みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

おかえりなさい!

2021年07月23日 | ピアノ的雑感
半月ぶりにピアノを弾く。
しばらくぶりに弾くと新鮮。
「よく戻ってきたね!」と温かく歓迎されているような感じ。
待ってくれてたんだなあ・・・。
空白の時間の思いがけない、プレゼントだ。

意外と忘れてなかったし、むしろ、ざわざわした良くない癖が取り除かれた感じもする。
熟成効果? 練習しないことで進む何かもあるんじゃないかな?と思ったりする。
週末のレッスンに向けて、急場ごしらえになるけれど、頑張ろう!

右手首が悪化しないか?やや心配だけど・・・。
痛みを感じる弾き方は、無理がある弾き方なので、フォーム矯正のいい機会だと思うことにしよう!

ピアノで奏でる「主よ人の望みの喜びよ」はステンドグラスを思わせるものがある。
さぁ、練習、練習!

(写真)
今年になって発見した近くのCafeで
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オブリガートの兄弟

2021年01月02日 | ピアノ的雑感
バイオリンのA線が綻んでしまったので、新しい弦に張り替え。
今度は、ちょっと遊んでみたくて、定番のドミナントではなくて、噂に聞いていたオブリガートに。

初物と言うものは、いろいろ不安だけど、まずまずいい感じで、一安心。
この先、楽器になじんで、どんなふうになるかな???

ささやかな発見としては、
obbligato
「obb」を「ア」に変えると、「アリガト」になること。
言語の壁を越えての奇縁。「ありがとう」と兄弟関係なのだ。
願わくば、オブリガートが、美しく響いてくれますように!

あと、嬉しかったのは、包装に、手書きのメモがあったこと。
I am so happy.
I can't stop playing!
バイオリンを弾いているときの気分、そのままで、
さすがピラストロ社、心憎い演出!
手間かかるだろうに・・・。でも、温かいなあ。
別の弦は、何が書いてあるかな??? ちょっとワクワク。


見事に赤と黒!

ちなみに「オブリガート」は某音楽用語サイトによれば、
=====
(1)省くことができない、不可欠な声部のこと。
(2)メロディ・パートをより引き立たせるために、(伴奏にのせて)同時に演奏される別のメロディのこと。
  助奏、カウンター・メロディともいわれる。
=====
とのこと。
意味もいいではないか!
主役にはなれなくても、必要不可欠な脇役か・・・。
そういう役回りは好きだな。
ある意味、空虚で虚無的な「そらみみ」を止めて、「オブリガート」に変えてもいいかもと思ったりもする。笑
その方が運勢が好転する?
もう変えられないけど。笑
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サイボーグと楽器演奏の夢もろもろ

2018年07月28日 | ピアノ的雑感
長らくの付き合いの友人と会食する。
目の付け所がシャープな彼からは、時事放談的な面白い話を聞ける。
それで、話は、スマホの次は、何が来る?に及ぶ。
彼が目をつけているのは、Cyberdyne(サイバーダイン)という会社。
https://www.cyberdyne.jp/
体を動かす際に流れる微弱な電流を検知して、作業を支援するロボット、と言うかサイボーグ?を世に送り出している会社。
なんという夢のある、応用範囲の製品だろう!
そして、何より、社長の山海氏が凄い人とのこと。
この画期的な製品を世に出すためには、様々な分野(道路交通法のような法律から、医学の分野まで、etc.)の知識が必要で、それらを皆、勉強して、クリアーしていくバイタリティのある人。
メンバーをその気にさせるカリスマ性の備わったリーダーとのこと。(講演会で人となりに接してみての印象)
人が人を動かし、時代を動かす。
こういう夢のある会社は、ささやかにでも応援したいと思う。

彼は、株主総会に出るのが、ちょっとした趣味なのだが、幾つかの会社の株主総会に出て、飛びぬけて、秀でていると感じた指導者として、任天堂の宮本 茂氏(スーパーマリオブラザースの生みの親。コンピュータゲームの功罪にはいろいろと思うところはあるけれども、間違いなく、歴史に名を残すことは間違いない。)を挙げていた。
トヨタ自動車の豊田章夫氏は、次点だそうだが・・・。
すぐ泣くけれど、そこが逆に好印象で、トヨタ上層部の中では、飛び抜けているとのこと。

宮本 茂のWikiを読んでいて目に留まった、
「アイデアとは複数の問題を一気に解決するもの」
は、けだし名言。

サイバーダイン社に戻るけれど、これを音楽やスポーツ分野に応用すると、夢が膨らむ!
例えば、ピアノやバイオリンを弾く際の、正しいフォームへの矯正に使える。
正確なポジション移動の支援だったり、弓さばきを覚え込ませることが、できそう。できるに違いない。
自分は中学の頃、どうしても平泳ぎのカエル足ができず難儀したけれど、そういうフォームの矯正も可能ではないかな?

山海氏によれば、筋肉が弱って歩けない人も、サイボーグの補助で歩行を繰り返すると、自分の力で歩けるようになる事例があるとのこと。
外から矯正(強制?)された動きでも、運動神経や筋肉は、その動きを学習する。
ピアノやバイオリンのように、とても習得の難しい技術のレッスン法が、根本的に変わる可能性を秘めている。
楽器の習得期間が大幅に短くなり、素人でも、超絶技巧曲の運動感触を模擬体験できるかも?
フィギュアスケートのトリプルアクセルを跳べるかもしれない。

Cyberdyne社、買い。
なんだか株の推奨レポートみたいになってしまった・・・けれど(笑)、
目先の損得にこだわらず、応援したい会社や人、分野に、お金や時間を投資するのは、人生の(お金の使い方の)あるべき姿だと、このところ、よく思う。
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車内の金城学院大学~ピアノの講義

2017年07月27日 | ピアノ的雑感
密かに、「車内の金城学院大学」のファンなのだ。
http://www.kinjo-u.ac.jp/pc/promotion/2017.html
記念すべき100回眼の講義は、ピアノ演奏と指の秘密「屈筋と伸筋」について。
http://www.kinjo-u.ac.jp/document/100gen.pdf

西洋人と日本人との、手の筋肉の使い方の違いについての、興味深い話でした。

一般的な指の動作で、西洋人は伸筋(伸ばす方)を使い、日本人は屈筋(握る方)を使う。
西洋で生まれたピアノも、おのずと伸筋を使って弾くのが前提で作られている。
なので、伸筋を意識して弾くことが大切。

西洋人と日本人の指の使い方の違い、知らなかった!
西洋人は苦なく、脱力奏法が身につく理由は、そういうことだったか!と合点がいく!
文学部音楽芸術学科、面白そう!

しかし、問題はここから。
この指の筋肉の使い方の違いの分布はどうなっているんだろうか?
中国人や、インディアンは?
それに、なぜ、このような違いが生まれたのか?
遺伝?生活環境?
(まさか、先日のヨーロッパの「石」とは繋がっておるまいて・・・)

博識な方、教えて下さい!
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オズとギロックのソナチネ

2015年09月07日 | ピアノ的雑感
発表会を終えて、ギロックのソナチネを練習することにしました。
かねてから弾きたい!と思っていたギロックのソナチネ。
この曲は、先日、読んだ、オズの魔法使いにピッタリなんですね。

もともとアメリカの吹奏楽的な響きが感じられて、気に入っていたのだけど、
弾いてみると、夢があって、ポエジーに富んでいて、
それでいて、颯爽とした感じ、勇者なところもあって、ほんと名曲だ!
練習してると、ドロシーの冒険が蘇ってくるし。
(↑逆に音楽に集中していない???)

僕が、オズの魔法使いのBGMを選ぶとしたら、間違いなく、ギロックのソナチネだと思う。

この曲を、ちびっ子たちだけに弾かせておくのは、もったいない!

ギロック ソナチネ第一楽章


ギロック ソナチネ コンクール本選


オズの魔法使い (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館

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失うものは何もない

2015年08月31日 | ピアノ的雑感
この週末は、発表会前の切羽詰まった気分から解放されて、
久しぶりに、練習ではなくて、好きにピアノを弾く。

やっぱり、楽しいものだ。
身体の奥から、じんわり喜びが湧き上がってくる感じ。

この数ヶ月、いろいろあったけれども、楽しさを感じられる心が失われてなくて、よかった。

本番は、随分みっともないことになってしまったけれど、
それも、もう過去の話。

終わってみれば、幾つか収穫があった。
間違いなく、手痛い失敗を上回る収穫が。

・メンタル面はともかく、技術的には多くの難所を克服できたこと
・とくに、難所の克服の仕方が体得できたこと
(↑これが一番の収穫なのだ! 難所克服のメソッドは、この先、応用が効く。アドバイス頂いた師に感謝!)

ラジオのあるパーソナリティーの方が言われていたっけ・・・、
「ピアノの発表会で失敗しても、失うものは何もない」と。(by フーマン
これは、本当だった。


これからも、機会があれば、人前演奏を踏み台にして、上達できるといいなと思う。
(その場に居合わせる方々には、迷惑な話で、申し訳ないけれども。)

経験年数に引け目を感じないようになりたい。

さてと、次は何に挑戦しよう???
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ログのすゝめ

2015年01月02日 | ピアノ的雑感
半年前くらいから、楽器練習の記録をつけるようにしたのです。
Excelで横軸に日付、
縦軸に曲名と、あとピアノとバイオリンのそれぞれの練習時間だけの、簡単な記録ですが、半年分の練習の状態を眺めてみると、いろいろ見えてくることがあって面白いですね。
例えば、
・ピアノも、バイオリンも、それぞれ月20時間ほど練習している
・この半年で一番練習した曲は、英雄ポロネーズ、次点はシューベルトの即興曲Op90-2

気付きも得られます。
あの曲は最後に弾いてから、そろそろ1ヶ月になるから、忘れないように、弾いておかないと!とか。
今のペースで上達してゆくのに必要な練習時間も分かるし
仕事で忙しい時は、平日は2日に1回10分15分でも、上達は望めるらしいことも分かった。
ペース感が掴めると、安心感が湧くし、将来に明るい展望が持てますね。

ダイエットでも日々、ヘルスメーターに乗って、グラフにするのがとても有効なダイエット法だそうですが、楽器の練習にもあてはまると思う。
仕事柄、システムのログの大切さは、日々感じているところでもあり、業務でも、何の作業にどれだけ時間を費やしたかは、しっかり管理させられているので、その延長線ですね。
(有効なことは、趣味の世界にも取り入れようっと)

練習ログの効果が分かるのは数年後のような気もするけど、時は金なりで、お金と時間は等価と言えるので、家計簿をつける感覚で、練習帳をつけていこうと思う。

続けるポイントは、あまり細かく記録をつけようと思うと、しんどいので、ゆる~く、ものの10秒~20秒ぐらいで済んでしまうぐらいの簡単なログがいいでしょうか・・・。

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雨のありがたいこと

2013年08月05日 | ピアノ的雑感
今宵は、雷とともに土砂降りの豪雨。
楽器趣味人にとっては、なかなかにありがたい雨です。

なぜなら、、、

雨音が楽器の音をかき消してくれるので、近所への音漏れを気にせずに、練習できるから。
防音のリッチな練習環境を持っていない身としては、ご褒美の雨。

駅の出口では、帰宅途中の多くの人が、豪雨と水しぶきに、呆然として、雨が弱まるのを待っていたけれども、自分は、早く帰って、練習したかったから、迷うこと無く、びしょ濡れになって帰ることにする。
やりたいことがあると迷いがなくていい!

と勇ましいことを言いつつも、
腰から下、びしょ濡れで冷えてしまい、仕事疲れもあって、調子が出なかったけれども・・・。
ズボンのクリーニング代のことを考えると、果たして賢明な選択だったのかは疑問が残るけれども・・・。

(写真)アオノツガザクラ@御嶽山
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足腰が良くない時は・・・。

2013年07月07日 | ピアノ的雑感
久しぶりにやられてしまう・・・。
魔女の一蹴り(腰痛)に。

何年ぶりだろうか?
週末山トレで鍛えることで、腰痛とはおさらばしたつもりになっていたのに・・・。

およそ、あらゆる動作で(立っても、座っても、歩いても、横になっても)痛みに見舞われ、参った・・・。
寝返りをうつのも、恐る恐るしないと、痛くて・・・。
さすがに、この週末は山トレは難しそうだなあ・・・。
バイオリンも立って弾くのは、辛いので、ちょっと調子が出ないや・・・。

こうなると、ピアノはいい!
ピアノの場合、腕の重さは鍵盤にかかり、腰への負担が減るようで、けっこう楽。
蓋を上げるのがしんどいけれど・・・。
「ホルベアの時代」のプレリュードとノク3は、順調に育って、先々が楽しみ。
秋の会に間に合うだろうか???

そう言えば、Eテレ「らららクラシック」で、このプレリュードが使われているのを発見。
マイナー曲のままでいて欲しいのに、ちょっと残念かも・・・。
でも、この曲のすがすがしくて、期待を膨らませるような曲調からすると、番組の始めの方で使われるのは、マッチしてると思う。
コメント (7)
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続ピアノレッスンに望むこと

2013年01月05日 | ピアノ的雑感
パリ左岸のピアノ工房(T.E.カーハート著)は、ピアノを愛する者にとっては、バイブルと言っていいほどの名著だと思う。
この休みに、少し読み返す中、「これは!」という一節があったので、紹介します。
「レッスン」の章です。

わたしは子供時代のレッスンから残っているものを最大限に活かしたかったし、そのうえで自分の知らない、ひとりでは挑む自信のない広大な領域---初見での演奏とか和声に関する知識とか---を徐々に学んでいきたいと思っていた。まったくの初歩からもう一度やりなおす必要があると言われても仕方ないとは思っていたが、その前にきちんとした能力のある人に自分の現状を正確に分析してほしかった。

自分の声を代弁して頂いている・・・。
自分が優っているところ、足りないところを見極めて欲しいなあ。

わたしは自分が音楽に見いだした喜びを深め、世界の感覚を広げてくれるような曲をやりたかった。

ピアノのレッスンに望むことは、これに尽きると思う。
今の心境としては、レッスンの結果、上手にならなくてもいい、曲が弾けるようにならなくてもいいので、こういうことを(技術ばっかりではなく、恐らく、曲の成り立ち、味わうべきポイントのような点)教えてもらえる、導いてもらえる先生を熱望。
音楽の世界をより深く、より広く感じられるように。

アンナ先生に出会いたい!

パリ左岸のピアノ工房 (新潮クレスト・ブックス)
クリエーター情報なし
新潮社
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