みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

モネそれからの百年展

2018年06月23日 | 絵・写真・美術館
展覧会のネーミング的に、ひょっとしたら、モネの絵は最後の1枚だけかも?と
疑心暗鬼だったのだけど、結構、評判がいいので、行ってみることに・・・。
先週の青森県立美術館のガラコンサート的な企画展が良かったのもあって。

これは、いいな!というモネの作品も幾つか。
あと、モネの系譜と言うことで紹介されていた画家の作品で、いいものも幾つか。
収獲だった。

ルイ・カーヌ(仏) よく分からないけれど、お洒落な画風!
モネ/ジヴェルニーの草原@福島県立美術館
モネ/睡蓮(1906)@吉野石膏株式会社
松本洋子 振動する風景的画面Ⅲ
根岸芳郎 91-3-8
丸山直文 Garden1

観ておいてよかった!
思うに、写実と抽象の狭間のどこかに、自分の波長と合うポイントがある気がする。




ジヴェルニーの草原
歓びに溢れた、好きな絵だった!

@名古屋市美術館
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青森県立美術館

2018年06月18日 | 絵・写真・美術館
美術館好きとしては、ここを訪ねないわけにはいかない。

企画展の広島美術館展、絵画の絆「フランスと日本」展は
せっかくだからと覗いてみると、これはとても楽しめる。大収穫!
有名な画家の絵画が、一堂に会していて、それぞれの個性が際立って見える。



ルノワールの素晴らしさは、なんだか密度が濃いところ
詩情豊かなコローの絵には、さりげなく描かれた花々の、そのさりげなさが好き。素晴らしいアクセントと言うか、スパイスと言うか…。
ルソーの絵に描かれた、一人ぼっちの紳士の後ろ姿には、我が身が重なり、深く共感。
ユトリロの静かに透き通る感じ
岡鹿之助、静かなメルヘンで好み
キスリング「ルーマニアの女」とジュール・パスキン「緑衣の女」には、すっかり魅了される。
シスレー、モネ、シニャックも言わずもがな。




一応、お約束のアオモリケン



しかし、常設展は、旅の最後に観るには、全く相応しくなかった・・・。
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種差海岸~十和田湖

2018年06月18日 | 
風光明媚の文句に弱いので、引き寄せられて、訪ねてみたら、
何と言う景勝の地!
早朝、天然芝が広がる海岸を貸し切り状態で楽しむ。
ここも、すっきり晴れていればなあ!






















大須賀海岸も素晴らしい、絶景の地だった。


海とニッコウキスゲの組み合わせは、想像できなかった・・・。












ウミネコ繁殖地の蕪島にも行ってみる。
嘘みたいに、凄いことになっていた。
もちろん、傘をさして、接近!


帰り道に、十和田湖へ。発荷峠


十和田湖 学校カフェでヒメマスを頂く






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十和田市現代美術館

2018年06月17日 | 絵・写真・美術館
下山後、十和田市現代美術館へ。
現代美術館としては、とても評価の高い美術館なので、長らく訪ねてみたかったけれど、ようやく念願がかなう。
一つ一つの展示作品は、どれも、興味深く、深く印象に刻まれる。

立体的に感じる美術。創意工夫、新しい試み・・・。
見えていない、その先に広がる世界を想像すること。
立体的に多面的に世界を認識すると、楽しみも、何倍にも膨らむ?
結局、自分の目に見えている世界は、すべて、光の作り出す幻影かも?
大切なものは見えない・・・。
































ここのカフェで食べたチーズケーキ(十和田ホテルで供されているケーキとのこと!)が、
個人的に絶品だった!


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八甲田山

2018年06月17日 | 
続いて、翌日、八甲田山登頂!
天気は生憎の曇り空だったけれど、行かないわけにはいかない・・・。


仙人岱に向かう途中


少しだけ晴れてきて、天は我に味方した!と思いきや・・・


変化に富んだ景観




仙人岱は、素晴らしくいいところだった。




雲、取れないなあ・・・。


山頂は残念、雲の中
百名山99座目。これで、ついに王手!


毛無岱も素晴らしく、いいところ。晴れていればなあ。



花々も其処かしこに!





オカメノキ落花










ミヤマオダマキ、もう一息






チングルマのお花畑が、其処かしこに




オオバキスミレ


ミツガシワ

雲っていたけれども、高山植物には大満足!
いつか、再訪して、北海道を見るぞ!


下山後、温泉へ。
混浴のお風呂は、人生2回目だった。
シャワーなし、洗い場なし、石鹸なしの硬派な温泉。
目が痛くて痛くて…。

=====
<アクセス>
温湯温泉@黒石~酸ヶ湯温泉駐車場 1時間
5:30頃、駐車場はガラガラ
道もすこぶる快適

=====
<ルート>
周回!
5:45 酸ヶ湯温泉駐車場 仙人岱経由
8:40 八甲田山大岳山頂 毛無岱経由
11:30 酸ヶ湯温泉駐車場

====
<メモ>
登り、仙人岱に向かう途中、ヒュロヒュロ、サイレンのような嫌な音が鳴り続けいて、
熊警報なのか?火山警報なのか?と訝しみながら、登る。あれは、興ざめだった。

池塘ファンとしては、木道続く毛無岱の池塘は、素晴らしい。
チングルマや湿地の花々が咲き乱れていて、本当にいいところ!
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岩木山

2018年06月16日 | 
ついに岩木山に登頂!
いい山ではないか!
8合目までスカイラインが通り、正直なところ、ちょっと侮っていたけれども、どうして、どっこい、とてもいい山だった。
東北の山に外れなし!

弘前から眺めると、圧倒的な存在感で、端正なピナクルを描く山頂の形にも見惚れる。
(弘前のどことなく洗練された気配も、岩木山の影響?)
本州最北に位置するだけあって、1500メートルでも、中部山岳の3000メートルに匹敵する高山の雰囲気がいい。愛い山。
確かに100名山に数えられるだけのことはある。

でも、時間の関係で、8合目までスカイラインを使ってしまい、歩いたのは、山頂部のほんの2時間ほどなので、岩木山について、語る資格はないかも・・・。








一応、証拠撮影(笑)


ハクサンチドリ


ツマトリソウ


ミチノクコザクラ 終わりかけだったけれど・・・。


ミヤマキンバイ





=====
<アクセス>
新青森~スカイライン八合目駐車場 2時間
14:00頃、駐車場はガラガラ
スカイラインの道も快適

=====
<ルート>
14:00 スカイライン八合目駐車場
15:00 山頂
16:00 スカイライン八合目駐車場

====
<メモ>
弘前から眺めると、谷沿いにはかなり雪が残っていたけれども、登山道に、雪はなし。
8合目からの標高差は350メートルで、本当に軽いハイキング。
スカイライン入り口の閉門時刻17時は、要注意!
この日の登山者の中では、恐らく、しんがりと思われる遅い時間の登山だったので、土曜の午後なのに、空いていた。
団体とも遭遇したけれど・・・。
8合目からのリフトを使えば、恐らく、80歳になっても、楽しめる気がする。

====
<個人的なメモ>
名古屋~青森は、新幹線でちょうど5時間。
今回のように、天気の良さそうな週末に思いつきで、行くこともできるので。
雨でも飛ばないといけない飛行機よりも、ありがたい!

青森、弘前方面からは、山頂は雲の中だったけれども、反対側のスカイライン側は、雲が切れていて、五里霧中から免れたのは、幸運だった!
津軽半島西岸の日本海が眺められたのも嬉しい。

途中、チェコ語と英語と日本語を自由に操る、トライリンガルの幼児に遭遇。なんだか、人類の未来は明るい気がするなあ!
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ジャコバン音楽祭ソワレ・福間洸太朗

2018年06月10日 | ライブ&コンサート
福間洸太朗さんのピアノを聴きに行く。
熱いリサイタルだった。すっかり、打ちのめされた感じ。なんだか茫然自失・・・。

ロマンチックで繊細なドビュッシーから、ヴィルトーゾな展覧会の絵迄、実に多彩。
ピアノの奥深さ、可能性の大きさを改めて、感じさせられた。

1曲目の「序の舞」(上村松園の「序の舞」)に基づく、徳山美奈子作品)の、和の幽玄な世界から、すっかり引き込まれた。
繊細なドビュッシー、粒立ちのよい水しぶきがさざめき、煌くような音色は、夢を見るような美しさ。
グラナドスの藁人形は、なんて楽しそうな音色なんだろう!
月の光は、けっこう自由にritされてて、定跡からは外れている?と思いつつ、自分は、自由ritに賛成。

今回、絵画とのコラボレーションという興味深い企画だったので、
スクリーンに映し出された絵が、曲を理解する、いい手助けになってくれた。
キエフの大門に描かれた鐘や、小さく描かれた人々の営み・・・。ふむふむ。
それにしても、展覧会の絵の終曲・キエフの大門は、圧巻すぎて、言葉もなかった。

アンコールの、雨だれの前奏曲、あの雨だれの連打を聴いていると、なんだか異界に連れ去られそうだった。
自作のシャンソン・メドレーも、素晴らしいを通りこして超ゴージャス!

思うに、前半の抒情性豊かな繊細な音の世界があったればこそ、
後半の全身全霊を傾けた、渾身の打鍵炸裂ヴィルトーゾが、より一層、輝きを増したような???

思い出に残る演奏会になるなあ!
なかなかの好青年な方で、すっかり、ファンになってしまった。

http://www.kotarofukuma.com/

@サラマンカホール








サイン会は、CDが売り切れだったので、やむなくサラマンカオリジナルの袋に頂く。
バッハ/マタイ受難曲「主よ憐みたまえ」の楽譜化を直訴して、次のCDの次くらいには!とのことだった!
しかし、この公演が僅か1500円だったなんで、何が一体どうなっているのか?全くもって意味不明だった。
(開演前のアピィリティフ(アルザス料理)に回ってしまったのだけど・・・。(笑)
 料理も美味しかった!)

火の鳥 ~ロシア・ピアノ作品集~
クリエーター情報なし
日本コロムビア



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脱水的音楽療法

2018年06月08日 | 雑記
実は、先日のオペラ映画の時、とてもトイレが近くなってしまい、困ったのだった。
帰って、体重計に乗ったら、たった3時間で1.5キロ脱水した計算だった。
(2Lペットボトル7分目の量の水が、瞬く間に抜けるのだから、我ながら、びっくり)

それで、次の日、体重計に乗ったら、1.5キロ増えて、戻っていたのだけど・・・。(笑)

しかし、この急性多尿症は、いったい何故なんだろう?
発表会や人前演奏と違って、別に緊張することもないのに・・・。
一つの仮説としては、音楽を集中して聴くことが、急性多尿症を引き起こすということ。
音楽に過敏に反応する体質なのか?

あと、この日の朝、ラジオを聞いていたら、痴呆症の薬の効き目が、人によって100倍ぐらいの開きがあるという話があったのだけど、からくりは、体の脱水状態にある気もする。
脱水状態のときは、水分の吸収が、普段よりも、何倍も高まるだろうから、こういうタイミングで薬剤を投与されると、何倍も吸収されてしまう気もする。

音楽を聴いて、脱水した後は、吸収力が高まる。
いいものを体に取り込むチャンス!かもしれない。

音楽性急性多尿症、全く、困った体質だ・・・。
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人身事故

2018年06月04日 | 近況
朝の通勤で、電車に乗った直後に、電車が止まってしまう。
なんと、人身事故発生!
結局、次の駅で、2時間ほど足止めになってしまう・・・。

なんとなく復旧はどうなるんだろか?と思い、運行情報サイトのつぶやきの投稿を眺めていたら、
ほとんどは、無味乾燥な状況報告か、困った!迷惑な!と利己的な発言ばかりだったけれど、
ただ一つ、「心が痛む」の書き込みが、目に留まる。
これは、唯一、まっとうな発言だと思った。救われた気分。
亡くなった人に対する、至極、当たり前の感覚だけれども、普段の生活では、感覚が麻痺してしまっている。

よく見ると、投稿者は、地元の市会議員の方だった。
個人的には、わりと好感を感じていた方で、ちょっと冴えない感じだけれども、物腰には、真実味が感じられる議員さん。
政治家たるもの、まずは弱い立場の人の身になって、考え、行動してほしいと思う。
やむに已まれぬ事情があって、飛び込んで、命を絶つのだから。

こういう事件に遭遇すると、学生時代の頃、仲が良かった友人のことを思い出してしまう。
浴室で、完全に隙間を埋めて、ガス自殺を果たした彼のことを。
無念に死んでしまった友のことを思うと、生き延びていられる自分の幸運さを思わずにはいられない。
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サンドリヨン

2018年06月02日 | 映画
この日は、METライブビューイング のサンドリヨンを鑑賞。
馴染みのない音楽だったけれども、楽しめた!
お洒落で、すっきりした美しい映像(色が少ない)、凝った衣装、原作本フランス語のアルファベットがちりばめられた舞台・・・。
コミカルな場面も随所に。
音楽と振り付けが、ものすごく、ぴったり合ってて、すごく自然。よく練られた演出。
なんだか夢の絵本の世界に迷い込んだ感じ。

継母役(ステファニー・ブライズ)がハマり役だった。
チャーミングな妖精の女王役(キャスリーン・キム)のコロラトゥーラと生き生きとした演技が印象的。
フィナーレがあっけなく、味のある幕切れだったけれど、これも、フランス的なのか?
再婚に失敗したサンドリヨンの父親(いい人だけど勇気がない男)には、考えさせられる(笑)

曲の知識もなくて、オペラ初心者としては、どうかな?と一抹の不安はあったけれども、
よく知った筋だったし、字幕もあって、まったく大丈夫だった。
幕間にあった、出演者や指揮者のインタビューも、ふむふむ、とても参考になる。
原作も演出も同じ、ペロー氏なのも興味深い。
悲劇よりも、喜劇の方が、成熟度が問われて、難しい・・・。のだそうだ。

マスネって、有名な瞑想曲しか知らなかったけど、たいへんなメロディーメーカーとの
ことだけど、心に残る名アリアは、今回は収穫できなくて、残念・・・。

そう言えば、密かにファンの芳野まいさんがレポートを書かれていたのも嬉しかった。
https://www.shochiku.co.jp/met/news/886/

METライブビューの企画、応援したいと思う。
来今シーズンの予告編を見ていると、サムソンとデリラ、カルメン、椿姫などは、見ておきたなあ。

METライブビューイング2017-18マスネ《サンドリヨン》~シンデレラ~予告映像


=====
自身の音感について思ったこと
知らない曲を、ベルカントで歌われると、音程が聞き取れない。
メロディラインが分からない。
消化不良なもやもやが募って、オペラ嫌だ!に陥っていた気もする。
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