田中雄二の「映画の王様」

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底抜けシリーズ2

2019-03-26 11:17:17 | 1950年代小型パンフレット

 ディーン・マーティンとのコンビ解消後もジェリー・ルイスの映画のタイトルには“底抜け”が付いた。


『底抜け楽じゃないデス』(Rock-A-Bye Baby・57)(1979.1.9.)
 幼なじみが生んだ三つ子の世話をする話で、ルイスの優しさがよく出ていた。コニー・スティーブンスがかわいかった。監督フランク・タシュリン。


『底抜け慰問屋行ったり来たり』(THE GEISHA BOY・58)(1976.7.26.)
 朝鮮戦争の慰問の途中に日本に立ち寄った奇術師が日本人女性と孤児と知り合い交流を持つ。自宅の池に橋をかけ、人夫が「ボギー大佐マーチ」を口笛で吹くなど、早川雪洲本人が『戦場にかける橋』のパロディを見せる。監督フランク・タシュリン。


『底抜けもててもてて』(The Ladies Man・61)(1979.1.10.)
 女性専用のアパートで働くことになった美女恐怖症の男の姿を描く。ルイスが監督もしているが、彼単独の「底抜け~」の中でも詰まらない部類に入るのでは。


『底抜け大学教授』(63) All About おすすめ映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bfab7199d35ba62fb72f5e3fb9744b99


底抜け、ジェリー・ルイスの思い出
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8e709d97ef30ecac6bed0adf658f146e

 

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底抜けシリーズ1

2019-03-26 08:58:45 | 1950年代小型パンフレット

 先日、極楽コンビ、ローレル&ハーディの晩年を描いた『僕たちのラストステージ』を見た際、彼らの映画を1本も見ていないことに気づいた。彼らに続いた凸凹コンビのアボット&コステロのものもテレビで見た『凸凹宝島騒動』(42)のみだが、それらに比してルイス&マーティンの底抜けコンビの映画は結構テレビで見られた。吹き替えはジェリー・ルイスが近石真介、ディーン・マーティンが羽佐間道夫で、オリジナルよりも面白かったのではと今でも思っている。



『底抜け艦隊』(SAILOR BEWARE・51)(1974.8.25.)
 海軍を舞台に、間抜けな水兵コンビが巻き起こす騒動の数々を描く。底抜けコンビの日本初登場作品。ジェームズ・ディーンが端役出演。監督ハル・ウォーカー。

『底抜けやぶれかぶれ』(THE CADDY・53)(1974.8.18.)
 ゴルファー(マーティン)とキャディ(ルイス)が繰り広げるドタバタ騒動。サム・スニード、ベン・ホーガンら有名プロゴルファーも顔を出す。監督ノウマン・タウログ。

『底抜けふんだりけったり』(MONEY FROM HOME・53)(1979.1.8.)
 ギャングのボスから借金の完済を迫られた詐欺師(マーティン)は、風変わりな従弟(ルイス)に協力を求めるが…。デイモン・ラニヨン原作の競馬のノミ屋の話。何となくほのぼのとするルイス&マーティンの明朗喜劇。監督ジョージ・マーシャル。

『底抜けニューヨークの休日』(LIVING IT UP・54)(1974.6.2.)
 原爆実験に巻き込まれ、被ばくしたと勘違いした男(ルイス)と彼を診察した医師(マーティン)が巻き起こす騒動を描く。監督ノウマン・タウログ。

『画家とモデル』(ARTISTS AND MODELS・55)(1975.9.12.)
 画家志望のリック(マーティン)と絵本作家志望のユージン(ルイス)は、同じアパート住む女流漫画家のアビー(ドロシー・マローン)と同居人でモデルのベッシー(シャーリー・マクレーン)と知り合う。監督フランク・タシュリン。

『底抜け西部へ行く』(Pardners・56)(1979.3.30.)
 都会育ちのウェイド(ルイス)と西部育ちのスリム(マーティン)は、故郷の牧場の経営不振を救うため西部にやって来る。ルイス&マーティンの西部劇。若き日のクリント・イーストウッドとリー・バン・クリーフも姿を見せる。監督ノウマン・タウログ。

ジェリー・ルイス


ディーン・マーティン

『底抜けふんだりけったり』パンフレット(57・外国映画出版社)の主な内容
解説/ストーリイ/底抜けコンビの快作ふんだりけったり/底抜けコンビジェリー・ルイス、ディーン・マーティン、マージー・ミラー、パット・クローリー、監督ジョージ・マーシャル/製作ゴシップ

コメント (1)
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