みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●ピアノレッスン~2021レッスン始め

2021年01月31日 | ピアノレッスン
2021年の初レッスン(ピアノの)だった。
エチュードの25-5は、苦節半年の譜読みの末、ようやく、レッスンに漕ぎ付けた!
でも、本当に牛歩だなあ・・・!
このエチュード、今まで、旋律しか聞こえてなかったけれど、実は3声の歌の曲なのだ!
内声に、ポーランドの古い歌が埋め込まれている。
音楽でも、なんでも、分かり易いところだけで、分かった気になりがちだけど、1つベールをめくると、奥には面白い仕掛けが施されている!
根本的に曲の認識が間違っていて、目から鱗!

ちなみに、エチュードの1番も2番も同じように、ポリフォニーになっていること、真横で実演してもらえて、感嘆のあまり、思わず、呻いてしまった。笑

=====
<レッスンメモ>
<ショパン/エチュードOp25-5>
●3声の弾き分け
 右手高音側の旋律に食え加えて、左手の一番高い音のパート、右手の低音側12の指で弾くパート
 中間部は、左手の旋律に加えて、右手の高音側のパートと低音側のパート、それぞれ旋律を歌う!

●軸
 左手は、真ん中の音が軸。一番下と真ん中の音を押さえて、高い音は、軸の音を押さえておいて、回転させる要領で弾く

・テーマの右手、下側の旋律は、16運音符の音価は正確に。

<ノクターンOp9-3>
・この曲の左手も、3連符左手の真ん中の音が4分音符!
・左手を滑らかに弾くためには、腕全体を滑らかに動かす。
 オクターブ離れた音を、急な動作で跳躍して弾くのはNG。アクセントがついてしまいがち。

●中間部のアジタートの左手
 1つ目と2つ目の音×3回、2つ目と3つ目の音×3回、・・・ のように個別に取り出して変奏練習

●音楽の流れを止めない
 1つのフレーズ(スラーでまとまっている部分)は、一息で。
=====
エチュードはとんでもない曲に取り組んでしまったなあと、なんだか怖くなってしまったけれど、
行けるところまで、行ってみるか・・・。

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飛ぶ教室~宇佐美りんさん~

2021年01月25日 | 近況
このところ、ちょくちょく、らじる・らじるでNHKラジオの聞き逃し配信を、聴くようになる。
これは面白い!と思うのは高橋源一郎の「飛ぶ教室」。

https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=6324_01

今回、芥川賞を受賞したばかりの宇佐見りんさんを迎えての話は、とても興味深かった。
(「推し、燃ゆ」は読んでないけれども・・・。)

高橋源一郎氏、さすがだ。細部を見逃さない目の付け所がすごい。
目利きとは、こういうものなんだなあと、感嘆しつつ、聞く。
100点満点の「推し、燃ゆ」の唯一の欠点も、興味深かった。
(これは、楽器の演奏にも100%当てはまるはず・・・。)
小野文恵アナウンサーも知性と愛嬌が、ほどよく良い感じ。
この回のラスト、源一郎さんから、50歳違いの宇佐美さんへ贈られた言葉には、胸が熱くなる。
確かに、老境になって何が残念かと言うと、若き才能が花開いて、円熟してゆく様子を見届けられないこと・・・。

個人的には、「飛ぶ教室」は最高の読書の楽しさ指南番組だな。
わくわく。

最近の悩みは、読みたい本が、次から次へと出てきて、TODO読書リストの山に押しつぶされそうなこと。
楽器の練習も、英語の勉強も、山登りもなければ、どれほど、いろいろな本が読めることだろう!
やりたいことがやれないのは、ストレスだなあ・・・。
どうしてくれよう!!!
コメント (2)
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◎ヘンデル ソナタ4番3楽章へ

2021年01月24日 | ヴァイオリン
ヘンデルのソナタ4番継続中。
2楽章は、どこかが必ずつっかえてしまい、手強い。
でも、今回から3楽章も!
スズキ教本6巻の残すところ2曲!
指数関数的に進み具合が遅くなっている気がするけれど、どこまでいけるのかな???

<レッスンメモ>
●音階
小野アンナ音階教本のニ長調の音階と分散和音を、えんえんと、数ヶ月、やり続けている。
音階は、指摘がなくなってきたけれど、分散和音は、悪銭苦闘中。
音階でも分散和音でも、音楽的に弾くためには、最初の音をしっかり鳴らすこと。
何事も土台が大切なのだ!

●左手
細かい16分音符が続くところ、どうしても綺麗に鳴らない音がある。
不自由な3(薬指)と4(小指)の指が続くところ。うまく開かないし、押さえられない・・・。
例えば、2⇒4⇒3の順で、うまくいかないなら、順番を変えて、2⇒3⇒4で押さえてみて、
それでうまくいくなら、その形を作れるようにする。

ピアノでも、楽譜を後ろから前に遡って弾く練習は有効なんだろうか???

さかんに脱力しなさいと、言わるのだけど、慣れないと、力を抜くのは、無理なんじゃないかな?
技術と脱力は比例するのでは?
今、脱力を意識しなても、いろんな曲を練習して、関節が緩んで、技術もつけば、力を入れなても指が広がるようになって、押さえられるようになって、いつか自然と脱力できるのでは?

パレートの法則的には、1曲を100点で弾けるようにする練習時間と、5曲を80点で弾けるようにする練習時間は同じになるはず。
どちらの方が、上達するのだろうか???
自分は後者だと思うのだけど・・・。
(先生には、そういう話は、怖くてできないけど(笑)
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ヤノシュ・オレイニチャク

2021年01月22日 | ライブ&コンサート
コロナ禍になって初のピアノコンサートへ。
久しぶりに、本物のピアノを堪能。
美しい音色で、繊細にして豪快。素晴らしかった!

オレイニチャクは、ショパンコンクールの審査員にして、映画「戦場のピアニスト」のピアノを担当したポーランドの巨匠とのことで、そういう触書きに弱い自分・・・。
でも、禁を解いて、聴きに行って良かった!

今回は、3列目のやや左寄りの端席。
定員半分の客席は、両隣・前後が空席、市松模様の感じだったので、演奏姿がとてもよく見えた。
しなやかで、理に適った弾き姿。
(見えすぎて、演奏に集中できなかったかもしれないけど、笑)

特に印象に残ったのは、最初の遺作ノクターン。
とても味わい深い。抑制された、くぐもった音色で、しみじみと語りかけてくる感じ。
旋律がもっと聞こえてもいいのに思ったりもしたけれど・・・。

アンコールの軍隊ポロネーズも、いいではないか!
しなやかで、軽やかに飛翔する感じ。自由自在! こんなにいい曲だったっけ?と曲の魅力を再認識。
あと、何と行っても、マズルカが絶品だった。素朴な中に、哀感がしみじみと胸に迫る。

バラ1、スケ2、英雄ポロネーズ、ポロネーズ5番、ソナタ2番、大曲は音の渦に飲み込まれてしまった。
ほんとうに、王道ショパンだ。

このホールの音楽監督、浦久俊彦氏とのクロス・トークも興味深かった。
・ショパンが人気なのは、ポーランドの民族音楽をただの民族音楽にせず、ショパンの中で、普遍的な音楽に昇華させた点にある云々
・ショパンの音楽は、即興性が豊か、そして、それを音符にしたことが素晴らしい云々
・ショパンを弾く極意は「演奏に誠があること」云々
日々、ショパンに取り組む身としては、なるほどなあ・・・。

唯一、惜しかったは、譜面のトラブル。
後半は、譜面を置いての演奏だったけれど、譜めくり係の方が、めくった譜面が、戻ってしまいそうになって、けっこう、ハラハラする。
ささいなことで、演奏に集中できなくなる・・・。(弾く時も、聴く時も)
なので、目を閉じて聴くことにした。もちろん、そんなトラブルは意に介さない素晴らしい演奏だったけれど。
終演後、オレイニチャクさんからも、お詫びされてましたね。

今回、コロナ禍へっちゃらで、コンサートに行っている知り合いに後押しされて訪ねたのだけど、観客定員を半分にした座席は、ゆったり、視界良好、隣の人のマナーの悪さも、さほど気にならず、贅沢なコンサートだった。
(ただし、会場は会話禁止だから、デートには向かない(笑)。一人で集中して楽しむ分にはという条件付きで)




ピンボケで、ごめんなさい。
今年は、ピアソラ生誕100周年だったか!



@サラマンカホール@岐阜
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いい策はないのかな?

2021年01月21日 | 近況
新年になって、さあ、今年も頑張ろう!と思っていた矢先に、年末の健康診断の結果が返ってきた。
これが、よくないのだ。かなり、よくない。うむむ・・・。

胃、腎臓、胆のう・・・、差し迫った再検査ではなくて、経過観察でも、臓器の異常は、嫌な感じ。
もどかしいのは、こうしたら正常に戻ると言う治療方法がないこと。
このところの胃の痛みは、慢性胃炎だったか・・・。
様子を見守るしかないというのが、なんだかな・・・。
胃については、ピロリ菌は無いことは確かめたので、調べてみても、これといった治療方法はなさそう。
諸悪の根源と思しきストレスは、そう簡単には減らせないけれど、努力して、減らさねば・・・。
コーヒー断ち? 姿勢も?
あと十分な睡眠?

これは、惰眠のお墨付きが出たと思っていいのだろうか?
いっぱいいっぱいで踏ん張って、人は伸びる!と言うけれど・・・。

不健康とどうやって付き合ってゆくか?急に悩ましい2021年になってしまった・・・。
こんな結果をもらうと、頑張ろう!という気も、どうも萎えてしまって、困ったなあ・・・。
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◎レッスン始め

2021年01月10日 | ヴァイオリン
昨日は、2021年のレッスン始め。
ヘンデルのソナタ4番の2楽章。3楽章に進めるかな?と思ったけど、駄目だった・・・。
このところの猛烈の寒さのせいか?仕事疲れのせいか?レッスン前の数日、かなりのスランプだったので、仕方ないか・・・。

<レッスンメモ>
●左手 次の次の音の準備
次の音を弾くために、押さえるのは当然として、次の次の音を弾きやすいような手の形を、先回りして作るべし。うまく弾けないところは、次の次を弾く態勢が整っていないかも。

●右手 先回りのクレッシェンド
downで素早くクレッシェンドをかけるには、一つ前のupの弓からクレッシェンドすると、弾きやすい。

=====
そういえば、レッスンの翌日は我ながら絶好調だった。
一昨日迄のスランプが嘘みたい。
ずっと悪戦苦闘していた細かいパッセージが、急にぴたっと弾けたりする。わぉっ!凄い!
友人が言っていた、「楽器の技量はジグザグで上達する」は本当にそうだなと思う。

<今年の抱負>
・レッスンの復習をちゃんとして、丁寧にレッスンに臨むべし
 (月1回はレッスン記を残そう)
・大好きなヘンデルを絶対にモノにしてやる!
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名古屋~文化の道

2021年01月05日 | 
この日は地元、名古屋の文化の道を散歩。
地下鉄の久屋大通の駅から、徳川園に向けて、出発進行!


名古屋市市政資料館


旧裁判所だっただけあって、襟を正したくなるような、いい雰囲気だった。






主税町教会
「もんど」じゃなくて「ちからまち」
「もんど」は「主水」


二葉館
川上貞奴ゆかりの館。
松坂慶子と中村雅俊の大河ドラマが懐かしい。




大正ロマンを感じる






山岳展望党の我を狂喜させた槍ヶ岳~穂高連峰~乗鞍と思わるステンドグラス
双六岳からかな?
木曽川の電源開発に尽力した福沢桃介は、山登りもしたのだろうか?


徳川園にて
蘇鉄の弧掛け
いろんな種類があるんですね・・・。浜離宮、徳川園、京都二条城・・・。

とても有意義で興味深い街歩きだった。
地元の名古屋に、こんなにいい場所があったのか!
まさに灯台下暗し!
正月休館の施設もちらほらだったので、見逃したところは、また再訪せねば!

この正月休みは、年末からの寒波で恒例の山登りは断念し、コロナ禍で遠出する気にもならなくて、どこにも出かけていなかったので、本当にいい気分転換になった!
誘ってもらえた友人に感謝!

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オブリガートの兄弟

2021年01月02日 | ピアノ的雑感
バイオリンのA線が綻んでしまったので、新しい弦に張り替え。
今度は、ちょっと遊んでみたくて、定番のドミナントではなくて、噂に聞いていたオブリガートに。

初物と言うものは、いろいろ不安だけど、まずまずいい感じで、一安心。
この先、楽器になじんで、どんなふうになるかな???

ささやかな発見としては、
obbligato
「obb」を「ア」に変えると、「アリガト」になること。
言語の壁を越えての奇縁。「ありがとう」と兄弟関係なのだ。
願わくば、オブリガートが、美しく響いてくれますように!

あと、嬉しかったのは、包装に、手書きのメモがあったこと。
I am so happy.
I can't stop playing!
バイオリンを弾いているときの気分、そのままで、
さすがピラストロ社、心憎い演出!
手間かかるだろうに・・・。でも、温かいなあ。
別の弦は、何が書いてあるかな??? ちょっとワクワク。


見事に赤と黒!

ちなみに「オブリガート」は某音楽用語サイトによれば、
=====
(1)省くことができない、不可欠な声部のこと。
(2)メロディ・パートをより引き立たせるために、(伴奏にのせて)同時に演奏される別のメロディのこと。
  助奏、カウンター・メロディともいわれる。
=====
とのこと。
意味もいいではないか!
主役にはなれなくても、必要不可欠な脇役か・・・。
そういう役回りは好きだな。
ある意味、空虚で虚無的な「そらみみ」を止めて、「オブリガート」に変えてもいいかもと思ったりもする。笑
その方が運勢が好転する?
もう変えられないけど。笑
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謹賀新年

2021年01月01日 | 近況
あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します!

今年も、定番の初日の出スポットの山、各務原の権現山へ。
でも、残念・・・。雪に阻まれて、初日の出は拝めずじまい。
五里霧中な時代を表していた気もする。


でも、足裏で新雪をキュッキュ踏みしめる感覚は、久しぶりで新鮮!


諸所、状況、好転しますように!

帰宅後、ピアノとバイオリンの弾き初め。
今年は、毎月、何かテーマを持って、取り組んでみたい。
レパートリからこぼれないようにしたいので、毎月、1、2曲、復元を試みようか???

そろそろ次の次のレッスン曲の譜読みを始めねば!なのだけど、
(相変わらず、牛歩でレッスン曲の準備に時間がかかる・・・)
マイラ・ヘス編「主よ人の望みの喜びよ」をさらってみたら、これは、素晴らしい!
シンプルだけど、深くしみじみと胸を揺さぶられる。
思いがけず感動! 不覚にも初泣き・・・。
名曲すぎる曲なので、今まで、却って遠ざけてしまっていたけれど、これは失敗だった。反省。
調律したての清々しい音色も気持ちよくて、年末、慌ただしかったけど、年末に調律しておいて、よかった!

J. S. Bach - Jesu, Joy of Man's Desiring, arr. Myra Hess, BWV 147

この曲のように、世界が平安になりますように!
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