越後は魚沼地方の名山、巻機山(まきはたやま)に行ってきました。
早朝、美しい白樺林をてくてく登る。
登りつめて、遠くが見えてくる!
やった!
上信越国境の山々・・・。
谷川岳?万太郎?仙ノ倉?平標(たいらっぴょう)・・・?
しきりに、地図と見比べるけれども、未踏の山は分からないなあ・・・。
燧岳と至仏山遠望
登った山は体が形を覚えるので分かりやすい。
前巻機山から朝日岳方面
草原や山々の連なりが、好きだなあ。
前巻機山まで来て、ようやく見えた巻機山本峰
その斜面の美しいこと!
のっぺりとした草原状の斜面に、ところどころ針葉樹や笹原が広がり、何かのパッチワークみたいだ。
今まで何十もの山に登ってきたけれど、こんなのは初めてで、日本じゃないみたい。
織姫が舞い降りて、機を織ったような伝説があっても、不思議ではないと思う。
9合目の前巻機山からは、ご機嫌の草原歩き
パッチワーク? by織姫
やっぱり、見入ってしまう・・・。
ひろびろ、すこぶる快適
秋の薄雲も気持ちよかった。
山頂付近より、谷川岳方面
山座同定、やっぱり自信ないなあ・・・。
奥の牛ヶ岳まで行ってくる。
初秋、ほのかに色づきかけた斜面が美しいです。
魚沼の田園は黄金に色づいて、収穫の秋だなあ・・・。
ガスが出てきてしまったけれど・・。
山肌の美しさがとても印象的だったなあ。
さまざまな自然の偶然が重なって、山肌のキャンバスに描かれた絵画。
やわらかく、やさしい線、もわもわとしたマッス、作為がないところ、
全てがとても見事で、驚嘆を禁じえないのです。
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登るまでは、巻機山って、ぱっとしない地味な山だなあと思っていたのでした。
どうして百名山に選ばれたんだろうか?と。
今回、「ま・き・は・た・や・ま」の美しい音の響きに誘われて登ってみたけれども、
その美しい山名そのままに、たおやかで美しい光景が広がる山上の別天地でした。
百名山への選定、異存なし。
今回、自宅の愛知県からは380キロ、車で5時間ほどかかり、
このぐらい遠くになると、さすがに、前夜発日帰りは無理。前夕発日帰りでした。
家事や楽器の練習もあるので、休みを全て山に使うのは難しいけれど、このスタイルで、上信越のいろんな山々にも登れそう。
なんだか、山日記ブログになってしまってるなあ・・・。