みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

新世界へ

2015年12月27日 | 近況
今日は知り合いの誘いで、アマチュア・オケの見学へ。
見てるだけではつまらないから弾いてもOK!とのことで、いきなり、厚かましくも、練習に参加。

今日の曲は新世界の1楽章。
初日の印象としては、とにかく、難しい!に尽きる。
楽譜に、ついていくのに必死。
拍子を数え数えしても、迷子になってしまうし・・・。
1週間前に急に話があって、1週間だけ、やれるだけさらってみたけれども、今週はピアノ会との二足の草鞋だったこともあり、全く、歯が立たない感じ。
最初のフォルテシモからして、入るタイミングが全く分からんぜよ。
素早い動きのところは、弾けるようになるんだろうか???
略記法にしても、よく分からないし・・・。

だけど、わずかに弾けるところは、なかなか、いい気分。

和やかで、いい雰囲気&練習回数も少なめで、多分、なんとか時間も捻出できるはず!
願ってもない機会なので、入団することに。ありがたいなあ!
来年の秋の演奏会までは、時間があるし、不器用な自分の強みは、粘り強くやることだけなので、頑張ろっ!

いろんな曲を弾くのが、楽器の上達のポイントだと思うし、
オケだと、周りの目もあるから、練習にも気合が入るはず。
オケが、このところ伸び悩みぎみのヴァイオリンの特効薬にならないかな・・・。

自分としては、「新世界より from the New World」と言うよりは「新世界(To the New World)」という感じ。
来年は、New Worldな年になるといいな。

New York Philharmonic-Masur- Dvorak Symphony No. 9 "New World' 1st Movement


あまりにも有名で、よく耳に馴染んでいる新世界も、結局、中身の細かいところは、
まったく分かってなくて、聴きたいところだけ、聴いてたんだなあと思う。
CDを繰り返し、繰り返し聴いて、実際弾いてみると、なんて、かっこいい曲だなあと!改めて、惚れ直してしまった。

Youtubeの中で、いちばんしっくりくる感じだったけれど、
こちらの指揮者、クルト・マズア氏、ついこの前に亡くなられたばかりだったんですね。
ご冥福をお祈りします。

=====
メモ
略記法
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薄氷を踏むピアノ会

2015年12月26日 | ピアノ会
ピアノの弾き合い会に行って来ました。
人前演奏の場数を踏んで、少しでも、心臓の毛を増やすために・・・。(笑)

もともとは英雄ポロネーズのリベンジ!と思っていたけれど、まだまだ実力不足なので、曲は変更する。
この秋にレッスンを受けたギロックのソナチネとブラームスの15番のワルツを弾く。

ギロックのソナチネは、いきなりスタートを1オクターブ間違えるという、信じられないミスに始まり、途中、頭真っ白で、内心「ひや~!」と冷や汗タラタラのミスをするも、なんとか立て直して、弾き終えれた。
ブラームスは、ラストでまたしても頭真っ白になってしまったが、適当に弾いて(山勘?即興!)、音を外さず、それらしく弾き終えられたのは、不幸中の奇跡的な幸いだった。
危ない、危ない・・・と言うか、危なすぎる・・・。
(途中まで、調子良かったのに・・・。)

見ず知らずの聴衆の方から、良かったとコメントをもらえたのは、嬉しいですね。
普段、客観的な感想をもらうことは、ほとんどなくて、日々の練習の成果って、ちっとも分からないから。

緊張する人前演奏で、大惨事にならずに、コントロールして弾けるのは、一体全体、どれくらいの難易度の曲迄なんだろうか???得意不得意もあるだろうけど・・・。

どれだけ場数を踏んでも、緊張が和らぐことは、恐らくない!と思うけど、緊張した中でも、なんとか、コントロールして弾けるようになりたい・・・。

=====
今回、初めて参加する会だったけれども、皆さん、よく練習されてて、暗譜で弾かれる方の方が多かったなあ・・・。

会終了後のフリータイムに、ピアノ好きの人たちが、ショパンの難しい曲を披露されてるのを目にして、我が英雄ボロネーズを止めておいてよかった、と胸をなでおろす。
世の中、やっぱり、ショパニストや凄腕の方は多いですね。

参加者の方々と談話しつつ、いろんな演奏にも触れて、弾いてみたいと思える曲に出会えるのも、こういう会のいいところですね。
ショパンへの憧れはあるけれども、感情過多を感じることもあるので、やや枯れた味わいのベートーヴェンも、いいなあと思ったり・・・。

勇壮系の曲は、それなりに訓練して、音を外さずに弾けるようになれば、見栄えがするけれども、それは、プロのピアニストに任せておいて(←一種の負け惜しみ(笑)、
美しいピアニシモやハーモニー、表現の幅で、何かを伝えられる演奏ができるようになりたいなあ、と思う、今日この頃。
(そのためには、激走系の指を鍛える曲も大切だと思うけど)





@親和楽器ピアノ弾き合い会@名古屋・茶屋ヶ坂
http://www.m-shinwa.co.jp/
良心的な参加費で、こういう会を企画頂いて、ほんとうにありがたい!
ピアノは、幾つか鳴りの悪い音があった気がするけれども、ヤマハのフルコンで、わりと弾きやすかった。
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クリスマスに思うこと

2015年12月24日 | 雑記
先日(19日の朝)、NHKのラジオで、大貫妙子さんが贈り物について、語られているのを聴く。
大貫妙子さんは、声も大変素敵で、気骨のある物言いも好きなアーティスト。
話の内容が、いちいち心に響いてくる。

「(自身の音楽に、)すごく喜んでもらえるだけで、十分、最高のギフト」

「誠実に仕事を続けていくこと がお返しすること」

「クリスマスはかえって寂しい思いをしてる人もたくさんいる(若い子も、年齢の行った人も)
だから、過剰に盛り上げないで。
プレゼントの交換だけではなく、世界の平和を願う、静かな日であるといいな・・・。」

しばらくの間、こちらで聴けますね。
http://www.nhk.or.jp/r-asa/saturday.html


プリッシマ(紙ジャケット仕様)
クリエーター情報なし
ミディ
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谷川俊太郎さんレクチャー

2015年12月13日 | 
四日市の絵本屋さんで行われた、谷川俊太郎さんのレクチャーを聴いてきました。
面白く、楽しく、ちょっと目頭が熱くなったりで、贅沢な時間だった。
谷川俊太郎さんは、今回、初めてお見かけしたのだけれども、84歳という歳を感じさせない、魅力的な方ですね。

レクチャーは、進行役の店主・増田氏との対談形式で進み、
谷川さんの詩への思いや裏話、いろんな方々の思い出話もあって、濃かった。
(河合隼雄氏、よく、メリーゴーランドにみえて、昼寝して、フルートを吹かれてたらしい)
(谷川俊太郎さんが、バルトークの「子供のために」を弾いていたら、武満徹さんから「あなたの演奏は讃美歌みたいだ」と言われた、とか・・・。そのくらいスローテンポ! 「とおるがとおる」の題名は武満徹さんの名前を拝借されたとか・・・。)

最近、谷川さんは、すらすら詩が書けるとのことで、新作の未発表の詩も幾つか朗読頂いた。
意外と、淡々として早口な語り口なんですね。古典派の音楽みたい。
何気なく始まりつつ、劇的な転調、ズシンとくる感じがあって、思わず、目頭が熱くなる。
(何気ない日常から、急に真実が立ち現れる。)

あの転調は、どうやってやってくるのだろう?
何物にも囚われない、柔らかくて自由な心からやってくるのか?

途中からは、息子さんの谷川賢作さんのピアノや歌、広瀬弦さん(佐野洋子さんのご子息)、編集者の刈谷氏らも加わり、賑やかな座談会だった。
女性客が多い会場なのに、大きな声では言えない勇気ある質問も飛び出して、店主の増田氏は、さすがだ。
(と言うか、ちょっと冷や冷や・・・。)

熱気あふれる会場で、2時間半ノンストップ。ちょっと疲れてしまった。(笑)
この先、読みたい思う本が、たくさんできてしまい、困ったなあ・・・。

「偉い人になるよりも、いい人になりたい」
「いいんじゃないで、いいんじゃないの」




一応、サインも。

@メリーゴーランド@四日市

二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)
クリエーター情報なし
集英社

実は、最近読んで、とても衝撃を受けた一冊。
是非、話を聞きにいかねば!と思ったのだった。
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ラファエル前派展

2015年12月12日 | 絵・写真・美術館
ラファエル前派の展覧会を見に行く。
なんとなく、英国ならではの気品(ノーブル)、穏やかで質実な雰囲気を感じさせる絵も多く、好き。

特に印象に残った絵
・ワッツの/希望のためのスケッチ(Watts/Sketch for Hope)
ショパンのノクターンを思わせるような絵だった。
ワッツのフルネームは、ジョージ・フレデリック・ワッツ。
同じフレデリック。
竪琴が描かれていたのが印象的。

(部分の絵、ちょっと拝借してしまった。。)

エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ/フラジオレットを吹く天使
(Edward Coley BURNE-JONES /Angel playing a Flageolot)
静謐でエキゾチックで夢を見ているようで、いい絵。
天使の羽が美しく、フラジオレットの音色と共鳴してそう。


初めて知った。
バイオリンの奏法ではなくて、「フラジオレット」と言う楽器があったこと、
ティンホイッスルの原型!の楽器であることを。
一度、どんな音色なのか聞いてみたい・・・。

その昔、英国を旅した時の記憶が蘇る。
ウォーターハウスやロセッティの絵。
ドーチェスターを歩き回ったこと、ソールズベリーの大聖堂・・・。
あれは無理して行って、本当に良かった。
いつかは、コーンウォールや湖水地方を訪ねてみたい・・・。


@名古屋市美術館
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初第九

2015年12月09日 | ライブ&コンサート
仕事帰り、思い立って第九を聴きに行く。

今まで、なかなかチャンスがなくて、生まれて初めて生で聴く第九。
久しぶりに聴く第九は、やはり、素晴らしい!
当時としては、桁外れに斬新で型破りな音楽だったわけで(超プログレ!)、
そういうところもベートーヴェンの魅力だろうか。

前半のコンチェルトの皇帝も、第九も、颯爽として生き生きとした感じ。
2楽章の中間から出てくる木管なども、とても好きで、
(日々、バイリオンを弾いているせいか? なぜだか弦より木管の音がに惹かれる・・・。)
終楽章のあのテーマが現れてからは、やはり感極まるものがある。
全ては筋書き通りであっても・・・。

出演者の中に、バイオリンの発表会でお世話になっている先生方の
名前を見掛けるのも嬉しいですね。
いつか、オケでこの曲を自ら奏でる日がやって来るのだろうか???

「1楽章の葛藤と、2楽章の熱狂、3楽章の優雅」すべてを包み込む歓喜の歌なんですね・・。
一年の締めくくりに聴かれる理由も分かる気がする。
今年が、喜びのうちに終わりますように!

=====
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」(ピアノ/秀平雄二)
ベートーヴェン:交響曲第9番二短調op.125「合唱付」

セントラル愛知交響楽団
指揮/角田鋼亮
ピアノ/秀平雄二
テノール/中井亮一
悠久の第九合唱団

@愛知県芸術劇場コンサートホール
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真実の三三七拍子

2015年12月06日 | ライブ&コンサート
ユカキラリタの「真実の三三七拍子」ライブに出掛けてきました。

ユカキラリタは、ネーミングこそ、
藤野由佳(Acc.)、吉良知彦(ZABADAK)(Gt.&Vo.)、Rita(Vo.&Perc.)諸氏の名前を繋げただけで、何のひねりもないのですが、その音楽は、真に恐るべし・・・。

プログレ?無国籍音楽?なんだかよく分からなかったけれど、
とにかく、変拍子好きの自分としては、素晴らしく楽しかった。
怒涛のリズムのに翻弄され、胸躍る2時間だった。

吉良さん曰く「ちまたの三三七拍子は、本当は4拍子で偽物」と言うのは、確かにそのとおりだった。
この日、生まれて初めての、真実の3・3・7拍子(13拍子?)を体験になる。
(でも、本当は、3・3・4拍子(10拍子)だったのではないか???)
このリズムに会場の盛り上がったこと!

アコーディオニスト藤野さんは、初めてお見掛けてしたのだけど、軽妙なMCが素晴らしく達者で、とても愉快。(高嶋ちさ子さん並み・・・)

「ベリーダンサー」の凄まじいセッションの後、藤野さんのコメント
「喰らい付かれたら、喰らい付き返す。負けず嫌いとしては、望むところだ!」
の心意気には、惚れ惚れする。
そうこなくっちゃ!

懐かしい、ザバダックの楽曲も幾つか・・・。
「100年の満月」
目を閉じて聴くと、20年前に戻ったような気がしてくる。
漱石の夢十夜・第一話と重なってくるのだけど・・・。

この日、吉良さんが56の誕生日だそうで、おめでとうございます!
次の狙い目のライブは、2/14のオオフジツボだな。行くっきゃない。

=====
セットリスト
(ritaさんのページから頂きました。ありがとうございます)
(第一部)
Sadalbari
New World
evergreen
te to te to
遠すぎた10月
秋霖
夏の終わりに
337 (新曲)

(第二部)
porvenir
風の行方
百年の満月
Culloden's harvest
TEPHRA
Dorchadas
夢を見る方法

(アンコール)
ベリーダンサー(ユカキラ)
337
=====

藤野由佳オフィシャルサイト
http://yukafujino.com/

@KDハポン
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潮時のポロネーズ

2015年12月05日 | ピアノ会
今日は半年に1度のピアノの弾き合い会。
9名の皆さんと共に、午後、ピアノを弾き合う。
久しぶりに弾くスタインウェイの輝かしい音色は、やっぱりいい!

しかし、案の定、今日の出来栄えも、残念な結果に・・・。
英雄ポロネーズは、なんで、こんなにつっかえてしまうのだろうか???
またしても、ボロネーズ・・・。

音楽の本当の喜びは、一人で部屋に閉じこもって、練習するだけではなくて、
聴き手と一緒に、楽しさや感動を分かち合うことにあると思うのだけど、
ピアノを40年も弾いているのに、何と言う体たらく・・・。

いつまでたっても人前演奏の最低限のレベル(止まらない)に達せない・・・。

このところ、時間が凄い勢いで流れていくので、このままでは、一生、部屋の片隅で練習するだけで、終わってしまう???
まぁ、それでもいいのだけど・・・。
(一人で弾いても完結できるところがピアノの凄いところ・・・。ある意味、変な楽器)

英雄ポロネーズは、結局、1年半練習して、弾けるようにならなかった。
夏の発表会の後も、もう少し練習すれば、弾けるかも?という幻想があって、諦めがつかなかったけれども、そろそろ、潮時だ。

まだ、自分には、この曲を弾きこなす体力がない。
分不相応な挑戦だった。
体力を作り直して、何年か後に、出直そう。

それでも、意外なところに、新しい扉が開いているものだと思う。
夜の会食は、生ピアノの演奏があるお店だったのだけど、
今夜のピアニストさんは、とても、いい演奏をされる方で、
ポピュラーからクラシックの名曲など、しっとりと、とても、やわらかく奏でられていた。
音色もとても優しくて、ついつ聴き惚れてしまう。
今まで、レストランで聴いたピアノの中では、出色の演奏だった。
お手本にしたいと思った。

そう、目指したいのは、この演奏スタイルだ!

=====
弾いた曲
・ギロック/ソナチネ1楽章
 (ちびっ子定番曲だったか・・・。)
・ブラームス/ワルツ15番
・ショパン/英雄ポロネーズ
 (かなり、ごめんなさい! でも、吹っ切れた。)
=====

@大口町ほほえみプラザ
@サンマルク江南店
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