記憶を失いながらも、クリー帝国のエリートソルジャーとして活躍していたヴァース(ブリ―・ラーソン)は敵との闘いの中、誤って地球に不時着する。彼女は断片的な記憶のフラッシュバックに悩まされながらも、やがて自らの過去に隠された真実を知ることになる。
主人公の正体を探るミステリーの要素もあるマーベル映画の新作で、女性監督アンナ・ボーデンが共同監督を務めた。新たな女性ヒーローが登場し、後半は、彼女の超パワフルな姿に、ほとんど口あんぐり状態になる。女性が強くなった今の時代を象徴するような映画。昔の『スーパーガール』(84)なとど比べると隔世の感がある。
『アベンジャーズ』誕生前にさかのぼり、1990年代が舞台になるだけに、フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)やコールソン(クラーク・グレッグ)が“若くなって”登場するのが笑える。ネタバレ禁止なので、これ以上は書けない。
『キングコング:髑髏島の巨神』(17)でのアクションの厳しい訓練をかえりみて「私の体って結構すごいんだと思った」と語っていたラーソンだが、今回はそれ以上の激しさだったことは想像に難くない。彼女は『ゴジラ vs キングコング』ではなく、こちらを選んだのだな。
【インタビュー】『キングコング 髑髏島の巨神』ブリー・ラーソン
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