起床の午前5時、外は真っ暗。
市内に「熊の出現」情報があり、
今朝も禅堂迄は自家用車で。
禅堂では、
すでに老師と住職が座られ、沢山の参禅者も着座、
私が座る頃「6時の梵鐘の音」、今朝は、坊守様が当番なのでしょう。
ゴ~ン・ゴ~ンの3つの音の後、
「小鐘3つ」の合図、正式の坐禅会の始まりです。
そして老師のお話しが始まる。
今朝は「いつもと違う初めてのお話しをします?」から始まった。
「参禅の皆様は、禅堂に入る前から、お寺の設えに対して合掌をして
くださっているが、どういう気持ちと心での合掌でしょうか、
私たちは今、人間という形で身と心を頂いていますが、
いつの過去世からこの命が繋がっいるかは分からない、
直前では、それぞれの先祖様から頂いた身があります、それが今です。
「合掌」で拝まれるのは、仏像や御仏の姿でしょう。
いま座って仏様の真似事をさせていただくのは、
此処迄の命の旅路のお礼として、
手を合わせていることになります。
長い命のつながりの不思議さ・ありがたさ、
その一瞬に手を合わせているのです。
こうした姿、「坐禅」は、命の営みとしての姿です。
皆さまは、こんな機会を持ち、これからの人生をどのように進んでいくかは、
それぞれ思いの中に有るはずです。
坐禅の心は、全世界の人々ももっている事を感じてほしい。
坐禅をすることは、道元禅師様の悟られた世界です。
「おお三昧・おお三昧」と命の輝きの姿、こんな坐禅の心を味わってほしい。
と、老師は結ばれました。
そして小鐘1つで終了。
全員で「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と、回向。
座後のお茶会はで、
11月は実施、12月から2月迄はお休みが決まりました。
今朝は住職氏から内裏の説明を頂きました、初の体験。