フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

背中にピアス

2012-06-21 08:32:27 | Weblog
首が回らず腰が痛くもうダメというところまできた。ついに意を決して「東洋医」のところへ行った。ここは、サロンふうなオシャベリクラブの針医というか保険が使えて高周波だの低周波だののマシン中心の若者向け医院じゃなくて「藤枝梅安」ふうな古民家で路地の向こうでひっそりとやっているようなところで知る人ぞ知るといった雰囲気のところ。もちろんマシンも駐車場もない。でも「治すならここだ」という評判が高いからかガラガラ戸を開けると患者が多かった。でも静か。おしゃべりサロンでないのが一目瞭然。保険利かないからか。200円300円じゃこれないからね。診察台は昔ながらで味も素っ気もないパンツ一枚で転がされて「首と腰が痛いんです」というと口数は少ない先生が首と肩を揉んでいく。手と針しかない世界だが主に手が主役か。「はい坐って首動かして」「軽くなりました。」「酷く凝ってます。こんだけ凝ってたら頭も痛くなりますよ」「左はもっと酷いですね」と揉んでいく。「内臓が冷えてますね。半身浴を20分くらいしてください」内蔵が冷えているのかそれでお腹の脂肪が燃えないでプックリボディになってたのか。肩はどうして凝ったんだろう自転車でこけたからかな。「腰はずっと前から悪かったみたいですね針を置いておきましょう」といって置き針。「背中にピアス」かよ。と思ってたけど一晩寝ると体の軽いこと肩の凝りが腰に落ちてきたというのか腰の痛みはまだあるけどずいぶんとラクになった。「少し続ければよくなりますから」と「藤枝梅安」が言う。東洋の神秘だなぁ。
コメント
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