素敵な宝石箱に入られて大切に保管されている物は、
息子の乳歯
我が家は、元々歯が丈夫な家系で、母と子の良い歯のコンクールで、三人の息子全員が表彰されている家です。
虫歯の一本も無い息子は、小学生になっても乳歯が抜けないでいました。
だんだん下の永久歯が育って来て、歯並びが悪くなるのを案じた私は息子を歯科医院に連れて行きました。
虫歯治療をしたことの無い息子は周りの機械等にビビったらしく、
歯医者さんを見て、大泣きして大口を開けました。
あっという間に乳歯は抜き取られて一件落着。
すかさず息子「ドロボー!~僕の大事な歯を返せ!!」と歯医者さんを一喝。
歯科医院中の笑い声と息子の鳴き声で歯が抜けました!
私は身体の力が抜けました。
宝石箱に入られているのは、記念の乳歯。
我が家の大切な宝物です。
あれから二十数年
新入生と新入園児の父親になっています。