みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

アウラ

2012年08月25日 | ライブ&コンサート
8月某日。
クラシックの女声アカペラ、アウラのコンサートへ。
五声が織りなす清らかな美の世界。素晴らしい!

目を閉じれば、神話の世界。イタリアの森の奥で、ニンフたちが歌遊びをしているかのよう・・・。
目を開ければ、容姿と声の相関はありや?などと思ったりもする。

時折、声じゃない、不思議な未知の楽器の響きのように感じる。
時折、ソプラノの声が光り輝くように共鳴するのに、びっくりする。
時折、フレーズの終わりで、音の閉じられゆくのと、ホールの残響(余韻?)とが、絶妙に相まって、珠のような奇跡的に美しい響きが現れ、ゾクッとする。

皆さんそれぞれぞれ、素晴らしい声であったけれど、
菊池薫音さんの声の、艶、張り、気品がいっとうお気に入りになってしまった。
すっかりファンになってしまった。好みの問題だろうけれど。

歌を聴くまでは、このところ夏の終わりのせいか?塞ぎ込みがちだった気分が、
霧が晴れたように、晴れやかになる。

アカペラは、細やかな声の表情がとても繊細で、
唾を飲み込むのも躊躇われるぐらいだった。

ただ、唯一苦手なのは、ソプラノの甲高い系の声。
女性の恐ろしいヒステリーを思い出してしまうので・・・。

個性を磨くこと。
そして調和すること。
素晴らしい仕事だなあと思う。

アウラ
http://www.aura-official.com/

@名古屋 宗次ホール

Pastorale
クリエーター情報なし
エピックレコードジャパン


ヴィヴァルディ:四季
クリエーター情報なし
ERJ
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月とトライアングルの冒険

2012年08月22日 | 雑記
帰り道、夜空を眺める。
西の空に月が浮かんでいる。
三日月よりもちょっと太った月。
そして、その隣に、緑色のいびつな小さな2つ目の月は、もちろん浮かんでいないけれど、
綺麗に正三角形を描いて、3つの星が並ぶ。
程よい大きさで、文句なく綺麗なトライアングル!

こんな光景は見たことがないなあ!

今年は天体現象のニュースが多い年のように思うけれど、
今宵の夜空も、なかなかどうしてロマンチックな光景。
三日月とトライアングル。3の数字が共鳴して、きれいに響きそう。
3の数字の調和の霊感なのだ・・・。

このデザインは、アクセサリーのデザインにもいいなと思う。
いつか、大切な人に送るというのも悪くない。
否、もっと夢を大きく持って、将来、会社を作って「そらみみ」ブランドを立ち上げる時に備えて、意匠登録をせねば!

などと考えているうちに、ある発見をする。

「みみ」は「33」にも通じるから、「そらみみ」は、空に浮かぶ三日月と三角形とも言える。
この発見は、久しくなかった運命的な出会いだ!

しかし、この発見に気を良くしたのも、束の間、
そういえば、こういう三日月と星のデザインは、国旗にもあったっけ?と不安になる。

それで、調べてみたけれど、
http://www.abysse.co.jp/world/flag/index.html

よかった。

どこの国にもない。

近いのはシンガポールだけれども、シンガポールは星が5つだし、
今宵の月はトライアングルに背を向けているのだ。
(シンガポールを含めて、月と星を採用する各国の国旗は、皆、月と星が向かい合っている! そりゃ、美徳の象徴の月と星が背を向けていては、友愛にならないわけで・・。)
http://www.abysse.co.jp/world/flag/asia/singapire.html

そういう意味では、今宵の月は、ちょっと切ない・・・。
寂しい三日月とトライアングル・・・。
まあ、でも、贅沢は言うまい。
近くになれただけでもよしとしよう。

脱線 その1
天文学的な興味としては、
将来、三日月とトライアングルが向かい合うことがあるのだろうか?

調べたこと その2
トライアングルの3つの星は、土星、火星、乙女座のスピカ。
http://www.stellatheater.com/cgibin/stella/stella.exe?H&T20120822190020&V057802090710&C262&A0&S1100111221100

脱線 その2
ビバルディの調和の霊感は、作品3
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%BF%E5%92%8C%E3%81%AE%E9%9C%8A%E6%84%9F

なんだか、面白い小説が書けるような気もするなあ・・・。

三日月とトライアングルが向かい合う、その時に、
神話が成就するのだ。

「二人で月を見るの」

1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽の母の意味を知る

2012年08月12日 | ピアノ的雑感
ピアノ学習者には、ヘンデルって、影が薄いように思うのだけど、
バイオリンでは、ヘンデルはけっこうメジャーです。
先日のバイオリンの発表会でも、ヘンデルのバイオリンソナタやられてる方がいたし、
スズキ教本に入ってるヘンデルの曲も、明るくて、いい曲なので、お気に入りです。

長調の曲は、大らかで華やかだし、
単調の曲では、劇的でたたみ掛けるような展開も、素晴らしい。
今、ピアノでは単調のコンチェルト・グロッソの編曲版をさらっているのだけど、ベートーベンの悲愴や月光ソナタに似た劇的な展開があって、ベートーベンは、ヘンデルからとても影響を受けてるなあ!と感心する。
実感として、ヘンデルなくしてベートーベンなし!なのだ。

そんなこんなで、楽聖の生みの親で、かつ、おおらかで華やかな音楽性を合わせもつヘンデルは、なるほど、音楽の母だなあ!
齢40を過ぎて、ようやく、小学校の頃習ったことが、腑に落ちたのでした。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4750842.html
ここでは誰も演奏体験に基づくは回答はないなあ・・・。
ヘンデルを「音楽の母」と呼ぶのは、日本だけなんですね・・。
誰の命名なんだろう?

理屈で分からなくても、体験すると、す~と、分かることってある。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発表会を終えて~一区切り

2012年08月11日 | ヴァイオリン
8月某日。バイオリンの発表会。
バイオリンを始めて、ちょうど丸2年。2回目の発表会でした。

ピアノの発表会を思えば、緊張は少なくて、

出足好調!

と思いきや、
中盤の高い5,6thのポジションで、大失敗で・・・、
大きく音を外してしまう。

あれまあ、なんてこった・・・!

急失速。
そして最後は、弓が震え出す始末。

音程が外れていることが分かっていても、修正できないもどかしさよ。

観客の皆さん、ごめんなさい。
そして、シベリウスよ、あなたの素晴らしい音楽を広めることができず、お許し下さい。

やっぱり、普段の6~7割の出来になってしまうなあ・・・。
なんというか、悲劇は繰り返される。

原因分析1
基礎体力がないのに、身の丈を越えた曲に挑戦したのが、原因・・・。

しかし、ここ数ヶ月、仕事や家事やらの合間を縫って、精一杯、やれるだけのことはやったので、残念感なし。
曲の練習を始めた数ヶ月前を思えば、技術の進歩は目覚しいものがあったと感じているので、発表会の結果は二の次。
ただの通過点だし。

バイオリンは難しいけれど、難しいからこそ、取り組み甲斐があるというもの。
引き続き、許される限り、もりもり弾こうっと。

40歳過ぎても、守りに入るのはまだ早い。
攻める。


会場の長久手文化の家の「森のホール」、素晴らしいホールでした。
ピアノもベーゼンドルファー。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする