みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン 乙女隠しの月の光に・・・。

2010年03月29日 | ピアノレッスン
夜、レッスン。
もうすぐ4月とは思えない、寒い日が続きますね・・・。
空には乙女隠しの月が浮かんでますね!

・チェルニー40-40(総復習)
×。今回も、もちろん×。4ページ目の下のあたりが、かなり怪しい。
前回レッスンからの3週間。ほぼ毎日、2回まわりは弾いてたけど、まだまだ・・・。
変なところでスタッカートが入っていたり・・・。
技術的には39番よりは易しいのだけど、この長さには参った!

・バッハ「6つの小前奏曲 第1曲ハ長調BWV933」
弾き始めの最初の音、はっきり!

・バッハ「6つの小前奏曲 第2曲ハ短調BWV934」
装飾音+2つの八分音符が三連符になってしまっていた。直す!
音が濁ってる&ムラがあると指摘される。
ん~、なんだか後退したかも?

・バッハ「6つの小前奏曲 第3曲ニ短調WV935」
23小節目、左手、遅れる。
自分でも分かっているけれど、弾けないんだなあ・・・。

・ドビュッシー「月の光(Clair de Lune)」
年の初めから譜読みを始めて3ヶ月。細々と練習していたのですが、ようやく、レッスンに持っていってもいいかな?と思えるレベルになってきたので、持って行く。

でもね・・・。駄目駄目でした。

まだ曲に命が宿っていないのです・・・。
難しい曲。
全体的に弾き急ぎ感があるので、もうすこしテンポをゆっくりにしたら?との指摘。
でも、ゆっくりにすると、テンポにムラが出てしまい、同じ程度のゆっくりで弾くのが難しい。
音価間違いもちらほら・・・。

月の光は10数年前、「セブン・イヤーズ・イン・チベット 」の映画を見て以来の憧れの曲。
丁寧に丹精したいと思う。


セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]

角川ヘラルド・ピクチャーズ

このアイテムの詳細を見る


セブン・イヤーズ・イン・チベット―チベットの7年 (角川文庫ソフィア)
ハインリヒ ハラー
角川書店

このアイテムの詳細を見る

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神話の世界の調和

2010年03月28日 | 言葉のトリビア
前々回、ハルモニオデオンの記事を書いたのだけど、"おばあちゃん"ではない方の、「ハルモニ」の続きです。

「ハルモニ」のハーモニーは、ギリシャ神話の女神「ハルモニア」に由来するんですね。
それで、ハルモニアのことが気になって、調べてみると・・・。

ハルモニアはアフロディテ(ビーナス)の娘にして「調和(harmony:ハーモニー)」の象徴・・・。
でも、温和な人柄とは裏腹に、とても波乱に満ちた人生?だったんですね。

http://www.h6.dion.ne.jp/~em-em/page326.html

最後は、夫、カドモスの蛇に変えられてしまう運命に従い、自らも、蛇になることを選ぶ。"愛し合う夫婦の強い絆を描いた美しいエピソード"とのこと。

この話を知って、一層、「調和」の言葉に深みが出てくるような・・・。

そして、調和を語る上で忘れられないのが、KOKIAの「調和」で、こちらは、また違った調和の姿。
長調でも短調でも、その行き着くところは一つかもしれない?と思ったり・・・。

この曲、魅入られて、異界に連れ去れるような怖さがあります・・・。神がかり的と言うか・・・。
(聴き過ぎると蛇に変身させられてしまうかも!)


rurekuteshieka wokitonakayada onirokokonoshi wata tai tsuwazadekazushi teshisokunamae tahatookumeshihi nirimonoko

この森にひしめく音は絶え間なくそして静かで、ざわついた私の心に穏やかに返してくれる。


pearl~The Best Collection~
KOKIA,Glenn Frey,Don Henley,澤近泰輔,中西亮輔,妹尾武,華原大輔,塩入俊哉,五十嵐“IGAO”淳一,林有三,KOKIAn’s
ビクターエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花見2010

2010年03月26日 | 花・植物
桜、咲いてきた!
まだ、咲き始め~3分咲きかな?
今週は寒かったから、開花は足踏みみたい・・・。


仲睦まじく・・・。


まさをなる空より・・・。


そうだ!
「咲」という字の右側は、8本の蕊を表しているんだ!


古くからの物は、桜に良く合うなあ。


夢見心地、恋心地・・・。


見返り美人
光は神の恵み・・・。




地上の銀河
(花銀河)

今日は、思い切って年休をとり、近くの寺社をぐるっと一回り。
平日の午後は、どこも人気がなく、静かな花見(花撮影)に。

冷たい風が吹き荒れていたけれども、温かな日差しが心地良い。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おばあちゃんの音楽堂~ハルモニオデオン

2010年03月25日 | 言葉のトリビア
その1.ハルモニ
ある本(在日朝鮮人家族が出てくる本)を読んでいたら、「ハルモニ」という言葉が目に留まりました。
ハルモニ?
自分の語彙にはない言葉です。
早速、調べてみたら、朝鮮の言葉で「おばあちゃん」の意味なんですね・・・。

遊佐未森さんファンとしては、もちろん「ハルモニオデオン」のアルバムが頭にあり、不思議な偶然だなあ!と思うのでした。

もちろんハルモニは、調和(harmony:ハーモニー)に縁があるわけで、調和の象徴でもある朝鮮のおばあちゃんたちは、幸いなり!

国境・民族を越えての同音異義(homonymy:ホモニム)、ただの偶然なのか?根っこのところでは、両者を繋ぐ何かがあるのか?興味深い・・・。
(harmonyとhomonymyが近いのも興味深い・・・。)

その2:オデオン
と思っていたら、昨日、お客さんに案内されたランチのお店が「オデオン」でした。
なんという偶然!

「オデオン」はフランス語で「古代ギリシャ・ローマの音楽堂」とのこと。

なるほど。「ハルモニオデオン」には「おばあちゃんの音楽堂」の掛詞もあるんですね・・・。

ハルモニオデオンが世に出て20年。
この20年間、音沙汰がなかったのに、ここ数日で、両方の言葉に縁のある出来事が続いて、びっくり!
ハルモニオデオンに秘められた謎、20年の歳月を経て、解き明かされると言うか・・・。

~ハルモニオデオンより~
どうか心の中を静かにしてお聴き下さい。
メロディーは遺伝子を伝って旅をする生命体です。
きっと皆さんの心の中に在るメロディーです。

Youtubeにハルモニオデオンがありました!
樹々の優しさあふれる、とてもハーモニーな曲♪ですね。

ハルモニオデオン

Sony Music Direct

このアイテムの詳細を見る


(追記)
アマゾンを見ていたら、このアルバムの発売日が1989年10月8日となっていて、自分の誕生日であることに気づきました。(もちろん年は違いますが)
偶然とは言え、何という、運命の心憎い演出か!と思わずにはいられません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

108

2010年03月23日 | ピアノ的雑感
そう言えば、先日のピアノリサイタルの曲目解説に、興味深いことが書かれてありました。

べートーヴェンのピアノソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーアソナタ

この曲の4楽章のフーガは108の音符から成っており、108は、仏教やヒンドゥー教で神聖な数字(例えば、仏教の108煩悩など(除夜の鐘は108回撞きますね・・・)で、何か関係があるかもしれないとのことでした。
実際に、ベートーヴェンはこのソナタを書く40代半ばに、ヒンドゥー教の教典に影響を受けていることが、ベートーヴェンの残したメモで分かっているとのこと。

果たして、このソナタと東洋思想に関係はあるのかどうか?
それともただの偶然?

また、西洋は西洋で、108に別の意味もあるとのこと。

ん~、なんとなく気になるなあ・・・。

なぜなら、自分は10月8日生まれなので・・・。

ちなみに誕生日の本、人気だそうですね。

マイバースデーブック
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一年の計(追加)

2010年03月22日 | 近況
桜も随分、ほころんできましたが、もうすぐ年度始めの4月。
何か新しいことを始めるチャンス!
あるいは、一年の計を修正するいい機会!かな?
何かを始める機会が1年に1回だけではなく、2回あるのは有り難いこと。
この暦の妙、大いに利用したいところ。

ちなみに、自分の場合、些細なことだけれども、
・歯間ブラシとフロスを使って歯磨きする(週、1,2回だけど・・・)
 (ここしばらく、歯医者さんで歯の掃除をしてもらい、歯間ブラシとフロスの使い方を教えてもらったのでした)
・こずかい帳をつける
こと、一年の計に追加で、続けようっと。

しかし、もう今年も1/4終わってしまうんですね・・・。早いなあ・・・。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上達曲線

2010年03月21日 | ピアノ的雑感
「シンメトリーの地図帳」、面白い本だなあ!(まだ途中だけど・・・。)
以前読んだ「素数の音楽」のマーカス・デュ・ソートイの新作です。

今回は、天才数学者達の巨大結晶「モンスター」への挑戦。
知的好奇心、とてもくすぐられる。訳者も同じ方なので、文体もいい。
なかなかに胸弾む読書体験です。
なるほど!そう言えば・・・!という気づきも、いろいろ。
で、1つメモります。

フィボナッチ級数
1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144・・・
1つ前と2つ前の数を足して得られる数列。
単純だけれども、この級数は、"自然界でさまざまなものが大きくなる時の基礎となる"数列なのだそうだ。

この比率は、例えば、オーム貝の成長にも現れる。


恐らく、ピアノ演奏の技量も、この形のように、伸びていくものではないかな?

以前、技量の伸びは指数関数的に訪れるという内容のことを読んだことがあるけど、それとも一致する。
初級の頃は、頑張っても、1、2、3と、上達の様子は芳しくない。何百倍、何千倍のレベルの上級者はまるで神様のような存在。
でも、上達のテンポは上がってくるので、差があることに落胆する必要はない!そんな内容でしたね。

根気よく続ければ、いつか、フィボナッチ級数的に、きっと大きく伸びる時がやってくる!(と、自然を信じよう)

そう言えば、1曲が弾けるようになる過程もこのオーム貝の曲線に近いものがあると思う。
はじめは、音符を読むのに必死で、止まってばかり。まるで曲にならない。
でも、長い月日、根気よく続けていると、ある時、ぐ~んと弾けるようになってくる。譜読み開始当初の弾けなさぶりからは、信じられないレベルに!

自然の法則は、姿形を変え、いろんなところに相似の形で現れる!

参考URL
オーム貝はなぜ美しいのか

シンメトリーの地図帳 (新潮クレスト・ブックス)
マーカス・デュ・ソートイ
新潮社

このアイテムの詳細を見る



素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
マーカス・デュ・ソートイ
新潮社

このアイテムの詳細を見る

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初メシアン

2010年03月20日 | ピアノ
パルティータ、メシアン、ハンマークラヴィーア・・・。
なんとなく、曲目が気になって、聴きに行ってみる。
李 鮮花(りそな)リサイタル。

あどけなさも残る若いピアニストさんだった。
可愛らしい容姿からは想像もつかない、豪快なフォルテシモ、怒濤なフーガ。上手いなあ・・・。
表現、悪いけど、一瞬、演奏マシーンを思い浮かべてしまう。

一番印象に残ったのは、メシアン。
「父のまなざし」。静かに刻まれてゆく繊細なピアニシモ。不思議な色彩が神秘的に移ろってゆく・・・。いい曲!
「喜びの聖霊のまなざし」は、なっ、なんなんだ、これは!
神の喜びは、熱狂的すぎて、人間の理解を超えている?音の饗宴?圧巻・・・。
この独特の不興和音、好きな人は、むっちゃ、好きなんだろうな・・・。

ハンマークラヴィーアソナタの3楽章は、少し、うとうとしてしまい・・・、4楽章は、ちょっと冷やっとする。
アンコールの曲、平均律1番プレリュードに朝鮮の民謡のメロディーかな?が重ね合わされた曲も印象的。

素晴らしい演奏を、ありがとうございました!
ん~、でも、ちょっと疲れたかな・・・。

============
李 鮮花ピアノリサイタル
・バッハ「パルティータ4番 BWV828」
・リスト「オーベルマンの谷」
・メシアン「みどり児イエスに注ぐ20のまなざしより
  1.父のまなざし  10.喜びの聖霊のまなざし」
・ベートーヴェン「ピアノソナタ29番 ハンマークラヴィーア」

@電気文化会館ザ・コンサートホール

============
(追記)
お風呂で、「喜びの聖霊のまなざし」の印象について、ぼおっと考えていたら、発見!
「太陽の中の核融合反応の様子を表したような音楽」が相応しい。
これにて、一件落着。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼけ

2010年03月14日 | 花・植物
庭のボケ、今年は花が少なくて、裏の年のようだけど、
それでも、ちらほら、いい感じに咲きました。


蕾の膨らんでゆくのも、好き。


君たちは、もう少し、かかりそうだね。


蕊(しべ)が、おいで、おいで!してました。
この形に惹かれて、虫たちが集まるのかも?

ちなみに、「しべ」には、三つの心が宿るのです。
なかなか、ステキな字です。
この字を思いついた先人に、感謝!


横からの姿、たおやかな佇まいでした。

少しずつ、春が濃くなってきて、
ピアノも春の曲を弾きたい気分。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●レッスン 引き続き小プレリュード

2010年03月08日 | ピアノレッスン
夜、レッスン
日中、仕事の問題をウダウダ考えていたら、レッスンのことをすっかり忘れてしまう。
気づいたらレッスンの始まる5分前で・・・。
あっ、いけない!遅刻だあ!

・チェルニー40-40(総復習)
×。長い曲。もちろん2週間では、全然弾けるようにならない。
アーティキュレーションが、変テコになってしまってるところが多く、矢継ぎ早に指摘を受けて、なんだか沈む。
この曲、長いけど、技術的には今までの延長線上で、きっと、うまく着地できるはず!
卒業記念日はいつになるかな?

・バッハ「6つの小前奏曲 第1曲ハ長調BWV933」
・バッハ「6つの小前奏曲 第2曲ハ短調BWV934」
どちらも、ほとんど指摘なし。
暗譜を目指して弾き込む!
それにしても、第2曲は、ほんとうになんていい曲なんだろう!

・バッハ「6つの小前奏曲 第3曲ニ短調WV935」
テンポも上がって、だいぶん、弾けるようになってきた。
・ところどころ右手につられて、左手が不明瞭・モゴモゴしてしまう。
・31、32小節目の強、33,34節目の弱は、もっと抑揚をつけるように。
といった点、指摘される。

レッスン後、雑談が弾む。
小さな土地に、小さな休暇小屋を建てて、グランド入れて、週末を過ごすの、いいですよね!と夢の話をし、
あと、バッハのパルティータを勧められる。
パルティータは、いい曲はたくさんありそうだけど、あまり知らなくて・・・。
1曲、選ぶとすると、どの曲だろう???

そうだ!そろそろ、ピアノ会のことも考えないと・・・。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする