みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

トイレット

2020年11月27日 | 映画
コロナ禍ですっかり映画館から遠のいてしまったので、時々DVDで、見逃していた映画を観るようになったのだった。
それで、ようやく、荻上直子監督作品のトイレット!
「かもめ食堂」~「めがね」と気に入っていたのに、我ながら観るの遅すぎ!

最初、邦画のはずなのに、ずっと字幕で、あれっ?間違えてレンタルした?と訝しい感じで???だったけど、
次第に引き込まれて、これは、いい話だった!
枠に嵌らず、もっと好きに、自由にやっていんだよ!と気持ちが楽になる感じ。
もちろん他者への思いやりがあればだけど。

足踏みミシン、プラモデル、エアギター・・・、なんだか唐突感のある道具たちが、妙にマッチする感じも
荻上監督の手腕なんだろうか???

米国から見た日本がこうなら、日本から見ている世界も、恐らくこんなふうなんだなあと、気付きも多かった。
所詮、何事もフェイク??? 肝心なのは真心。

ピアノ的には、ワルトシュタインが、効果的にいい感じに使われていて(原曲も、アレンジも)
予告編にもあるリスト/ため息も、なんだか弾いてみたい!と思う。そのぐらいいい。Cool!
ストーリーとピアノ曲の取り合わせもいいと思う。

それに、英語も、シンプルで分かりやすい感じ。
これは、遂に学習の成果現る!!!と思ったけれど、よく考えたら、これはシチュエーション的に分かり易くて当然だった。(笑)

映画『トイレット』予告編


どうでもいいけれど、たまたま、ここに出てくるTOTOとほぼ同じモデルに、リフォーム予定で、
10年間と比べて、あまり進化していない?と思ったりもする。
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ヘミングウェイの風が吹いている

2020年11月25日 | 近況
相変わらず1週間遅れで新聞を入手して、読んでいるのだけど、
(新聞ではなくて、旧聞?(笑)。常に時代に1週間遅れでついて行くそらみみ・・・。時間節約の意味もあり。一週間タイムトリップ!)
先日、楽しみにしていた連載小説 赤神諒「太陽の門」が終わってしまった。

第2次大戦前夜スペイン内戦を舞台にした、ハードボイルドな恋愛小説と言っていいのかな??
登場人物の戦友たちは、本当に容赦情けなく、戦場に散ってゆく・・・。
最期に残った主人公とヒロインだけは、なんとか結ばれて欲しいと思いつつ・・・、そんなあ!!!
しかし、あまりに唐突な幕切れでは?
面白かったけれど不完全燃焼かも・・・。最初の数ヶ月は読んでいなかったので、正確には分からないけれど。

こんなに新聞の連載小説を楽しみにして読んだのは、山田詠美の「つみびと」以来だった。
あの話もとんでもなく、むごくて悲しい話だったけれど・・・。
まあ、小説に夢中になれるのは、いまだ心が健全であることの証だと思うことにしよう。

著者のブログによれば、この「太陽の門」は、ヘミングウェイ「誰がために鐘が鳴る」をリスペクトして書かれた作品とのことで、これは「誰がために鐘が鳴る」を読むか(観るか?)するしかない!と思う。

そういえば、先日、DVDで観たウディ・アレン「ミッドナイト・イン・パリ」でも、ヘミングウェイが登場してて、
同性の目から見ても、知的でワイルドで惚れ惚れしたっけ・・・。
ヘミングウェイへの扉が開いているんだなあと思う。
(センスのいいおとぎ話&タイムトリップで映画もとても好みで良かった!)
男は黙ってヘミングウェイ!?

映画『ミッドナイト・イン・パリ』予告編


脈絡のないヘミングウェイ繋がり、ごめんなさい。(笑)
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●ノクターン3番へ

2020年11月22日 | ピアノレッスン
月1回のピアノレッスン、なかなかコンスタントにレッスン記を残せないけれど、
曲が変わった時ぐらいは、なんとか・・・。

この日からは、ショパン/ノクターン3番へ。
大曲(全ノクターンの中で最も小節数が多い!)で、さらい始めてレッスンに持って行く迄、半年ぐらいかかったような・・・。
夢見るように流麗で、うっとりする、いい曲。
長く憧れていた意中の曲。
アジタートの中間部を手に覚え込ませるのは、難儀した。まだまだ不安定だけれども・・・。
装飾音もバリエーションが多彩で、繰り返しごとに、微妙に変化する。
これは自分レベルでは、暗譜不可能な気が・・・。
(師匠の話では、プロのピアニストも、頑張って覚えるのだそうだ・・・)

<メモ>
・ノクターンのフォルテシモ
 エチュードとは違って、音が固くならないように!
 肘をつかって、クッション、固さを逃がすこと。

・ノクターンのアクセント、スフォルツァンド
 強い音で弾くのではなく、大切に弾く意識で

・右手と左手が重なる拍は、音のハーモニーを大切にする

・左手の伴奏、3連符最後の一番高いオクターブの音、
 ついついぞんざいになって、音が大きくなりがち。丁寧に控え目に。

・中間部のアジタート
 右手のシンコペーションのリズム、正確に!(メロディーを抜いてシンコペーションだけ練習!)

・最後の大下降半音階
 重音は下の音が大切。上の音は添え物。添え物は除いて、練習すれば、安定する!)

他にも、いろいろあるのだけど、譜面がないと表現しにくくて・・・。

Rina Sudo – Nocturne in B major Op. 9 No. 3 (first stage)

Youtubeに幾つか上がっていたけれど、この方のが一番しっくりくるかな・・・。
ずっとピレシュの演奏が、お手本!と思っていたけれど、好みは移り変わりますね。
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◎バイオリンレッスン~ヘンデル4-2

2020年11月21日 | ヴァイオリン
引き続き、ヘンデルのソナタ4番2楽章、レッスン中。
レッスンは駄目駄目だけど、普段の練習は、かなり良い感じ。
波があるので、駄目な時は駄目だけど・・・。
いい音が鳴ることも多いので、そういう時は、めくるめく楽しいひと時。
引き続き在宅勤務が続き、日々30分、安定して練習できること、あと、
オーケストラも無期休止で、レッスン曲に集中できることが、大きいかな???

<将来の自分のためのメモ>
・目を閉じて弾く
 視覚が邪魔をすることあり。弦に弓を乗せたり、弾き始めるときのタイミングを取る時など、
 視覚に捕らわれて、自然な動きを損なっているかも?

・二の腕で弾く
 緊張すると手先の制御が難しくなる。二の腕で弾く感覚だとリラックスして弾ける。
(なるべく体幹に近い部位で弾く意識は、ピアノと同じだなあ!) 

・手首の脱力
 鉛筆をもって、ゆらゆら揺らすイメージで

・16分音符が連続する長いパッセージ
 拍感が前面に出てしまうと(自分、拍の頭を強く弾く癖あり)、音楽の流れが妨げられてしまう
 ⇒裏拍からスタートして練習してみる。
 (1拍目、2拍目は、3・4拍目のアウフタクト的に捉える?)

・テンポで弾くよりも、最初は、まずゆっくりでもいい音で弾くべし!

・ぎこちないところは、まずは部分を取り出して、弾ける易しい音型から発展させて練習

 
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井波陽子@雲州堂 IORhythm 配信ライブ

2020年11月19日 | ライブ&コンサート
夜、お気に入り、ピアノ弾き語り井波さんのライブ。
仕事の後、大阪には行けないので配信で。
心に沁みて、楽しくて、肩の力が抜けて、いい時間だった。
良かった!!

久しぶりに、コトリ木さんもコーラスで参加されて、
清々しい井波さんの歌声とやわらかなコトリ木さんの歌声のハーモニーも、本当にいい感じ。

静かに勇ましを湛えた曲、
清浄な調べが、琴線に触れる曲、
(どことなくショパンのコラールを思わせるような・・・。)
音の粒が光の粒のように感じられ幻想的な曲、
軽やかで、駆け巡るような楽しい曲から
懐かしい子供の頃を思い出させてくるような曲まで・・・、
改めて、シンプルに、ピアノと声だけで、ここまで表現できるのだなと思う。

旋律も音の使い方も清潔感があって、自然で、とても美しい。
背筋がシャンと伸びるような、男気のある、筋の通ったところも、とても好感が持てる。
全体、前向きなメッセージが伝わってきて、本当に元気になるのだ!

幼少からピアニストを目指されていて、10代の頃、合唱に親しまれていたことなど、
井波さんのルーツだと思うけれど、
歌とピアノが見事に結晶した楽曲の質の高さと確かな技術は、
オリジナルのピアノ弾き語りとしては、個人的には相変わらずナンバーワン。

井波さんとコトリ木さんがデュオを組まれて18年だそうだ。
自分は、調べてみたらファン歴13年だった。
「好き」が深まっていくことができて、ありがたい。
(ただ、好きすぎて、客観性に欠ける感想になってしまっている???(笑)

11/26(木) まで、Youtubeでアーカイブで視聴できるので、是非!
今回は前半なので、12:00~53:00の40分ほどですね。
↓こちらの井波さんのブログで見られます。
http://fiorina.jugem.jp/?day=20201119



@雲州堂 IORhythm
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新機軸なのだ

2020年11月16日 | 近況
実は、このところ、弾き歌いに挑戦中。
少し前、あるお気に入りのアーティストさんの曲の伴奏譜を入手できる幸運に恵まれたのだった。
でも伴奏だけでは、今一つ感じが出ないし、それなら歌をつけてみるか!と軽いノリで始めてみたら、
これが、とても楽しいのだ!

昔、弾き歌に挑戦したこともあったと思う。
でも、指につられて、歌がおかしくなったり、逆に歌につられて、指が変に動いて、あっと言う間に挫折。
それ以来、両方同時にコントロールするなんて器用なことは、自分には駄目だと思い込んでいたのだけど・・・。

時は流れて、進化したのか? 
あるいは、一人暮らしで家族の目を憚ることのない、練習に集中できる環境だからか???

ピアノに負けないように、自然と大きな声を出すことになるので、健康にも良さそう。
日々、繰り返していると、だんだん声も大きくなる気がする。
あと、脳のパワーの幾らかは発声に奪われて、残りの少ない脳細胞でピアノを弾くことになるわけで、それはそれでピアノのいい練習になる気もする。

思いがけず弾き歌いの新領域を開拓することになり、しばらく、この流れに乗っていこう!
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金剛堂山

2020年11月15日 | 
飛越国境の山、金剛堂山(こんごうどうさん)へ。日本二百山で標高1,650m。
わりと近くなので、5時起きして、日帰りで往復。


ブナの大木は崇高な感じもする。


北アルプス


左奥、白山。逆光気味で、うまう映らないなあ・・・。
中央奥、人形山?


前金剛にて、記念撮影
稜線はそこかしこで強風が吹き荒れていて、帽子が飛ばされそう・・・。


前金剛~奥金剛は、見晴らしのいい縦走路


一応、最高点の中金剛に来た。


人形山の奥に、笈ヶ岳(おいずるがだけ)、大笠山がちらり。
今まで両白山地の山は、馴染の薄かったけど、ぐっと近づいた感じ。


奥金剛にて




前田利保の歌碑
白木峰と北アルプス


奥金剛から戻ってきたら、貸し切りだった。
1時間前が嘘のよう。


生憎、北アルプスは大部分が雲の中。北の方だけが見えているのだけど、
全貌が見えていないと、山座同定が難しい。

一番目立つピークが、薬師岳と言っている人がいて、惑わされる・・・。
薬師って、あんな形? 剣っぽいけれど、手前に見えているので、位置的におかしいし???
よくよく双眼鏡で見ると、手前の峰(恐らく大日岳)と重なっていて、あたかも手前にあるように見えていたのだった。
剣が分かって、あとは、陀ヶ原、立山、すべてが繋がって、謎が解けた。すっきり!!!
左奥の高峰2座は、白馬、もう1つは???

全体が見えていない中、部分だけで判断しようとすると、何事も難しくなるなあ・・・。




紅葉はほとんど終わっていて、雪に閉ざされる直前の感じ。
落ち葉が膝に優しく、かさこそ落ち葉を踏む音、風がさわさわ梢を揺らす音も、良い感じ。

上の方は、雪解けの水で、ぬかるみがひどく、歩きにくかったけれど、天気良好、
地元の人たちにも愛されてる、いい山だったなあ。

★★★★

======
<番外編>

帰り道、郷土料理(ジビエ料理)の店に寄って、熊鍋を頂いた。
獣臭さのようなものは無くて、やや噛み応えがあるけれど、美味しい。
甘めのダシとゴボウがマッチしてて、うまい!
このお店、他にも、キジ、シカ、ハクビシン!など珍しいものが食べらるので、機会があったら、少しずつ開拓したいところ。
店主がよく喋る親父さんで、賑やか。日本海の幸について、興味深い話を拝聴。
このご時世なので、そうそうに辞してしまったけれど・・・。(笑)

問題は、熊を食べてしまったので、なにやら呪いがかかってしまい、
どこぞの山で、仲間の仇とばかり、熊に襲われはしまいか?と言うこと。
ちょっと、心配事が増えたかも(笑)

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セゾン現代美術館

2020年11月01日 | 絵・写真・美術館
せっかく軽井沢に来ているので、どこか美術館に寄りたいなあと思い、セゾン現代美術館に。
ちょうど行われていた企画展は、「都市は自然」展。ちょっと難しい・・・。

でも、マン・レイ(すごい無理矢理感だけど、面白い)、カンディンスキー、パウル・クレーなどいくつかの作品は楽しめた。

一番印象に残ったのは、「ヤマナメクジと月 」鴻池 朋子だった。
https://artsandculture.google.com/asset/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%81%A8%E6%9C%88/1AGf569ZnUUykQ?hl=ja


入館しなくても、彫刻作品は鑑賞OKだった。





常設展もなくて、今回の企画展だけだと、ちょっと割高な印象・・・。
セゾンカードなど持っていると割引になるようだけど。

せっかくの軽井沢、もう少し、寄り道したいと思いつつ、Google Mapの渋滞具合に恐れをなして、軽井沢の核心部分はパス・・・。
軽井沢周辺には、未踏の山も多いので、山ついでに、訪ねる機会もあるだろう・・・。
二百名山2座登頂に気をよくして、帰途に就いた。

★★

=====
<番外編>
前夜は北軽井沢で泊まる。
素泊まりとはいえ、GOTO適用で、申し訳ないくらいの格安料金で、本当にいいのかな?と訝しい感じ。
北軽井沢は別荘の街で、食べるところもたくさん。
赤城牛のすき焼きを頼んだら、さすがキャベツの産地、嬬恋村だけあって、すき焼きも、白菜ではなくて、キャベツだった。
始め、内心、えっ!と思ったけれど、これが、なかなかいけるのだ!
あと、ささやかにトマトも!
お肉も申し分なし。(牛丼以外の、牛肉は最近食べてなかったので、説得力がないか・・・。)

キャベツすき焼き、開眼なのだった。
固定観念に縛られては駄目だな。



あやめ亭
https://ayame-tuma.com/
★★★★★

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浅間隠山

2020年11月01日 | 
仙ノ倉山の翌日、返す刀で、長野県と群馬県の境の山の浅間隠(あさまかくし)山へ。標高1,757m。
体力に自信がないので、午前中に軽めのハイキング気分で登れる山に。
このところ2日目はどうも、登りで右膝がかすむに痛む感じで、無理は禁物。

新潟との県境から50Kmほど、南に下るだけで、随分、植生も違う。
ハイカーも多くて、北関東では愛されてる山なんだなあ・・・。
しかし、北軽井沢から軽井沢にかけて、ツーリングのバイクの多いこと、多いこと・・・。


朝、目指す浅間隠山。
今日も快晴。


気持ちのいい樹林帯


カラマツも綺麗だった。


山頂付近は展望良好。


何と言っても、浅間山


一応、記念撮影

昨日、登った仙ノ倉山や谷川連峰の山々、草津、志賀高原、尾瀬、日光・・・、皆見えた。
もちろん富士山も
なかなか行けない山域なので、展望に恵まれて、本当に嬉しい!

でも、北アルプスは樹木に遮られて、360度の展望と言うのは、昔の話かも???
北アルプスと言えば、帰り道、軽井沢から小諸、東御(とうみ)に抜ける県道80号を走っているとき、正面に北アルプス(穂高・槍方面)がとても綺麗に望まれて、嬉しい不意打ちだった。
確かに、安曇野と長野の間には、高い山がないのだ。
頂上で残念だったのも帳消し!
しかし、なんだか、最近、山岳展望道まっしぐらな感じだけど、いいんだろうか・・・。

★★★

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