みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン~トロイメライ

2013年06月30日 | ピアノレッスン
週末、レッスンへ。
天気が今ひとつで、ニ週続けての山もどうかと思い・・・、
急遽、都合つけていただいた。

・ゴールドベルクのアリア
合格。
32分音符、滑らないように・・・。
合格はもらえたものの、まだ馴染んでない気がするので、継続練習だなあ。

・トロイメライ
80点くらいらしい。
先日、田部さんのコンサートで聴いて、とても弾きたくなって、持って行く。

有名すぎる曲ではあるけれど、我ながら、たまらなく好き。
練習するたびに、なんていい曲!とささやかに感動してしまう。

とは言え、今まで、あまり好きじゃなかったのだ。
小学校の頃の音楽鑑賞の授業で何回も聞かされて、苦手になってしまってて・・・。
(まあ、洟垂れ小僧にはシューマンの良さが分かるわけないか・・・。)

30年の歳月を経て、すっかり仲直りできた。
長かったなあ・・・。

田部京子さんのトロイメライは、間の取り方が、たまらない。
お手本にして、練習中。

楽譜のミスプリで指使いに悩んでいた点、解決。
タイの後の音の扱い、
ベースの音の聞かせどころ、
ペダリングなど、アドバイスを頂いたので、

さぁ、磨きをかけよう!


田部京子ベスト~CDデビュー10周年記念盤
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天狗岳、愛い山

2013年06月23日 | 
素晴らしくいい山行だった。
苔むした森、見晴らしのいい稜線歩き・・・。
日帰りの山としては、申し分なし。
たかだか6時間ほどの歩行なのに・・・。
北八ヶ岳の天狗岳、なんていい山!

久しぶりに、アルペンムードも満喫。
森林限界(ティンバーライン)を抜けて、岩稜とハイマツの尾根歩きするのは、ほんとうに気持ちいい。
6時に登り始めて、7時半には途中の展望台に到着。
蒸気の多い今の季節でも、まだ雲は少なくて、遮るもののない大展望だった。
思い出深い、南アルプス、中央アルプス、御岳、乗鞍、北アルプスの山々・・・。

下山後すぐの温泉(唐沢鉱泉)もポイント高い。

コンパクトでも山歩きの醍醐味が詰まった、いい山!



苔生した登山道


樹肌の苔の装いが、いい感じ。


ワンちゃん?


苔の習作1


苔の習作2


羊歯の赤ちゃんのオブジェ・・・。
自然の造形美には、つくづく目を見張らされる。


見えた!御岳


南アルプス諸峰
北岳、甲斐駒、仙丈
アサヨ峰や鋸も。


中央アルプス


御岳、乗鞍、北アルプスが見えているのですが・・・。


岩と共にアルペンだなあ・・・。


青空が気持ちいい。


蓼科山
斜面が好き。今回、一番お気に入りの写真かな・・・。


南八ツ。硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳・・・。


赤岳と阿弥陀岳アップ!


天狗岳山頂の風景
けっこう賑わってた。


硫黄岳北東面の壁


なんて愛らしい雲!


彼らは実は双子だった。


道しるべ


イワカガミは其処かしこ


天狗の奥庭


すりばち池で、しばし休憩


風の吹く丘・・・。


ミヤマカタバミのはず。


きれいな若葉も其処かしこ。

天狗岳、すっかり気に入った。
いい山だ!

そう言えば、ヤマレコはとても参考になりますね。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=158


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カルミナとカルメン

2013年06月17日 | 言葉のトリビア
カルミナ四重奏団を聴いて以来、「カルミナ」の意味が気になっていたのですが、
調べてみたら、ちょっと興味深い発見があったので、メモっておきます。

「カルミナ」はラテン語で「歌」の複数形なんですね。

ちなみに単数形は「カルメン」。

ふむむ・・・。
まさか、カルミナとカルメンが兄弟の言葉だったとは・・・。
そう言われてみると、カルメンの劇的な音楽との共通点があるような???
(ただの思い込みだろうけど・・・。)

言葉って、面白いですね。
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ホルベアの時代へ誘われて

2013年06月16日 | ピアノレッスン
我ながら影響を受けやすい質だと思う・・・。
先週のコンサートで北欧の音楽に触れ、田部京子さんのグリーグ/トロルドハウゲンの婚礼に気を良くして、かねてから目をつけていたホルベルク組曲、やってみようかな?
などと思いつつ、この吉原佳奈ちゃんの弾く様子に触れて、俄然、火が付く。

2010入賞者記念 吉原 佳奈/グリーグ:「ホルベルク組曲」より前奏曲


手が小さくてオクターブが届かなくても、これだけの演奏が出来るというのは、左手小指に障害を抱える自分としては、かなりの光明なのだ。

楽譜もあるし、
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/a/aa/IMSLP84778-PMLP08562-Grieg_Klavierwerke_Band_3_Peters_Op_40_scan.pdf

右手のいい練習にもなるし、
難度のわりには、弾き映えしそうだし・・・。

ノルウェーの緑の平原を疾走!
清々しくて、北欧らしい独特の透明感がいい。

このプレリュードは、弾けるようになった時のことを考えるだけで、ワクワクするなあ。
気分爽快!
疾走系の曲って、弾けるようになると、すごく気分がいいからなあ。

しかし、当時の佳奈ちゃんは何歳なんだろう?
おじぎも素敵で、可愛らしくて困ってしまうなあ・・・。
佳奈ちゃんを師と仰いで、おじさんも果敢に挑戦するのだ。

そして、バイオリンの夢としては、将来オーケストラで弾けるかな?
Grieg Holberg Suite Op. 40 グリーグ ホルベルク組曲


オケ版にも憧れてしまう。
このオケは、地元のアマチュア・オケみたいですね。

田部京子 Kyoko Tabe, グリーグ Grieg /ホルベルク組曲 Holberg suite~Prelude


ちなみに田部さんの演奏は、凄すぎて、言葉もないですね。
逆に、弾く気が失せてしまうというか・・・。(笑)

一流のピアニストの演奏よりも、ちびっこピアニストの方に、より親しみを感じ、
心を動かされることもありますね。
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●レッスン ゴールドベルク変奏曲のアリア

2013年06月15日 | ピアノレッスン
梅雨空で、山には行けないので、急遽レッスンへ。
先月末にバイオリンの発表会も終わり、ピアノも再開です。

曲は、バッハ/ゴールドベルグ変奏曲のアリアを持っていく。
実は、4月にテンペスト終楽章をやりかけたものの、またしても左手小指の古傷が疼き出したので、テンペストはお蔵入りに・・・。残念・・・。

今回、楽譜が、ネットから拝借した怪しげなものだったので、ちょっと不安はあったけれども、変な演奏にはなっていなかったようで、一安心。
ほとんど意識していなかった転調のことや、チェロを意識した左手の伴奏付けや、指使いの迷いについて、ヒントを頂く。

それにしても、このアリアは、静けさの中に、怖さ、そして、ある種エロティックさも秘めて、なんて魅力的なんだろう!

20年前、このアリアを初めて聞いた時、穏やかな旋律の影に、不気味さを感じて以来、ずっと気になる曲でした。
その後、狂気な映画に用いられたのもなるほど、と思うし、カンヌ映画祭の「そして父になる」でも流れていたっけ・・・。

自分の勝手なイメージだけれども、この曲には、凝った装飾音で飾ったり、強弱を工夫することも無用で、敢えて静かに淡々と弾くことで、曲の魅力(怖さ)が引き立つように思う。
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田部京子さん、カルミナ・カルテットに揺さぶられて・・・。

2013年06月09日 | ライブ&コンサート
この日は田部京子とカルミナ四重奏団のコンサートへ。
とにかく素晴らしかった!

田部さんのしっとりした瑞々しい情感あふれる演奏は、やっぱり好き。
ソロが3曲しかなかったのは、ちょっと残念。
(メンデルスゾーン/ベニスのゴンドラ、シューマン/トロイメライ、グリーグ/トロルドハウゲンの婚礼)

一番印象に残ったのは、カルミナ・クインテットの「アメリカ」
のっけから、美しい弦の音色に引き込まれる。
朝もやが陽の光に煌めきながら、さぁっと晴れ渡り、しなやかな4本のツタが、金色の産毛のツタが絡み合って、もつれるような・・・。鳥肌が立つように素晴らしい。
郷愁溢れる2楽章、ジェットコースターみたいな4楽章・・・。
持てる力を余すところ無く、大気を切り裂いて、ギリギリのギリギリまで妥協なく弾き切って、突っ走る。それでいて、香り高く・・・。

「ます」の聴きどころの、あの4楽章。水面に、ますたちが、楽しげに戯れていた。
それぞれのパートがやりたいことを存分にやって、生き生きとして、素晴らしい。

アンコールのブラームスの五重奏曲3楽章も、ただならぬ気配で鬼気迫る。
すっかりリズムの虜になってしまった。
恐るべしブラームス・・・。
もっと聴きたかったなあ。

終演後、憧れの田部さんにサインを頂く。
恐れ多くも、握手にも快く応じて頂けた。
ピアノの演奏そのままに、しっとりと、やわらかい手をされてた。

なんだか本物のカルテットを聴くのが、すごく楽しく、面白くなってきたと思う。
これも、きっとバイオリン練習の賜物かな???
山を登ると、いろんな景色が見えてくるのと同じように、音楽の景色も変わってくるんだなあ。

@サラマンカホール@岐阜



カルミナ四重奏団 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲『アメリカ』第4楽章


ドヴォルザーク : 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」
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(写真:鳩吹山2013/6/8)

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白夜祭

2013年06月08日 | ライブ&コンサート
夕方「北欧・白夜祭」と題されたコンサートに行く。
出演は、北欧の笛の魔術師「ヨーラン・モンソン」&山田晋吾とマキノリョータ。

ヨーラン・モンソン氏は、大小様々な笛(リコーダー?)を自在に操って、素晴らしい笛使いの方でした。
自分もリコーダーが好きなので(最近はあまり吹かないけれど)、自在な音量コントロールや、地鳴りのような太い音を目の当たりにして、リコーダーで、こんなことができるんだ!と目を(というか耳を)見張る。
「魔術師」は決して大げさな表現ではなかった。
あんなふうにリコーダーで音量を絞れるなんて、俄には信じがたい光景でした。

間近で、笛を吹く時の息遣い、笛の音の形や圧力を感じて、電気でない生の音って、説得力が違うなあと改めて思う。
モンソン氏の、お茶目でユーモア溢れる人柄も、なんだか温かい。

山田晋吾とマキノリョータも、いい味を出してますね。
常々思うのだけれども、晋吾氏の語りがいいです。好きですね。

普段、感情表現豊かなバイオリンの練習に精を出しているので、素朴な飾り気ない民俗音楽が、懐かしく響く。
目を閉じれば、スウェーデンの田舎の村祭りに紛れ込んだような、そんな一時だったなあ。

北欧に行きたしと思えども、北欧はあまりに遠し、
せめては、目を閉じてポルスカの音に耳を傾けん、だろうか。

忘れられないコンサートになるなあ。

@宗次ホール

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◎バイオリンレッスン 憧れのビバルディのコンチェルトへ

2013年06月07日 | ヴァイオリン
発表会を終えて、次のレッスン曲は、ビバルディのイ短調のコンチェルト1楽章となりました。
バイオリン学習者は必ず弾く有名曲だけど、憧れの曲だったので、感慨深いものがあるのです。
初学者用の曲なので、技術的には易しい(自分にとっては難しいけど)のだけれども、不思議と惹かれるんですね・・・。
当然、練習にも熱が入ります。

半年前ほど、少し隠密でさらった時は、まだまだ、自分の手に追えなかったけれど、半年経って、レッスンに持っていけるぐらいには、なんとかついて行ける感じ。
半年前に比べると、著しい進歩!

<メモ>
・旋律を形作る一つ一つの音の意味を考える。
その音が、前のフレーズの締めくくりの音なのか?次のフレーズの始まりの音なのか?はたまた両方なのか? フレーズの始まり、終わりの音は丁寧に。両方の意味を持つ音なら、なおさら丁寧に。
・旋律に隠れた音階進行を意識する。自然なクレッシェンド、デクレッシェンドを。曲の大きな流れを考えて。
・オーケストラと一緒にトゥッティで弾く箇所なのか、ソロで弾く箇所なのか?を考える。
・バロックの様式感。テヌートでも、ベタベタのテヌートにしない。
・毅然とした頭がしっかりした音。置いて弾く。特にアップの弓で、ぶれないように。


VIVALDI 調和の幻想 第6番イ短調
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がっかりし終わったら

2013年06月05日 | ヴァイオリン
先日の発表会の際、プログラムをもらいましたが、
そこに出ていた挨拶文がとても素敵だったので、記念にメモっておきます。
抜粋ですが・・・。
発表会に臨む時、読み返して、思い出すとしよう。

本日の出演者は年齢もさまざまです。それぞれの立場をこなしながら練習のための時間を作るのはかなりのエネルギーを要します。その原動力はヴァイオリンが好き、という気持ちから来るのでしょうか。確かに音楽のある生活というのはとてもいいもので、楽譜を見て想像するだけで現実を忘れてしまい、音を出してみれば疲れも吹っ飛んでしまうほどに没頭できます。

さて今日は特別な日です。文化の家の森のホールで弾くことができる素晴らしいチャンスです。皆さんの誰もがこんなステージで弾くことを夢見てきたことでしょう。
いつも通り張り切って弾ければいいのですが、もしかしたら気負いすぎて思うようにできないかも知れません。音楽は瞬間芸。絵画や映画と違ってその時だけのものなのです。

しかし生身の人間ですから緊張したり、いつもはすることのないミスだって起こります。そんな時はどうぞ、がっかりし終わったら、またいつものように続けて下さい。10年続ければ10回ステージで弾けて人前で弾くことに慣れるでしょう。それよりもその間の毎日がどんどん豊かになり、気づけばずいぶん遠いところまで来ているはず。あなたに寄り添っていた楽器も素敵な音を出しているでしょう。

等身大で、それこそ気負いなく、いい文章だなあ。
発表会は目標ではあっても、目的ではないのだ。
楽器に親しむ、ほんとうの目的は、毎日を、そして人生を豊かにすることだなあと。

まあ、難しいこと抜きに、音楽は楽しいのだけど・・・。
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ひろびろ入道(にゅうどう)

2013年06月01日 | 
同僚たちと鈴鹿山脈は入道ヶ岳に行ってきました。
900メートルちょっとの山だけど、展望はすこぶる良く、
鈴鹿セブンマウンテンの1座に数えられるのも分かる気がするのでした。


高度を上げて、馬酔木のトンネルを行く。


山頂部は笹原に、ぽつり、ぽつり馬酔木が植わり、のんびり。
奥は、鎌ヶ岳と御在所。


四日市や鈴鹿の街が一望の元


さわさわ馬酔木林・・・。


広々とした山頂


しまった!椿大社の御神体なのに、撮影しただけだった・・・。


彼とはそろそろ25年の付き合い。ん~、銀婚式だな。


冬はスキーが気持ちよさそうだ。


今回は、椿大社から北尾根ルートを登り、二本松尾根を下る。
登りは2時間と少し、下りは1時間と少し。
しかし、けっこう道は急だったので、やや筋肉痛に・・・。

暑すぎることもなく、吹き抜ける風が心地よかった。
山頂では半袖だと、ちょっと寒いぐらい。

尾根筋だったからか、恐れていたヒルの襲来はなく、
梅雨の曇天だったからか、恐れていた東名阪の渋滞もなく、
のんびりとした、いい山でした。

追記
入道ヶ岳の由来は、やっぱり山頂に木がなくて丸坊主なことに由来するみたいですね。
坊主山は大好きです。
コメント (2)
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