みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

2022初夏ピアノ会@水嶺湖

2022年06月05日 | ピアノ
1年ぶりにピアノ会だった。
今回は、大垣市上石津町の水嶺湖ホールにて。
驚いたのは、ピアノもホールの音響も素晴らしいこと!
ピアノはスタインウェイC-227を選択。YAMAHAと1000円の差だったので。
弾きやすくて、音色は極上。本当に気持ちよく、弾けるピアノだった。
惜しむらくは、低音の鳴りが今一つ???に感じたこと。
予約する時、このホールの空き情報を見ると、空いている日が多くて、ひょっとしたら、ピアノの状態が悪いのかな?と、心配だったけど、全くの杞憂だった。
仲間の演奏を聴いていても、気品の漂う、温たくて、輝きのある美音で、しばし、うっとりだった。
ここ数年のピアノ会で、名古屋近辺のいろんなホールを行脚してきたけれど、練習目的で使える手頃な価格のホールとしては、一二を争う、いいホールな気がする。
遠方からでも、現地に足を運ぶことなく、電話とネットで予約ができるのも、ありがたいし。

仲間との再会も嬉しかった。
久しぶりに10名の皆さんに集まってもらえて、いろんな曲を聴く。
10年近く、仲間の演奏を聴いていると、皆さん、個性が感じられて、とても興味深い。
とても進歩されてる方や、我流で粗削りでも難曲を見事に弾き切られてるのを目の当たりにすると、喝采を送りたくなる。
アマチュアは、もっと、自由に好きにやればよいでは?とも思えてくる。
翻って、我、中身を伴わない、美辞麗句を並べた、上面を飾るだけの虚飾の悪に陥っていないか?
嫌だ、嫌だ。

自分の演奏は、相変わらず冴えない感じ。
なんと!ここでミスるか!と言う所でミスってしまい、弾き直し、音欠けも多数発生。
ひどい緊張はしてなったと思うのに・・・。
ん~、やっぱり基礎体力が不足してる・・・。録音を聴くのが、怖い・・・。
でも、ぞっとするような大崩れがなかったので、まぁ良しとしようか・・・。(←自分に甘い・・・。笑)

2年半ぶりの歓談も楽しかった。
いろんな境遇で、ピアノと向き合ってられてる様子を聞くと、励みなるなあ。

次回、半年後に開けるといいけれど、持っていける曲が、用意できるだろうか??


しかし、格別に弾き心地のいいホールだった。
山登りのついでに、個人的にちょっとレンタルしてみようかな・・・。
このホールは、大収穫!

@大垣市上石津町 水嶺湖ホール

=====
<演奏曲>
・ショパン/プレリュードOp.45
・ショパン/ソナタ3番3楽章
・スクリャービン/ノクターンOp.9-2
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舘野 泉が語る ピアノと人生

2019年01月19日 | ピアノ
明け方のラジオは、舘野泉さんの講演会だった。
ユーモアもあって、たいへんな好々爺な方だなあ。
結構、行き当たりばったりの経歴を持たれてたことに驚く。
明け方の夢うつつな中で聴いたバッハ=ブラームス編のシャコンヌ、あれは、一体なんだったのだろう?
両手なら、自分でも弾けるかな?(ズルと言われてしまうだろうけれど…。(笑)
ブゾーニの編曲は、生まれ変わらない限り、無理だから。

印象的だったのことを2つ・・・。
舘野さんが、はじめヨーロッパを回った時、フィンランドに対して特別な好感情を抱いたらしいが、そのことは、将来フィンランドで受け入れられることの一種の予言だったに違いないと思う。
「好き」は何かの予言・前兆なんだなと思う。

もう一つ、不遇の時期を宝物と言われていた話も印象的。
大学受験に失敗して浪人した1年、
空襲で自宅が全焼してしまい、地方での疎開暮らししてた数ヶ月、
脳溢血で倒れて、ピアノが弾けなかった2年間。

NHK文化講演会
http://www4.nhk.or.jp/bunkakouenkai/22/
先週のiPS細胞 山中伸弥氏の講演も、良かったなあ・・・。

昨年聴いた、仲道郁代さんの講演と言い、音楽家を招いたスズケン市民講座@名古屋は、興味深い講演会が続くなあ・・・。
https://www.suzuken.co.jp/csr/social.html

1/5 舘野 泉が語る ピアノと人生/舘野 泉・たての いずみ・ピアニスト 2019 01 13 NHK 文化講演会
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足踏みハイドン

2017年08月27日 | ピアノ
この日はピアノレッスン
ハイドン50番1楽章、ベートーベン20番2楽章、モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を診て頂く。
ハイドンが、伸び悩んでいる。
なかなか完成度が高くならない。どうしたものか???
いろいろあったけれども、特に以下の点は、重要!

=====
<メモ>
練習方法
 レガートの曲
  ⇒スタッカートで練習。塊で覚えてしまい、個々の音の意識が薄れているので。

 スタッカートの曲
  ⇒レガートで練習。流れが疎かになりがちなので。

 どうして逆の奏法で練習するのがいいのか?について、とても有益だった。

打鍵の基本
 一度、鍵盤に指を置いてから打鍵
 ⇒指が鍵盤を叩く時の雑音の解消する
 ⇒安定した、はっきりした音が得られる
 ⇒ミスタッチの減少

手首が不用意に上に上がっていないか? 力が入っていないか疑うべし
=====

そして、レッスンの後、ダッシュで郡上八幡へ向かうのだった。
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ピアノレッスン ハイドン ソナタ50番 4回目

2017年07月23日 | ピアノ
この日はピアノレッスンだった。
ハイドン50番ソナタは、凡ミスが多く、先生に申し訳ないぐらいだった。
ベートーヴェン20番ソナタ(ソナチネ?)は初レッスン。
そんな中、不安定な箇所、弾きにくい箇所の、解決策を伝授して頂いて、今日も、有意義なレッスンだった。
レッスン後、豪雨になってしまい、里山トレーニングに行けず仕舞いだったのは、残念。

=====
<メモ>
・はずむ系の曲の手の使い方
⇒つかむ感じ、引っ掻くような打鍵を取り入れる。歯切れ良さUP.

・スケールの指をくぐらせる部分で微妙に遅れてしまう問題
⇒くぐらせる2つの音だけ取り出して、1音目の打鍵と同時に、即座に次の音を弾く手の形になるよう反復練習

・16分音符の同じ音型がひたすら連続すると、崩れてくる問題
⇒・右手と左手の縦の線を意識する。
 ・あと、運指を工夫して、敢えて、ポジション移動を取り入れる。(指だけの動きだと、脳が混乱してくる、指以外の関節の運動も使うことで、脳の混乱を防げる)
(※この件に限らず、弾きにくい所は、指だけではなく、手首、肘の運動を取れ入れることで、解決できることが多い)

・アルペジオを安定感を出すには
⇒拍の頭にアクセント(曲の雰囲気にもよりますが・・・)

・左手の重音の運指
⇒基本は、親指は白鍵(親指が白鍵、黒鍵を行き来すると、手の形が崩れてミスしやすくなる)

~ベートーヴェン ソナタ20番2楽章~
・踊り(リズム)ではなく、歌の音楽。
⇒リズム(3拍目の16分音符)は強調しない。1拍目を大切に弾く。
(全く解釈が違っていた。いい気になって、ノリノリで弾いてしまっていた・・・。(笑)

・左手の上行スケール
 回転した後から、しっかり出す

恐らく、ベートーヴェンでもっとも弾き易いソナタだけど、まずは初心に返って。
(七重奏曲の元祖だし、難しい曲に取り組む時間がないし・・・。)
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ジロティのG線上のアリア

2016年07月31日 | ピアノ
あまりに有名なG線上のアリア、
先日、ようやく、これは!と思える編曲に出会う。

ジロティの手によるもの。
シンプルだけど、曲の骨子が失われていない。
難易度も中級レベル。
天国的に美しい。
ピアノならではの枯れた味わいが良い。

ピアノを続けていて、しみじみ、良かったと思えた。
ある日、突然、いい出会いがやってくるものですね。

数年前、あんなに探したのに、見つからなかったのになあ・・・。
長い音が多いこの曲は、減衰が定めのピアノでは、難しいかな?と諦めていただけに、喜びもひとしお。



http://imslp.org/wiki/Orchestral_Suite_No.3_in_D_major,_BWV_1068_(Bach,_Johann_Sebastian)
(ここのArrangements and Transcriptionの下の方、Siloti)

J. S. Bach/A. Siloti "Air on the G String"


ジロティは、ロシアの著名な音楽家。
リストの高弟。チャイコフスキーやラフマニノフと深い関わりがあり、
ラフマニノフ2番コンチェルト初演の指揮をしているんですね。
少し前、きらクラでも取り上げられていたっけ…。
大家の手による編曲なので、安心感もありますね。

最期の時には、やっぱり、この曲がいいかな???

コメント (2)
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英雄の夢は潰えるの巻

2015年08月23日 | ピアノ
発表会でした。
最悪に輪を掛けて、最悪でした。
ひどすぎて、話にならないし、思い出したくもない。
足掛け1年半ほどかけて練習した英雄プロネーズは、それこそ、木端微塵に、砕け散ってしまったと言うか・・・。
在りし日にはヨーロッパ最強と恐れられた、ポーランド騎兵隊も、全滅。

悔しいな・・・。

今回は、そこそこ弾けるだろうという予感(結果的には慢心)があったので、実は、緊張は、あまりなかったのです。
素晴らしく、鳴りのいいスタインウェイだったので、あるフォルテの一音を、ちょっと強めに弾いたら、物凄く響いて、えっ!と、気を取られて、
急に、ヨレヨレになって・・・。そこまでは覚えてる。
あとは、崩壊!
一巻の終わり。
ひどいことがいろいろ起きて、とにかく無我夢中だったなあ。

途中、真っ白の停止もあったし、
そういえば、直前1週間の練習で奇跡的に弾けるようになった、見せ場の4オクターブのスケールも、ことごとく失敗だったなあ。

このところ、発表会に出るたびに、酷い歴史を塗り替えていく感じがあって、
自分のピアノは、そよ風で崩壊するガラス細工のピアノ。
なんとひ弱で、虚弱体質なんだろう・・・。
この人並み外れて、脆弱なメンタル面をなんとかしないと、この先、残り半分の人生も・・・。

一事が万事ではないが、
まったくもって、冴えない自分を象徴するかのような、発表会だった。

問題は、ひどく落ち込んでもいいはずなのに、たいして落ち込んでいないこと。
過去の惨劇の経験で、悪い意味、面の皮が厚くなってきている???

バイオリンやピアノを練習する中で、時々、急にコツを会得して、
どうしても、どうしてもできなかったことが、できるようになって、すごい!と
感心することがあるのだけれども、
人前演奏についても、そういう、コツのようなものが、掴める日が、いつか訪れるのだろうか?

収穫としては、バイオリンで弾いたカヴァティーナで、数小節、素晴らしく気持ちよく
弾けたこと。
(バイオリンも、その後、舞台の魔物により、血祭りに上げられてしまったけれども・・・。)

やっぱり、二兎追うもの一兎を得ず?



ショパン/英雄ポロネーズ(と書くのは、おこがましく・・・、もどきですね)
ラフ/カヴァティーナ(こちらも、もどきだ)

@電気文化会館コンサートホール@名古屋伏見
コメント (4)
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星空にワルツを踊れ

2014年07月07日 | ピアノ
今日は七夕。
生憎、薄雲がかかり、星空は眺められないけれど・・・。

今日に向けて、少しずつさらっていたギロックのスターライトワルツは、やっぱり間に合わなかった。

満天の星の下のダンスパーティのような華やいだ世界には、海の向こうの国で生まれ変わらない限り、縁はないけれど、
それでも、ピアノを弾いている時間は、束の間、そういう華やいだ気分に浸れるわけで、
いろんな世界を楽しめるのが、楽器趣味の醍醐味だなあと思う。

http://machikado.vis.ne.jp/framepage1.htm

もるとさんのスターライトワルツは、何度聴いても、名演で、
このスターライトワルツに、近づけるといいなあ・・・。
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拍手は送れないけれど・・・。

2014年07月06日 | ピアノ
今日は、友人に誘われて、地元のピアノコンクールを見に行く。
実は、ピアノのコンクールなるものを聴きに行くのは初めての体験。
世間には、自分なんかよりも、はるかに上手に弾く子供たちが、散々いることに気付かされる。
ほとんどの子は、緊張する舞台の上で、大きな事故もなく、弾き切って、立派なものだと思う。
みんな、うまいもんだ!
自分は猛練習しても、小学生3、4年生の部での入賞も無理に違いない。
ピアノ歴40年なのに・・・。

子どもたちの切磋琢磨ぶりを間近に眺めると、
1ヵ月後のヴァイオリンの発表会に向けて、気合いを入れて、練習せねばという気になる。
駆り立てられる感じ。

ピアノ人口の層の厚さもすごいものだ!
こうやって、場数を踏んで、鍛えられて、選りすぐりに上手な子たちが、さらに磨かれて、一流のピアニストに育っていくんだなあ・・・。

思わず拍手を送りたい演奏もたくさんあったのに、送れないのは、残念だった。
あと幾つか弾きたい曲に出会ったのも収穫だった。

・ショパン/ポロネーズNo.13変イ長調(遺作)
・ハイドン/メヌエットハ長調(古典期名曲集 上No.14全音)
・ギロック/雪の日のソリのベル

ピアニストの卵たちの皆さん、お疲れさまでした!

@江南市民文化会館
第28回江南ピアノコンクール
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ピアノの足消失事件に思う

2014年05月23日 | ピアノ
ピアノのペダルが消える事件、変てこな事件だなと思いつつ、
せっかくのグランドピアノが、1ヶ月間、使われていないというのは、勿体ない話だなあと思う。

ペダルが消えるピアノの怪 宮崎の4小中、窃盗で捜査
http://www.asahi.com/articles/ASG5Q658TG5QTNAB015.html

そういうピアノ、全国の学校にたくさんあるんだろうな・・・。
自身の小学校、中学校も、弾かれるのは、行事の時ぐらいだったっけ・・・。


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夢は必要

2014年03月16日 | ピアノ
幻想即興曲の修復が思いの外、順調に進んだので、気を良くして、
久しぶりにスケルツォ2番も、ぼちぼち練習する。

これも思いの外、順調に回復。
以前よりも、安定感が増している気がする。
やはり、弾きこんで、煮詰まらせて、寝かせておくと、上達するんだなあ。

それにしても、スケ2の昂揚感、気分爽快な点は、群を抜いている!
日々の生活では、気持ちがふさぎ込みがちなこともあるけれど、
スケ2を弾くと、ほんとうに、晴れやかな気持ちになる。

短調の曲ばかり弾いていると、気持ちが沈みがちなので、
心の平衡を保つためには、明るめの曲を練習した方がいい。

スケ2を弾く中で、やはり和音の掴みが弱いことを思い知らされたので、
その点を強化するために、英雄ポロネーズに取り組んでみることにする。
有名すぎるし、左手の連続オクターブが恐ろし気ではあるけれど・・・。

夢は必要。

本当は、華麗なる大ポロネーズに憧れているけれど、
英雄ポロネーズよりも、はるかに難しい感じなので、後回しだな。


Li Yundi: Chopin - Scherzo No. 2 in B flat minor, Op. 31

数あるスケ2の中で、ユンディのが一番好きです。

[HD] 仲道郁代 英雄ポロネーズ Chopin Heroic Polonaise Op 53

けっこう、好きです。

Chopin06 ブレハッチRafal Blechacz 英雄ポロネーズop 53


Grande Polonaise Brillante Chopin - By Yundi Li


HOROWITZ - Chopin Andante Spianato and Grande Polonaise Brillante 2/2

確かに、惹きつけられる何かがありますね・・・

Lang Lang plays Chopin's Grande Polonaise Brillante, Op.22 in E flat Major.

ん~、ちょっとアクが強いなあ・・・。
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