夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

忘れ物

2015-09-24 20:06:59 | 日記・エッセイ・コラム

         忘れ物

今から二ヶ月程前の暑い日。

知人と私と夫の三人で食事をしました。

私はいつも夫に何から何まで任せて、杖とショルダーバッグだけ持って外出をします。

その日は、夫が一足先に帰りました。

 続いて私たちが席を立って帰り支度。

店を出てから、私がカメラを忘れたことに気が付いて、二人で店へ戻りました。 

カメラは受付に忘れていました。

 (ヤレヤレ)

 それから知人の車に戻って、座席に座ると何か座り心地が悪い!

Гあ、座布団を忘れた。」

連れは、Гえ??まだ何か??」と言う顔で、

呆れ返って、Гそこに座っていて下さい。取って来ますから。」と一言。

    私も彼も炎天下汗がダラダラ…

     私は普通の汗と冷や汗も‥‥

 

私の必需品のドーナツ状の円座は、先程食事をした場所にしっかりと置き去りにされていたようです。

連れの青年はさぞかし驚いたことでしょう!

私のことГ痴呆症では」と思ったかも知れませんね…

 

                  つまらない 言い訳

カメラは私のお気に入りの高価な物なので専用の赤い袋に入れて、独りで持ち歩くことも多いのです。

ですから席を立つ時に自然と手にしたようです。

円座は私にとっては、大切な必需品なのですが、家や車の中にも数個あります。

私は普段は外出する事もほとんどありませんし、家族と出掛ける時には必ず誰かが手助けしてくれます。

円座も荷物も全部家族が持ってくれます。

息子たちはまだ小さな頃からスーパーなどでも当然のように買い物袋に詰めるのも、荷物持ちも全部してくれました。

私が交通事故や、心臓病の手術などで入退院を繰り返して来たからです。

杖は無いと上手く歩けませんが、円座は座る時以外不要なのです。

と屁理屈…

 

        反省

今回の忘れ物事件で痛感したこと

円座一つとっても、私はずっと人任せにして来た。

いつも夫や家族を頼りにして、店を出る時に自分の持ち物のチェックさえも怠ってしまった。

普通ならば、立つときに、忘れ物はないかとみんなの忘れ物まで気を配らなければならない立場なのに

病気を理由に甘えたり、今回は赤の他人に二度までも店に取りに行くと言う多大な迷惑をかけたり

情けない!

そうそうあの日は昼の薬三種類全部忘れてしまい、帰宅後服用したのです。

何事もなかったから良かったけれども、何かあったら一大事。

薬や荷物、戸締まりなど忘れたでは済まないことも多い。

  もう一度初心に帰って、自分で基本チェックをしっかりしようと思った忘れ物のエピソードです。

 

9月23日秋分の日の富士山