『ザ・ホエール』でオスカー受賞のブレンダン・フレイザー来日
「チャーリーを勇気ある人間だと感じてほしい」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1380670
『ザ・ホエール』でオスカー受賞のブレンダン・フレイザー来日
「チャーリーを勇気ある人間だと感じてほしい」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1380670
『それいけ!ゲートボールさくら組』の紹介記事に載っていた映画に幾つかプラス。
『マルタのやさしい刺繍』(08)
舞台はスイスの村、主人公は80歳の老女。彼女が因習の残る村で、若き日に抱いたランジェリーショップを開店させるという夢を実現させたことから生じる波紋をコメディータッチで描いている。
全体の流れとしては『ショコラ』(01)、老人たちの第二の人生ものとしては『迷子の大人たち』(92)、若返りものとしては『コクーン』(85)を思い出した(どちらもジェシカ・タンディが出ている)。88歳で映画初出演となったシュテファニー・グラーザーの姿が劇中のマルタと見事に重なる。
『コクーン』(85)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/14ec7d9179373a30c6035ff69ff1f260
『コクーン2/遥かなる地球』(88)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1912336f96da49cd1f5f4c9005de7b85
『スペース カウボーイ』(00)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8800bf2ff4c8331817e78859837909ed
『ジーサンズ はじめての強盗』(17)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f58607d897cafda9aa4516dc786cf246
『キング・オブ・シーヴズ』(18)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/38197546b7fb49548381816f4f317187
『それいけ!ゲートボールさくら組』(2023.4.5.オンライン試写)
76歳の織田桃次郎(藤竜也)は、高校時代にラグビー部でマネージャーをしていたサクラ(山口果林)が経営するデイサービス・桜ハウスが倒産の危機にひんしていることを知り、元ラグビー部の仲間(石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎)を集めてサクラを助けようと考える。
桜ハウスを立て直すには銀行からの融資が必要で、そのためには加入者を増やさなければならない。桃次郎たちが試行錯誤の末に思いついたのは、ゲートボール大会に出場して優勝し、施設の知名度を上げるというものだった。
実年齢では、藤82歳、石倉77歳、大門74歳、森次80歳、小倉72歳、そして山口76歳、写真だけの登場の毒蝮三太夫87歳、ゲスト出演の故・三遊亭円楽72歳となる。
これだけ高齢の俳優が集まった映画は珍しいのではないか。全体的には緩々な感じだが、リーダーでちょっとダンディの残り香がある藤、うるさい石倉、腹の出た大門、ウルトラセブンのパロディを見せる森次、存在感の薄い小倉と、それぞれの役柄も面白い。
欧米に比べると、こうした“老人映画”が少ない邦画界には、こういう映画も必要だと思う。ラストはちょっと『素晴らしき哉、人生!』(46)みたいだったし。