フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

bonne sante'

2020-04-20 09:32:41 | Weblog
「毒にも薬にもならない」ってよく聞く言葉。オレのことかと素直に思ってしまう自分がいて世間の片隅で生きる悲哀をしみじみと感じる。その毒からクスリを作るって話は昔から知ってはいたけどけっこう進んでいるんだね。アルツハイマー、糖尿病、パーキンソンにHIV それと何だったかな高血圧に抗毒素か。なんだ、医学薬学といえども人間以外の地球上の生物の知恵を借りているんじゃないかとちょっと安心。彼等を生かし続けなければ人間の未来はないということだから。日本ではヘビと蜂と毛虫、ムカデ、海ではゴンズイ、カサゴ、エイあとは植物くらいしか知らないが世界では大変なのがいるらしいね。毒はね何万年もかけての進化の途中で出来たらしい。その毒を利用して人間に役立てるなんて初めに誰が考えたんでしょうね。と思いながら毒の本を読んでいると何の種類だったかヘビの毒でね、あれはタンパク質の変化したものだって。その毒が人の体内に入った時、強烈じゃないもんだから免疫機構が毒と判断しずらくて躊躇するんだってね。その間に他の抗体と言うかアレルギー反応物質とかが様子を見に集まって来て渋滞を起こして結局血管を詰まらせて壊死を引き起こすんだってね。これって新型コロナに似てるとふと思った。感染力は強いけどウイルス自体は強力じゃない。強力じゃないのが曲者で悩んでいるうちに自分の免疫が制御不能になるというパターン。それが、年寄りはたまたま肺で起こるから重篤になるんだろうなと想像を膨らませる。70歳から呼吸機能と腎機能はグンと能力低下だからね。もう上がることはないから。あとは、「毒を持って毒を制す」くらいの覚悟がいるだけかも。
コメント
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