みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

雲・小春日和

2008年11月23日 | 名古屋日記
霜月某日
午前、半日ドック。
このクリニックに置いていある週刊誌を1年ぶりに読む。
角田光代さんの文章、林芙美子「浮雲」の評がいい。角田さんの筆は冴えてるなあ。すっきり的を得た表現。上手い!
早速、読んでみたい本に追加。

昼下がりの帰りの電車、空いている。
途中の駅で、お母さんと、そのお母さん、そして幼子2人が乗り込んでくる。
隣に座る。
正面の年配の女性たち、甘えん坊の幼児が微笑ましいらしく、ぱっと、にこやかな表情になる。
それを見て、自分も和やかな気分になる。
改めて、小さい子供の世界を明るくするパワー、恐るべし!

車窓の向こうには、水色の空に白い雲が気持ち良さそう。
ぼんやりした性質なので、いい気分で、うとうとしてしまう。
危うく降り過ごすところだった。油断禁物。

玉の如き小春日和を授かりし
(松本たかし)



浮雲 (新潮文庫)
林 芙美子
新潮社

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これからはあるくのだ (文春文庫)
角田 光代
文藝春秋

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あな恐ろしや

2008年06月14日 | 名古屋日記
奴が出てきた。
6月の季語の中で、恐らくは最強に恐ろしい奴。

ムカデ!

眠りに就く前、ピアノを弾いていたら、なにやら、足の指に、妙にチクチクチクッとさわるものがある。
ふむ?と思って足元を見やると、うぉっ! あの恐ろしい姿が、モギョモギョ動いているではないか!

間一髪?で刺されるのは免れたものの、ピアノの下に逃げ込まれ、取り逃がしてしまう。
すぐ、殺虫剤を噴射するも、結局、捕獲できず・・・。
逃げられてしまった・・・。
不覚・・・。

その晩、いつ襲ってこられるかと不安が過り、よく眠れず・・・。
それからは、奴が天上を這っていないか?常に警戒を怠らず、物陰から急に襲われたらどうしよう?とビクビくしながら、毎日を過ごす。
ピアノも、隙間からギロギロ這い出てきたらどうしよう!と心配で、集中できない・・・。
絶対何かが起こるはず!と恐れていた13日の金曜日にも、結局、奴は現れず・・・。

奴はどこに行ってしまったんだろう・・・。

改めて、自分の臆病さが情けなくなる。

皆様、この時期、ムカデ警報発令です。ご注意下さい。

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ハノンケーキ

2008年05月29日 | 名古屋日記
よせばいいのに、川上弘美さん「東京日記、卵一個分のお祝い」に触発されて、日記をつけてみたくなる。
4/5本当日記です。

明け方、夢を見る。
前夜、「世の中にdolceなことが、満ち溢れるといいな」などと、ブログで書いたせいだろう。ケーキバイキングの夢。(我ながら、単純な奴・・・。)
その中のケーキの一つは「アノン」というケーキで、これは所謂「ハノン」のことなんだな、と内心得意気なのだ。
でも、せっかくのケーキには口をつけることなく、仕事で世話になっている相棒に、全部、あげてしまった。
ん~、食べられなくて残念。
一日中、「アノン」のケーキは、どんな味なのか、とても気になって、仕事が手につかない。

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
門馬 則雄,川上 弘美
平凡社

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コメント (2)
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