田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

脚本・竹山洋 ドラマ編「砂の器」「秀吉」「坊さんが、ゆく」「菜の花の沖」「利家とまつ」

2023-04-17 23:37:10 | テレビ

松本清張「砂の器」

(91)今西栄太郎(田中邦衛)吉村弘(伊原剛志)和賀英良(佐藤浩市)監督:池広一夫
(11)吉村弘(玉木宏)和賀英良(佐々木蔵之介)今西栄太郎(小林薫)監督:藤田明二
この原作を基に2本別々のドラマの脚本を書いたのは、竹山ただ一人だろう。2本目の主役は今西ではなく、吉村になっている。
清張物の脚本では「点と線」(07)も書いている。


ヒロインと弟役が重要な役割を果たす「竹中直人+竹山洋の三部作」

大河ドラマ「秀吉」(96)妻のおね役は沢口靖子、弟の秀長役は高嶋政伸
「坊さんが、ゆく」(98)ヒロイン役は沢口、弟役は長嶋一茂
「菜の花の沖」(00)高田屋嘉兵衛(竹中)、妻役に鶴田真由、弟の金兵衛役に筧利夫
大河ドラマはもう一本「利家とまつ~加賀百万石物語~」(02)がある。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ac13314395b7ad6b57b594aa1e5b6cbb

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「驚きももの木20世紀」「遥かなるメジャーリーグ 江夏豊・ジャッキー・ロビンソン」

2023-04-17 11:44:20 | 名画と野球のコラボ

「驚きももの木20世紀」「遥かなるメジャーリーグ 江夏豊・ジャッキー・ロビンソン」(1995.10.13.)

 ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄の活躍にあやかって、こうしてメジャーリーグ関連の番組が作られるのはうれしいのだが、逆にそこからメジャーリーグの暗部が見えてくるところもある。

 例えば、タイ・カッブ、ベーブ・ルースらは、不世出のプレーヤーだが、1人の人間としては決して褒められたものではなかった。

 黒人初のメジャーリーガー、ブルックリン・ドジャースのジャッキー・ロビンソンの存在、忍耐、勇気、影響などはどれも素晴らしいのだが、彼の登場は約50年前、つまりメジャーリーグのおよそ130年の歴史の半分以上は、白人だけで行われていたことが分かる。

 ロベルト・クレメンテ。今でこそラテン、ヒスパニック系の選手たちは珍しくもないが、彼らのパイオニアは肌の色に加えて、言葉の壁とも戦わなければならなかったという事実がある。

 ただ、この場合、ロビンソンやクレメンテらがこじ開けた扉が、今のグローバルなメジャーリーグに発展したことを素直に喜ぶべきなのかもしれない。その軌跡の上に今の野茂の活躍もあるわけだから。

 そして、最初はロビンソンを差別していたドジャースの白人選手たちが、プレーを通じてロビンソンを認め、理解を深めていったところにスポーツの素晴らしさを見ることができる。

 その意味では、今年ルー・ゲーリッグの連続試合出場記録を破ったボルチモア・オリオールズのカル・リプケンが野茂に贈った「日本人である野茂がメジャーリーグで活躍していることにちっとも違和感なんかない。才能を持った選手ならば、どこの国の誰だろうが、結局はここ、メジャーリーグに来ることになるんだよ」という一言が心に響く。


 

【今の一言】この後、イチローや松井秀喜が続き、その延長線上に今の大谷翔平の活躍がある。日本では42という数字は“死人”につながるとして嫌われるが、日本に来た外国人選手は喜んで背番号42を付ける。それは42はロビンソンが付けていた背番号であり、メジャーリーグでは今は全球団で欠番となっているからだ。毎年4月15日には、ロビンソンの功績をたたえ、全30球団の全選手が背番号42を付けてプレーをする。日本では、中日ドラゴンズのドラフト1位ブライト健太(父がガーナ出身)が今年から背番号42を付けている。
 

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「BSシネマ」『42~世界を変えた男~』

2023-04-17 06:12:07 | ブラウン管の映画館

『42~世界を変えた男~』(13)

チャドウィック・ボーズマン ジャッキー・ロビンソンとジェームス・ブラウンを演じた男
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d54c9022bea21d1f91cc2d297fb1496b

「映画で見る野球 その1」『打撃王』『甦る熱球』『42~世界を変えた男~』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/031d59decb01df8fc64df847f7a96531

【映画コラム】『42~世界を変えた男~』ほか、伝記映画が目白押し
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/57923/2

 

 

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