tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

早朝「座禅会」お外は暗い。

2014年11月16日 | 坐禅会

今朝の当地の日の出は、午前6時33分

禅堂に上がっても、まだ真っ暗です。

いよいよ早朝はつらい季節に入ります。

「坐禅会」へ参加は苦痛ではありませんが、

この時期の朝は、まだ冬眠前の熊にでも出会うと困るという、

この地でしか、案じないことが気になります。

 

師の撞かれる6時の梵鐘、微かに聞こえる般若心経の読経。

もう参加者は座につき、静寂の時間。

しばらくして「月光の曲」が流れ、姿勢の準備時間。

曲が終わると、師が警策を持たれての背後に気配を感ずるとき、

一段と緊張・緊張。

 

小鐘3つで坐禅の正式スタート。

 

生きることは息すること、息することは生きること。

呼吸にすべてを集中しましょう。

生きることでありこれが難しい。

ここに座っている力は何か、呼吸は命と直結、この動作はどうにもならない、

この力は、大自然の摂理で動いている、動かされている、動かせたもらっている。

こうしたことに思いをはせ吸う息吐く息に集中してください。

それが坐禅をしている裸の姿、

このことに意識を集中する、これが「坐禅のはじまり(第一段階)」です。

 

そして己の体を坐蒲(ざぶ)の上にゆっくり、くつろいで置く(第2段階)。

続いて(第3段階)は、そのままの姿勢で、生かされていることを思い

ゆったりと浸るのです。

 

この段階を超えると(第4段階)です。

このとき吐く息、吸う息の1つは、1呼吸で有り、続けることにより1時間・1年

・1生と、時間を越えた無意識の呼吸と言う動作に集中できるのです。

 

続いて(第5段階)

姿勢・意識・息を整え続けてゆったりと座る、そのことはさながら大いなる力、

英知、深い静かな世界が一つになって、禅定の世界へ入るのです

 

最期の(第6段階)は、

その静かな生き様は、現実の生活とは違うものかも知れません、

が、これを逆転の発想で、この思いを現実の世界に適応させると、

どうなるでしょう。

すばらしい生き様になるのではないでしょうか、

これを「禅のふうこう」と言います。

坐禅を6つの段階に分ける、師のこんな語り口は初めて。

 

坐禅で得た世界と言えども、あれやこれやの思い悩むことは

消えることはないと思いますが、ここにいたって、

禅を汲む、功徳・作用が、一人ひとりの生きる意味となって輝くのです。

お互い、何がしかの思いをもって座るのですが、

自分の持っている旗さおを一度下ろしてみて、

禅の呼びかけ(禅のふうこう)に、耳を傾けてください。

 

今年も、一年が終わろうとしています、

仏陀の教えが聞こえるうちに(生きているうちに)自分の生き様

を見直し、「禅のふうこう」を感じて、座ってください、

今しばらく座り続けましょう。

 

 

また、今日は、老師の「義宣寺さまの開山忌

禅堂は午後から多くの参拝客を迎えるしつらえがなされていて、

毎月無意識に手を合わせても、こんなに多くの仏像が有ること改めて知りました。

勝山市では一番古い寺院。

曹洞宗、こちらのご本尊は、釈迦坐像。

 

座後の「塩粥」の振舞いは、いつも美味しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優秀な挿し木床でした「ヒペリカム」活着。

2014年11月16日 | がーディニング・園芸

買った花束で見つけた「ヒペリカム」、

我が家の庭にも有るのですが、

その種とは違う「ピンクの実」

その美しさに引かれ、急遽「挿し木」。

 

このプランターの土、「色々な挿し木で成功」しています。

バラ・くちなし・つつじなど、簡単なものかも知れませんが、

素人の私には感激。

 

この「ヒペリカム」みごと活着、

この世に出て、初めてのバージン花を咲かせてくれました。

来春までこのままにして、

地に植え替えたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする