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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

室伏

2007-08-28 21:18:34 | Weblog
昨日のハンマー投げ、面白かったね。凄くハイレヴェルで。世界の頂点のプレイヤーの素晴らしさを思いっきり堪能させてもらった。あそこまでいくと、努力することは何もない、鍛えなければならないところはどこもないという人たちの勝負だもの。「勝敗は、時の運」という言葉が真実味を帯びた世界だね。僕らの、時代では、運動なんかするものは馬鹿が多いと言われて、勉強することが頭のいい子の選択だった。運動ができる子より勉強ができる子のほうが尊敬された。そんな時代をとおりすぎて、今は、頭のいい子が運動をする時代なんだね。それにしても室伏の戦い方は、爽快だった。態度が、武士だった。こんだけ肉体を鍛えると人間も鍛えられるのかと思った。勝負を通り過ぎてなんか、感動をもらった。自己実現の素晴らしさって言うか自己の立場を守っての気配り、ヴィクトリーランに伴走してもらったイボンもきっと金メダル以上のうれしさだったと思うよ。彼らがみんな哲学者に見えた。本来のスポーツってこういうものじゃないのかな。室伏は6位であったけれどこの日のハンマー投げは、室伏デーと言ってもいいと思う。日本は、確実に大人になっていると思う。勝負は、時の運、運を掴むために精進してくださいと祈るばかり。いよいよ、今後の神の領域に期待するばかりです。
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