いよいよ本番を迎えた「勝山左義長」、
昨日は「3色の短冊飾り」取り付けが、始まりました。
「左義長櫓」を持つ12の町内、全域の道路に飾り付けられ、
風になびく様は、いよいよ始まるか、お誘いをそそる。
沢町の左義長やぐら。
「勝山左義長」の起源はかなりふるく、史実に残る文献では、
1748年(寛延元年)に記録がある、
時は、小笠原定信、初代勝山藩主が、入封してきたのが1691年ですから、
幕藩と関係の深い防火の行事(神事)でした。
勝山町には、「左義長・顕如講・御前相撲」が、3大行事として続いていました。
いずれも藩主と関係の深いものでしたが、
「左義長」だけは町民主体の行事。
私の住む「元禄区」は、幕藩時代武士の町域として、
桟敷席に招待され、この祭りを「見る方」でしたから
「左義長やぐら」はありません。
(今は望めば、どの櫓にもらせてくれますが、我が家の子供たちの時には
上がらせてもらえず、嘆いていて事を覚えています)
そして、大切な準備の一つが「3色短冊」です。
明治の中頃までは、松の小枝に赤く染めた短冊を各戸で飾っていたもの、
今の様な華やかなものに変化してきました。
鎮火祭として「火消し組の組色」
からこのようになったと伝えられています。
(5組、5色短冊の時代もありました)
いよいよ本番、今日あたりは「やぐらの飾りつけ」が、始まのでしょう