みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ケッヘルを越えて

2017年06月30日 | 名古屋日記
水無月、某日
午後は、あるデータの登録作業だった。
K100から始まって、K101,K102・・・。

途中、少し飛ぶところもあったけれど、ひたすら登録、登録。
キーボードとマウスをあらん限りの集中力をもって、高速に動かして、登録を続けるのだった。
自分の運動神経と視神経の限界への挑戦!なのだった。
1分間に幾つ登録できるか、ベンチマークを取って、老体に鞭打つのだった。

・・・、K466、K467・・・。

だけど、残念ながら、意外と、曲が出てこない。
ここ数年、モーツァルトから遠ざかっているからなあ・・・。

有名どころのK525、K545は、あの曲だなあ、と妄想しつつ、
気が付けば、K700に差し掛かっていた。
モーツァルトが、長命だったら、素晴らしい曲が、まだ幾つも作られただろうに・・・。

恐らく、将来、人工知能が飛躍的に発展すれば、モーツァルトが長生きした場合に、
作曲されたはずの音楽を、作り出せるに違いない。
どれだけモーツァルトらしいかを競う、コンクールも開かれるに違いない。
できれば、Y社が、I社に勝って欲しいなあ。

チェスも将棋も囲碁も、コンピュータが人間を越えてしまったけれども、
最後の牙城は、バイオリン演奏だろうな・・・。
などなど、仕事中なのに、ついつい雑念に囚われてしまった。
もちろん、登録スピードは、ガタ落ちしてしまい。 いかん! いかん!
(まだまだ修行が足りない。)

それで、ん~、結局、最後は何番だったのだろうか?
もちろん業務中のみぎり、ググることもできないので、もやもやが募って、消耗してしまう・・・。(笑)
(お客様のブラウザを業務外使用をすると、今のご時世、悪くすると、懲戒免職ですからね)

帰って、K626のレクイエムが最後だったことを知る。
すっきりした。
最後ぐらいは、覚えておかないと、モーツァルト様に申し訳ないですね。
練習中のアヴェ・ヴェルム・コルプスK618も、最後から8つ目だったか・・・。

今回は、珍しく、単純なエントリ作業となり、
しかもK始まり3桁数値と言うのも、すごい巡り合わせだなあ・・・と思いつつ、
(このコードを設計した人は、モーツァルティアンだったのか???)
職場で、そんなことを話し始めたら、変人扱いされるから、口に出せなかったのだった。

ここに書いて、すっきりした。

駄文、読んで頂いて、すみません。

ケッヘル〈上〉 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


ケッヘルと言えば、この小説で、これは凄い話だった・・・。
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メッセージ

2017年06月27日 | 映画
SFを見るのは、久しぶり。
何となく、惹かれるものがあって、観に行ったのだけど、大正解。
円フェチの自分としては、いろいろと興味深く、考えさせられる。

改めて、円は面白いと思う。
真っ直ぐ進むと、元に戻るのだから。
時制を越えるヘプタポッド語が、円で表されているのも、象徴的だった。
「言語学」「言語と認識」「ノンゼロサムゲーム」「異星人とコミュニケーション?」・・・。
面白そうなテーマがいろいろだった。

言語の持つ力の奥深さに気付かされ、外国語習得へのモチベーションアップにもなる映画だった。

しかし、主人公の「未来に何が待っていても、今を大切に生きる」云々の台詞、あれが、一番ハッとさせられて、
作者が一番伝えたかったメッセージなのでは?

ほとんどの映画館では、もう、上映終了だけれども、いつか、ブルーレイ?か何かで、再び、見てみたい。
そして、原作も読まねば!と思う。

音楽も映画にしっくり合っていて、素晴らしかった。
あの祝賀会は、ドヴォルザークだったか・・・。

http://www.message-movie.jp/

=====
時間だけはなぜ前に進むだけ、逆戻りしない?
時間は進んでいく。音を立てることなく、問答無用、有無を言わさず、圧倒的で、無慈悲に・・・。

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ピアノレッスン ハイドン ソナタ50番 3回目

2017年06月25日 | ピアノレッスン
今日はレッスン。
降ったり止んだりの梅雨らしい日でしたね・・・。
ハイドンは、だいぶん仕上がってきたので、アヴェ・ヴェルム・コルプスも持ってゆく。
時間がないので、昔弾いた大好きな曲のリバイバルで・・・。

<レッスンメモ ハイドン50番>
ペダリングについて、いろいろ興味深い。
●音の小ささを補うためのペダリング
 音が高くなるにつれて、音が小さくなる。そこをペダルで補う。
 上行アルペジオの、高音のところだけで、ペダルをかけてやる。
●柱の音を厚くするためのペダリング
 歯切れのいい曲だけれども、四分音符の1拍目なども踏んでOK。

<アヴェ・ヴェルム・コルプス/モーツァルト(吉松隆編)>
全体的に、ベースの音と一番上の音を出して、内声は抑えて

=====
あと、ベートーヴェンのソナタの指使いを相談していて、興味深い話をうかがった。
ベートーヴェンは、もともとピアノありきで曲を作っていない。
ベートーヴェンの頭の中でできた音楽を、強引にピアノで弾くように、ある意味、ベートーヴェンが編曲して、ピアノ曲に仕立てられていたりする。
なので、指使いに、無理があるところも多い。
その辺の事情は、ピアノありきで曲が作られている、ショパンなどとは、かなり違う。
(ショパンの方が、指使いに無理がない。)

=====
余談
次の次の次ぐらいに持って行こうと思い、「月の光」をさらい始めているのだけど、
ウナコルダでひっそりと弾く月の光は、とても涼しいですね。
夏に持ってこいかも!
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ドレスデン・フィル

2017年06月24日 | ライブ&コンサート
ドレスデンのオケで、ブラームスの1,4番のシンフォニーを楽しんだ。
本場のオケで、好きな2つのシンフォニー、箱良し、貴重な休日の公演で、これは聴きに行かねば、何とする!という事で、足を運ぶ。

期待以上に、素晴らしかった。
分厚い弦も、清々しい木管も、何もかも。
前半4番、後半1番の順番は賛成。1番の4楽章で終われるのは幸せだった。
2楽章のバイオリンソロも聴き惚れる。3階席だったのに、よく聞こえた。
黒い森の闇に差す黎明、4楽章のあの有名な幸福な旋律は、感涙ものなのだ。。。

いい時間は、あっという間に過ぎてしまう。
恐らく、人生もこうやって、終わるのかも・・・。
楽しいことが多いと、体感的には、人生は短くなってしまう???

脱線、もとい。
バイオリンの練習、頑張ろ!
いつか、オケでブラームスのシンフォニーも、もりもり弾けるように。
夢、一つ追加なのだ!





ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ミヒャエル・ザンデルリンク
愛知県芸術劇場コンサートホール
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バイオリンレッスン ビバルディ・ト短調協奏曲3楽章5回目

2017年06月24日 | ヴァイオリン
このところ天気続きで(一昨日を除いて)、しかも比較的涼しくて、まったく梅雨らしくない日が続くなあと思いきや、一転、今日の日中は、随分蒸し暑い・・・。
今週は、仕事も落ち着いていたので、日々30分はしていたかな・・・

相変わらず、指摘事項山盛りだった・・・。

=====
<メモ>
●音の頭を、嫌な音にしないで、丁寧な重みで、しっかり出すためには
 ⇒肘を使って

●レジェーロ
 ⇒手首の力を抜いて、手首を下げ気味にして

・アップだけ、音量が大きくなってしまうのはNG
・左手、薬指と小指をくっつけない
・弓を使わないでも、豊かな音で
 ⇒重心をかけて
  ついついスピードを出して(=弓使い過ぎ)、音量を稼ごうとしまいがち・・・。

=====
今回は、早く仕上がってきたなあと、喜んでいたのだけど、
帰って、録音を聴いたら、酷いものだ・・・。駄目駄目。
これは、かなりてこ入れが必要。
策1)録音をよく聴く
策2)弾けてないところを、細かく取り出して
策3)部分練習ビデオで弓使いチェック?

=====
レッスンとは関係ないけれど、帰りに、一山登って、寄った、イタリアンのお店、ヴィーチェ
とても美味しくて、収穫だった。
ブルスケッタの山盛りトマトの甘さに驚き、




まろやかな、刻み蛸のトマトソースも美味だった。


友人曰く、ショコラムースのデザートが絶品だったそうな・・・。
通いたくなるぐらい美味しいと思える店が見つかるのは、嬉しいですね。



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名古屋の材木の繋がったこと

2017年06月18日 | 雑記
昨晩のブラタモリは、名古屋が舞台で、名古屋の街のいかにして作られて、発展したのか?が
紹介されていて、なかなかに興味深かった。
特に、木曽の「材木」が名古屋の発展を支えたと言う点。
普段、思っていたことや知識の断片が、「材木」のキーワードで、繋がった。

・山歩きをして、名古屋近辺の山は、植林が多くて、野趣に欠けるなあ・・・、と思っていること。
・日本のバイオリン生産の発祥の地は、名古屋であること。
(バイオリンを作っていた知人曰く、今でもバイオリンに使える質のいい材木は、名古屋に集まる!)
・伊勢湾台風の被害が甚大になった理由(愛知県民は小学校の社会科で習う)

すべては、家康が名古屋の街を作った時、街を繁栄させるため、材木の取引に力を入れたことが、事の発端だったのだ・・・!
(この辺りの、材木にまつわる云々は、番組では触れられていなかたったけれど…。)

今と違って、プラスチックも鉄もコンクリートもない時代、木材だけが、ほとんど唯一の加工可能な原材料だったのだから、御三家の中でも、尾張徳川家、名古屋が別格に繁栄したのも分かる。

今まで、名古屋駅から伏見に、数えきれないぐらい、錦通や広小路を歩いたけれど、上り坂がやってきた後に、堀川を渡る不自然さに、気付くことがなかった・・・。
普段、気を留めていない、何気ないことの奥に、思惑や意図が隠されているのだな・・・。
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ギターのお気に入り

2017年06月11日 | 音楽
このところ、ギターに惹かれていってて・・・、
ギターへの扉を開いてくれた動画を、ちょっと載せておきます。

難しいことは分からないけれど、こちらの椿姫に魅了されっぱなし。
眺めているだけで、なんだか幸せな気分に・・・。
窓から差し込む日差しが、反則だ!(笑)
F. Tarrega, Fantasia La Traviata, performed by Tatyana Ryzhkova


ソルの月光
心に染み入る、なんていい曲!
ギターの学習者なら、必ず弾くエチュードの1曲だとか・・・。
Fernando Sor: B-minor study - Per-Olov Kindgren


ベートーヴェンとドビュッシーだけではないのですね・・・。
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バイオリンレッスン ビバルディ・ト短調協奏曲3楽章4回目

2017年06月11日 | ヴァイオリン
発表会まで、あと2ヶ月。
予定曲の、ビバルディト短調コンチェルト3楽章(鈴木教本5巻)、
今回は、我ながら、仕上がりが早いなあ!と思っていたけど、
あれまぁ、まだまだだ・・・!(笑)

=====
<メモ>
・柔らかさの演出(アップ)
 ⇒肘を使って。
・綺麗な発音
 ⇒置いて弾く(基本中の基本だけれども)
・歌いどころ
 ⇒ビブラート
・発音がいまいちなところ
 弓がちゃんと弦に当たっているか?(当たり前だけれど)
・簡単に収まらない
 ・カウントして、ぎりぎりまで
 ・際までフォルテで行く。
・音楽の方向性
=====
教本のビバルディ・コンチェルトシリーズは、今回の曲で、最後だということに気付いた。
どれも、弾きごたえのある名曲だったなあ・・・。
最後だから、なおさら、ちゃんと弾けるようになりたい・・・。

そう言えば、ドッペルコンチェルトのセカンド、合奏で弾くことになって、
2年ぶりぐらいで弾いてみたら、びっくりするぐらい忘れてしまっていた!
1週間弾いて、かなり復活したけれど・・・。
大好きなドッペルコンチェルト、ん~、ファーストパートにしようかな?
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能郷白山

2017年06月04日 | 
岐阜県・福井県県境の山、能郷白山(のうごうはくさん)へ。
能郷白山は岐阜・福井県境の標高の1,617 m。二百名山。

天気には恵まれず、曇りで、ところどころ風もかなり強く、ちょっと寒いぐらいだった。
さすがは豪雪地帯の山で、豪雪に負けじと育つ樹々たちのオブジェが面白いし、春の花々も楽しめて、いい気分転換になった。
太平洋側の山より、日本海側の山の方が、雰囲気は好きなことを再認識。

普段登る里山から眺めるたびに、いつかは登らねば!と思っていた山だったので、
また一つ、宿題が片付いた!


いい雰囲気の登山道だった。
よく手入れされている。


オブジェ その1




臥竜ダケカンバ
貫禄のあるダケカンバだった。


一応、山頂で。
晴天なら、いろいろ見えただろうに・・・。

下山は、撮影大会になってしまう。


両想い?
アカヤシオ?


イワカガミ
可憐ですね。


マイヅルソウ


雲が恨めしい・・・。

今度、天気がいい時に、また登ってみたい!

=====
<ルート>
7:45 温見峠(ぬくみとうげ)スタート
 最初の1時間は、かなりの急登!
9:10~9:20 山頂
10:50 温見峠

半日コースですね。

====
<アクセス>
自宅(江南)~温見峠:2時間15分
 国道418号は、あまり走りたくない道。すれ違い気を遣う狭いところも多い。
 同じく根尾から先の157号も・・・。
 国道ではなくて、林道と思えば、いい道だけど、20キロ以上うねうねを走るのは長い!

※温見峠
 路肩に停める。到着時4~5台だったかな・・・。

====
<メモ>
今回は、残念ながら、展望には恵まれず・・・。
家を出た時、頭上は真っ青なのに、北方はかなり雲が多くて、嫌な予感がしたけれど、
予感は的中してしまった。
前線が過ぎて、冷気が入った後の晴天は、日本海側の山は、要注意・・・。

コメント (2)
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