版社(AMERICAN MOVIE WEEKLY))の主な内容
解説/梗概/監督ビリー・ウイルダー/スターメモ ジャン・スターリング、カーク・ダグラス、ロバート・アーサー

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