みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

江國香織さんの野性と子ども

2014年04月20日 | 近況
江國香織さんの座談会、昨年に続き、行ってみる。
テーマは「野生と子供」
毎週末、野山を歩く我が身しとては、「野性」は興味深いテーマだったので。

店主、増田氏と繰り広げられるトークは今回もとても楽しめる。
江國さんの作品の中から「野性」を、無理矢理、発掘するような感が無きにしも非ずであったけれど・・・。
江國さんのお人柄に触れて、この先、江國さんの作品により親しみが湧き、深く味わえるかな・・・。

裏話、意外な話(江國さんは(そして江國さんの妹さんも)、航空母艦が、船か飛行機かを知らず、翻訳に難儀されていたそうだ)なども、面白い。
新一年生へ告ぐ「魑魅魍魎の跋扈する世界へようこそ」(昨年に続き)は、言葉の魅力たっぷりだし、「壁」の朗読も心に響く。

あと、昨年も思ったけれど、小さい頃、読んでおくべき必読書を読んでいないことに気付かされる。少しずつ読んでいきたいのだけど・・・。

会場の児童書の本屋さん、メリーゴランドの本の品揃えも、よさげ。
自分が今までに読んで、これはいい!という本は、本棚に収まってたなあ。

今回のイベントでは、読みたい本リストが山積みになったのが、最大の収穫ですね。
あぁ、もっと本を読む時間が欲しいなあ・・・。

=====
印象に残ったことのメモ
・余白のある本
 物語から、読者はさらに物語を作る。そのスイッチを入れられるのが、本当の名作。
・自分で判断するのが野生の掟
・正解がないことを知る。その都度、考えて、行動する。時には逃げ出すことも含めて
・本を読む前後では、心の強度が違う。
・言葉が減ることは、思考能力が減ること、感覚が減ること
・江國さんは、精神性において、小説では嘘は書かないのだそうだ。
 (エッセイでは、嘘が入るかもしれないらしいけど)
=====
そういえば、江國さんは短髪になられていて、会場はちょっと、どよめいたっけ・・・。

@メリーゴーランド@四日市
http://www.merry-go-round.co.jp/
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高賀山(こうがさん)展望良好

2014年04月12日 | 
この日は奥美濃は高賀山(こうがさん)に出掛けてきました。
気候も良くなってきたので、百名山行脚のために、少し高くてトレーニング効果が期待できる山、
静かな山、そして、やっぱり近い山へということで、行ってみることにする。
(本当は、凄い階段のある鳳来寺山にしようか?と思いつつ、出発間際に変更。結果としては、正解だった。)


登山口の駐車場は、満開の桜の下


杉木立の多い登山道は、ん~。


芽吹きはまだですね。


どんな花が咲くのかな?


もうすぐ山頂


左から北アルプス連峰、乗鞍、御嶽


白山。名に違わず純白の山。


能郷白山。
奥美濃で1600メートルほどの高さなのに、この白さ!
なるほど!


かたくり
早春の一時期にさっと咲いて、散っていく花々のことを、春の妖精(スプリング・エフェメラル)と言うのですね。


君の名は?


キクザキイチゲ


君の名も調査中・・・。


ミヤマカタバミ
好きな花です。


ヤマルリだそうです。
初めて。


すごい鳥居でした。


関市の人気のベーカリー、ペイザンに寄り道
確かに、素朴で実の詰まった美味しいパン。

======
道中は、暑くもなく、寒くもなく、木漏れ日の春の柔らかな陽ざしの元、とても快適。
そして、山頂に着いてみれば、予想以上に展望に恵まれていて、素晴らしい!

この日は、兎にも角にも、山頂の展望が素晴らしいことに尽きた。
春の霞が出やすい頃なのに、11時頃でも、四周を、よく見渡すことができる。

普段よく登る地元の里山、伊吹山、能郷白山(なるほど相当に白い!)、
白山、北アルプスの諸峰、乗鞍、御嶽、中央アルプス、おぼろげに南アルプス、恵那山など、
見えるべき山はすべて見えていたと思う。

双眼鏡で眺めると、北アルプスは、前穂、奥穂、涸沢岳、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳までは、はっきり分かるのは、かなり嬉しい。
しかし、その左は難しい。鷲羽?水晶?黒部五郎?薬師? 左端に鋭い三角錐のピークがあったが、まさか剣岳?
でもそれなら立山は? 
ん~。
南アルプスも、靄の中3つ4つ見えていたとけれど、はっきりとは分からず。
山座同定、奥深し・・・。
(すみません。山岳展望党にしか分からない細かい話だけど、あまりに展望が良かったので・・・。)

杉木立の多い登山道は、雰囲気は今一つであったけれども、春の山野草の花もポツポツ目を楽しませてくれて、いい山行だった。

=====
<コースタイム>
7:00 江南出発
8:30 高賀の森駐車場 スタート
9:45 御坂峠
10:10 高賀山頂 到着
11:30 高賀山頂 出発
11:55 峰稚児神社(寄り道)
13:10 高賀の森駐車場 着
=====

奥美濃には、未踏の山が沢山あって、今回の山行で橋頭堡が築けた気もする。
初手は何事も勝手がわからないものだけど、これから、いろいろ出掛けていってやろう。

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◎ヴァイオリンレッスン ザイツは進む

2014年04月10日 | ヴァイオリン
この日はヴァイオリンのレッスン。

3rdポジションニ長調の音階が、ぜんぜん定まらず、難儀・・・。
もう何か月やってるんだろう・・・。
基本的な音程の狂いばかり注意されてて・・・。

一方、ザイツのコンチェルトは見違えてよくなったと褒められる。
意外や意外・・・。
今週は、残業続きで、練習できなかったので、そんなはずではなかったのに・・・・。

=====
<いろいろ注意すべき点>
・移弦で、しっかり音が出ないところ
 弓の角度の直角が崩れてるのが原因?

・立った音
 置いて、引っかかりをつけて、反動で、弓少しジャンプしてみよう。
 ◎弓を使いすぎない。引っ掛けて弾く、一瞬の瞬発力 、弓の元寄りで。

・全部を一生懸命に弾かない。頑張りすぎない。

・大事なところのために、我慢するところは我慢して弾く

・強弱指示を、馬鹿正直にやらない。ニュアンス程度と解釈しておけばいい。
 フレーズの大きな流れ、まとまりを壊さない。

・クレッシェンドの手前から、助走してみる。

・優雅で柔らかいところ、頑張ってる感は、禁物。

・クレッシェンドでも、すぐクレッシェンドしない

・同じ音型の箇所、音価を合わせる

・piu mosso 前のテヌート リタルダンド、プレーキと思って
 piu mosso の直前、うんと早くしてやる。
 最後まで遅くならないように。

・フィナーレの最後のフォルテシモ
 最初の弓の速度だと、弓が足りなくなる。速度のコントロール!

=====
レッスンの指摘は、奏法だけに留まらず、生き方、人生に対するスタイルにも当てはまるのが、興味深いと思う。
より良く弾くことと、より良く生きることは、かなり相似だと思う。

それにしても、ザイツのコンチェルトは、なんて楽しいんだろう!
生気あふれる溌剌とした曲で、練習してると、仕事の嫌なことも、すっかり忘れることができるし。
この曲、自分の気質に合ってるんだろうな。

いろんな魅力的な要素が詰まっていて、それぞれが表情豊か。
フィニッシュがうまく決まったりすると、ちょっと、ヴァイオリニスト気分なのだ。
自分のような初学者をその気にさせる曲。
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Cafemimo 春爛漫

2014年04月05日 | ライブ&コンサート
この日は遊佐未森さんのライブへ。

心にほっこり火が灯るような楽しいライブだった。
ある曲はとても心に沁みて、ある曲はとても愉快。
西海氏、楠氏との息の合ったトリオは、絶品。MCも絶品。
さすがすぎるなあ。

昔、ピンと来なかった、土や虫たちの音楽も、今は素直に心に響く。いい曲。
今回の曲から、敢えて敢えて、1曲選ぶとすると「不思議ないずみ」かな?
誰もが、
「汲んでも、汲んでも、汲んでも、汲んでも、汲んでも、汲んでも、汲んでも、汲んでも、・・・」
尽きない不思議な泉が、心の奥にあるんですね。

ゲストのtico moonは、生で聴くのは初めてだったけど、
アイリッシュハープの、厚みのある輝きに満ちた音色には、すっかり魅了される。
それに、なんて気品がある音色なんだろう!
ギターとハープって、同じような、はじく系統の楽器だからだろうか? 合うんだなあ・・・。



ふしぎなないずみ
http://youtu.be/8wcM_LjvPow

tico moon
http://www.ticomoon.com/

はじまりの鐘
クリエーター情報なし
333DISCS


この中の、Beautiful Daysが演奏されて、
陽だまりの中に漂うな心地良い曲だった。

@名古屋 クラブ クアトロ

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