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危機突破はイギリス人気質に学ぼう!◆感情よりも現実処理◆

2010-07-30 13:07:02 | 日記
こんにちは

昨日紹介のナイチンゲールは
「輝けるヴィクトリア人」
(Eminent Victorians)と呼ばれる
イギリス黄金期の人物です。


イギリスがもっとも輝いたヴィクトリア朝は
メイド服や黒執事の時代でもありますので
ヲタク心が刺激される時代でもあります。


2009年11月10日ブログも参照ください。
「困った医者の、最後の切り札は★ヴィクトリア女王陛下★」


週末は
夏の自由研究ということで書いてみますね。




◆その繁栄の元にあるのは現実処理の気質?


※※※
何か災難に襲われた場合、イギリス人は本能的にまず
打てる手を打って、感情的反応はなるべくあとにのばすのだ。
したがってイギリス人は危機に強い。

こういう性格の人間は、それだけですでにかなり勇敢になれるのだ。
※※※

「イギリス国民性覚書」~フォースター評論集(岩波文庫)


フランス人との比較からフォースターが述べていますので
ヨーロッパでも特徴的な国民性なのかと思われます。


この気質が一番マッチングした時代こそヴィクトリア朝
なのかな、と私は考えています。


ヴィクトリア朝の繁栄を支えた海外植民地を防衛したのは
強大な海軍力。
その海軍を支えるのに必要だった気質こそ実に
洋上でのたくみな「現実処理能力」なのです。


◆感情よりも現実処理を優先させる。


フォースターはフランス人とイギリス人が馬車に乗って
転倒しそうになった時の2人の対処の違いを書いています。

ここではそれを船にたとえ直してみました。


もし、乗っている船の船底に穴があいていることを発見したら


1.
沈んじゃう~!どうしよう~!わ~きゃ~!
(大騒ぎして、まっさきに暴れだす)

2.
無言のまま急いで応急処理を施してしまう
(騒いで船を揺らすと2人ともすぐ沈む危険性が高まる)


1.がフランス人の反応
2.がイギリス人の反応

のようです。

イギリス人は恐怖の感情が後になって出てくるので
船が無事に陸地に到着したら陰気に寝込んでしまう。

フランス人は恐怖の感情はそのときに出しているから
陸地では陽気にワイン飲んで乾杯するんだとか。



船を動かすために必要な才能・気質を考えたら
どう考えても
フランス人よりもイギリス人のほうが優れているわけです。



◆ヴィクトリア朝を支えた「船乗り気質」


Rule,Britannia,rule the waves: Britons never will be slaves.
(イギリスよ海を統治せよ、イギリス人はけっして奴隷になるまいぞ)

ルール・ブリタニア


ヴィクトリア朝のイギリスの繁栄は海に支えられてきたのですよね。
イギリス人の「船乗り気質」といってもいいかと思います。


「船乗り気質」とは「現実処理」

海の上でいたずらに感情を爆発させても、船は絶対に進まない。
じっと風を待つか、自分でオールを漕ぐことが大切。

感情の爆発は後回しにして、まずは現実にできることをしっかり。



◆人生航路の船長ならば

船を人生にたとえてみれば

いろんな悩みというものは、実は8割ほどが「感情的なもの」だと思います。
例)
就職活動どうしよう・・

自分の心の感情の中で思い悩む。
この時間経過が悩みの正体ということもあります。

こういう場合はイギリス人のように

悩むことよりも現実処理。
まずは何をすればいいのかのリサーチをすること。

現実処理で解決できれば8割の「感情的な悩み」も解決できます。


◆メイド復活にむけて


日本が、イギリスのヴィクトリア朝の繁栄に続こうと思ったら
この「危機突破・現実処理」の気質を学ぶほうがいいかなと思います

いや、学んでしまいましょう。

そうしたら本物のメイドさんも日本の社会に復活できます
(だれもが個人でメイドさんを雇えるくらいの豊かな経済繁栄ということです)



注1)
イギリス人気質の中には現実処理能力の代償なのか、
感情を溜め込んで誇大妄想してしまうものもあるようです。
→アリスインワンダーランドなどの文学作品

注2)
私のは「リラックマ気質」といいます。




それではよい週末を!