みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

夏の月

2007年08月28日 | 雑記
今夜は月蝕、つきはみの日。
自分が眺めた時は、生憎、ガスのような薄い雲が広がっていて、ほのかにも届かぬぐらいの幽かな月蝕。(親父によれば、辛抱強く待っていたら、もっとよく見えたみたい。でも、お風呂と夕食を優先させてしまったので、いいところは見逃してしまった・・・。)
とにかく、少しでも月が姿を見せてくれて、運が良かったなぁ。

それで、月を眺めていて、突然思い出したのでした。杏里の「夏の月」がとても好きだったことを。今までメロディーばかりしか追っていなかったのだけど、改めてよく聴いてみると、胸に響いてくる歌詞だなぁ。

昔はものを思はざりけり…。

一段と「夏の月」が好きになった。

ここのサイトで、はじめのところ、試聴できますね。(track15)

この方のブログ、夏の月がとてもいい感じ。

夏の月が見ていた
私たちのこの愛は
今、小さな花火みたいに美しく心に

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

認知症と嗅覚の関係

2007年08月27日 | 雑記
音でも色でもなくて、香りの話です。
英語のリーディング、ぜんぜん自信ないけれども、こちらの記事によれば、嗅覚に障害が起きた後に、認知症が発症するケースが多いとのこと。コーヒーや香水の香りが分からなくなったら、要注意ですね。

認知症は今のところ、一旦発症したら、治すことはできないけれど、進行を遅らせることは可能で、発見が早ければ、早いほど、いろんな手が打てる。早期発見のためというわけではないけれど、香りを楽しむ生活もいいかも。(そらみみ家はぜんぜんで…)

子供の名前を忘れても、小さい頃に耳にした童謡は覚えていたり、人の記憶の仕組みって、不思議…。五感の記憶は、脳の中で、溶けて、いっしょくたんになっているのではなくて、不平等に刻まれている?ピアノのような楽器が認知症の予防にいいのは、本当なのかな??
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共感覚~ニ長調は黄金色

2007年08月26日 | 芸事全般
少し前の記事だけれども、音楽と他の芸術分野とのつながりは、関心のあることなので、紹介します。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
アルチュール・ランボーが18歳のころに書いた『母音』という詩がある。「Aは黒、Eは白、Iは赤、Uは緑、Oは青。母音よ、僕はいつか君たちの誕生の秘密を語ろう…」天才詩人は後に「母音の色を発見した」と語っている。
 言葉や音を聞くと、色彩が見える。独立しているはずの五感が、脳内のどこかで連結している。そんな不思議な「共感覚」の持ち主は少なくない。絵の具をぶちまけたようなカンディンスキーの作品群も、その源には音楽がある。30歳で初めてワーグナーの『ローエングリン』を聴いた際、眼前に「猛り狂った線の軌跡」があらわれたという。・・・(以後略)
(8/15日経新聞朝刊・春秋)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

共感覚っていろいろあるんだなぁ・・・。
自分は調性と色のイメージが共感覚です。
・ハ長調・・・白
・ニ長調・・・金色
・ヘ長調・・・クリーム色
・ト長調・・・青
・変ロ長調・・・瑠璃色
だろうか。こういう感覚って、自分だけなのかな?

と思っていたら、少し前に読んだ、青島広志著「やさしくわかる楽典」で、24調の性格について、解説がされてたっけ(p108「調は24の瞳」の章)。自分の感覚と近い。よかった変人じゃなかった(笑)。ニ長調の黄金のイメージについては、まったく同じだった。こういう感覚って、音楽を続けていると身に備わってくるんですね。

音律、調性の話題は、奥が深いですね。音のきれいなピアニストは、平均律の3度の濁りを目立たなくするように、和音を弾く際の音量をコントロールしている?ような話もあったっけ…。

やさしくわかる楽典
青島 広志
日本実業出版社

このアイテムの詳細を見る


興味のある部分しか読んでいないけれど、肩が凝らずに読めるので、お勧めですね。この本の帯には、少し前、亡くなられた羽田健太郎氏の推薦!が出ています。改めてご冥福をお祈りします。羽田さんが弾かれたガーシュインで、どうしても弾きたい曲があり、いずれチャレンジします。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天国からのメッセージ

2007年08月25日 | 雑記
音楽の趣味(遊佐未森・ザバダック・KOKIA)の近いつっつさんのところで紹介されていた天国からのメッセージをやってみた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
2007年の僕へ。
元気ですか?2007年ごろの自分のことを懐かしく思い出します。
僕は80歳で、つまり西暦2050年に、残念な事故に巻き込まれて生涯を終えます。つらい事もあったけど、とっても素敵な人生だったと思います。
だたひとつだけ過去の自分に、つまり今のあなたに伝えておきたい事があります。それは 2013年の冬でした、僕はほとんど運命的に、南アルプスへ登山に行くことになります。その事が後の人生を大きく左右することになります。 こころに留めておいてください。
最後にひと言、80年間生きてみて思ったのは「忘れたい思い出ほど、大切な思い出なんだ」ってこと。
それでは、またいつか。
がんばれ!

そらみみ - 2050年の天国にて
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
最近、山登りは、遠ざかりぎみだけど、この先も続けるんだなぁ。数年後に南アルプスへの冬山登山決行、ありえない話ではないか…。

「忘れたい思い出ほど、大切な思い出なんだ」
ここ数ヶ月、仕事やプライベートで、しんどかったこと、後から考えると、きっと、大切な財産になるんだと思う。

自分は、わりと占いを信じる傾向にあるので、信じてしまうぞ。楽天的に前向きに、なるべく悲観的にはならずに、進んでいくべし。(この占い、歳、分かっちゃいますね…。)

写真は、南アルプス聖岳(ひじりだけ)から南ア深南部の山々(上河内岳、大無間山)。瑞々しい緑の山脈。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Where you go, I go.

2007年08月24日 | 言葉のトリビア
少し前になるけど、印象的だった台詞、メモっておこうっと。

 Where you go, I go.

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
沈み行くタイタニック号。夫と離れ、救命ボートに乗って助かる道よりも、夫と共にタイタニック号に残る道を選んだイーダ・ストラウス夫人の言葉。映画のローズとジャックのフィクションよりも、こっちのささやかな実話の方が泣けてくる。心に残る辞世の句?だ。

出典はAMERICAN MOSAIC in VOA Special English 2007/6/21

Ida refused to leave her husband. Witnesses remember hearing her say to her husband, “Where you go, I go." The two were last seen sitting side by side on a chair on the ship holding hands.

(追記)
感心したのは、この台詞が、たった5音節だということ。
日本語に訳すと、どうなるんだろう…。
直訳では、まどろっこしそうだ。
こういう英語のストレートさ、潔さよい感じ、格好良いなぁ。
改めて言うまでもなく、いろんな言語が存在することは、人類の大いなる財産だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思いの種を蒔いて・・・。

2007年08月23日 | 言葉のトリビア
いい言葉発見。
松井秀喜選手の座右の銘だそうな。

「思いの種を蒔いて、行動を刈り取り、行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。習慣の種を蒔いて、人格を刈り取り、人格の種を蒔いて人生を刈り取る。」
(サムエル・スマイルス)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
昔、「上達の法則」を読んだときも、同じような記事を書いたっけ。継続して何かに取り組むこと、習慣にすることの変奏曲だなぁ。そんな日が来るんだろか?こちらのブログ「ブログに思いの種を蒔き、刈り取り取ること」で紹介されていました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ、山に登るのか?

2007年08月20日 | ピアノ的雑感
ランチ時に、たまにコミックを読むのだけど、8/20のビッグコミック・オリジナルの「」で、印象的な台詞があった。
「岳」は山岳救助に携わる主人公「島崎三歩」を中心とした人間ドラマ。一歩間違うと死が待っている厳しい山の世界で、ひたむきに救助にあたる主人公の姿が胸を打つ。お気に入りの漫画。

いいなと思った場面はこんなふう。台詞は定かではないのだけど…。
富士山の九合目まで登ったけれど、ばててしまった、ある登山者が弱音を吐く。
「もう登るのはあきらめようかな・・・。富士山は下から眺めるだけで、十分美しいから。」
それに対して、主人公の三歩が
「それなら、登ったほうがいい。頂上まで登った山の景色はもっと美しくなるから。」

うん。そうだよなと深く頷く。自分の経験からいって、本当にそうなのだ。
自分の足跡がついた山は、不思議と遠くからでも見分けがつくし、山を見ていると、しんどかった体験やら、山頂からの素晴らしい眺めの記憶やら、いろんな思い出がないまぜになって、なんともいえない、感動が湧き上がってくるんだなぁ。

古典的な命題「なぜ、山に登るのか?」の問いに対して、単純に「景色が美しくなるから」というのは、背伸びでもなくて、哲学的でもなくて、とても本質的で的を得た回答だ。人生、美しいものが多いほうが楽しい。

それで、このブログの読者の方には御察しのとおり、同じことがピアノにも当てはまる。自分はピアノを弾く割には、耳が悪くて、弾いたことのな曲だと、ピアニストの違いは、ほとんど分からない。でも、自分が練習した曲だと、ピアニストによる表現の違いがよくわかって、聴くのが、とても興味深くて面白い。感動も深くなる。

趣味でピアノを練習する目的の何分の一かは、違いが分かる耳が欲しくて、多くの感動が欲しいからなんだろうなと思う。


ジャンダルムのてっぺんにおじさんがいます!ここから落ちたら、命はありませんね。
先頭の写真、富士山、分かりますか?

そうだ。岳、単行本で揃えようっと。

岳 4 (4) (ビッグコミックス)
石塚 真一
小学館

このアイテムの詳細を見る
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2台ピアノ、やられませんか?

2007年08月19日 | ピアノレッスン
相変わらず今日も暑く、午後は雷がごろごろして、PC、使いづらい。
さて、来年4/12(土)の発表会で2台ピアノの演目があり、そろそろ曲を決める必要があるのですが、今のところ、候補の曲は、こんなところ。

1.ピアソラ「リベルタンゴ」…いつかレパートリーに入れたい憧れの曲。相当難しそうだけど…。ピアノ編曲版の楽譜を見つけて、即注文。ソロ、連弾、2台ピアノの各バージョンが入ってますね。

2.ホルスト「惑星」から「木星」…仲道デュオの「愛の挨拶」の演奏を聴いて、気に入ったのです。ピアノならではの煌く感じが、宇宙空間に浮かぶ氷の粒みたい。これもかなり難しそうだけど…。ホルスト本人による2台ピアノ版というのもポイントが高い。
ちなみにCDは「愛の挨拶」だけど、楽譜は「エンジョイ!ピアノデュオ」。「愛の挨拶、仲道」でいくら検索しても楽譜が発見できなかったから、この楽譜の存在を知って、とても嬉しかった。輸入版の惑星に比べて、値段が張らないのも嬉しい。

3.アレンスキー2台のピアノのための組曲第2番「シルエット」…やるとしても、全曲はしんどそうだから抜粋だろうな…。

今回、いつもペアを組んで頂いて方が、別の方と組まれるので、どなたかペアを組んで頂ける方、いらっしゃいませんか?練習会場(2台アップライト)も本番(2台ヤマハフルコンらしい)も愛知県の江南市なので、愛知県北部方面の方限定になってしまいますが…。年内は必死に譜読みするとして、合わせ練習できるのは年明け後になると思います。1.2.は楽譜注文中だけど、チェルニー40後半レベルの自分では、中身を見た途端、諦めるかも…。手の怪我に響かないかもあるんですよね…。他にいい曲ないかな???

愛の挨拶
仲道デュオ,仲道郁代,仲道祐子,ホルスト,ドビュッシー,福田直樹,ビュッセル
ビクターエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


エンジョイ!ピアノデュオ

全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


リベルタンゴ、オブリヴィオン ピアノ3バージョン[ソロ・連弾・2台ピアノ]による CD付
山本 京子,武田 ゆか
ショパン

このアイテムの詳細を見る


アレンスキー 2台のピアノのための組曲第2番「シルエット」 Op.23

全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●レッスン エオリアン・ハープ続けたいけど・・・。

2007年08月18日 | ピアノレッスン
ここ濃尾平野は、今日も大変な暑さ。
のはずだけど、軟弱なので今日はほとんどエアコン漬けだった。夕方、レッスン。ここしばらく、仕事もずっと定時上がりで、平日1時間、休日2時間、ほぼコンスタントに練習してたかな。

・チェルニー40-32(両手によるアルペジオ練習)
×。譜面を見ながらでは、歯が立たないので、暗譜していった。というより、気づいたら暗譜してた。おおまかなところは問題なく弾けているけど、まだ完成度が低いなぁ。
・テンポを上げたときに音外しをなるべくしないようにする。
・強弱をもっとつける。点、気をつけて、次回、再チャレンジ。

・ショパン「エオリアン・ハープ」Op25-1
先々週のレッスン記録をさぼってしまったので、今日は2回目。先回は曲になってなかったのだけど、今回は、少し曲らしくなってきた。この曲も譜面を見ながらだと、指がついていかないので、暗譜中。8割方暗譜したかんじ。指摘事項等、
・6連符音型の2、3拍目に比べて、5,6拍目が音が大きくなりがち。
・18小節目の音ミス。
・24小節目のリタルダンド。
とにかく、弾き込んで、体に曲を馴染ませないとなぁ・・・。音が飛ぶ部分で、迷って打鍵してるようなところ、反射的に打鍵できるようにせねば。

と書きつつ、この曲は、一旦、練習中止しようと思う。というのも、
・左手小指の第2関節に痛みが出てる。この曲、左手小指を思いっきり伸ばした状態での打鍵が連続するのだけど、それがよくないみたい。
・曲の最後のアルペジオで、右手親指付け根に痛みが走る。昨年末の怪我、まだ完治してない・・・。
ので、このまま弾き込むのは、無理だなぁ。残念。

(追伸)
順番待ちで、先の人がドビュッシー「雨の庭」を弾いていて、「あぁ、東洋が入ってるよ。なんだかいいなぁ」と。感動は距離に比例する?あと、天気がいいせいか、今日の教室のピアノ、音の調子がよかったなぁ・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンジャミンの実

2007年08月16日 | 花・植物
自宅のベンジャミンに実がついた。
彼がやってきてから、まる6年。
初めての出来事。
おおっ!これは、何かよいことの前触れか?
と思いきや、

グーグル先生によれば、そうだったのか・・・。
君、歳をとってきただけだったのか・・・。

ネットは便利で、好奇心を満たしてくれるが、時としてそっけなく夢を砕く。

ここの記事によれば、ベンジャミンは熱帯の大自然の中では巨木に育ち、何百年も生きるのに、小さな植木鉢では、大きくなるのをやめて、寿命も短くなってしまうらしい。

それに、君は、故郷でしか子供を作れないんだね。

ん~、皆、いろんな事情を背負ってるな・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする