tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

8月早朝「坐禅会に参加」。

2022年08月21日 | 坐禅会

起床の午前5時は、曇天とはいえ外は真っ暗。

日が短くなったことが意識される

6時かつかつに入堂。

外では、坊守さんの撞かれる6時の梵鐘の音。

今日の設えに、堂の中心に「仏の半眼の写真2枚」。

老師から「今日は、仏の半眼の仕方を意識して」と。

 

誠身準備中に小鐘3つ、坐禅の正式スタート。

すぐに老師の坐中のお話が始まる。

「坐位置に着いたら、3~5分ゆっくりゆっくりと、

身体の形を点検する、そして深い呼吸、その気持ちは体の末端隅々まで、

そして静かな坐禅に入っていく。

大切なことは、「足を組み、腰を伸ばし、あごを引き、

上あごの下に先舌を当て、唇はしっかり閉じる、

息は静かに鼻からのみ出し入れする」。

続いて、「意識」である、

座っている時に体から出てくる雑念、そのすべての処理方法が大切。

 

仏陀もこのことに一番悩まれ」、

この雑念を悪魔そして「悪魔よ去れ」と。

それでも出て来る雑念、坐禅をつづけられた仏陀、

ある日の「明けの明星を見ていた時」

雑念だけでなくそこにあるはず手、身体全体が消えた(見えなくなった)」

すなわち、煩悩具足が消えた瞬間、「これを禅定に入る」と悟された。

そして人間個個の心の中に、だれでも禅定に入る事が出来る事を諭された。

時が過ぎ、仏陀からの教えは、中国へ行かれた、

道元の師「如淨禅師」から、伝えられた。

道元は、「この次は何をすればよいのですか」と問うた。

如淨「汝の心眼を全身のすべての毛穴の先迄いきわたらせなさい」との宣託。

道元は、またまた坐禅の繰り返し、ある時、

「自分の体が宇宙の中に消えていき、全身が大きな玉となり光輝いている思いをした」

そのことを如淨老師に報告すると、それを聞かれた師は

如淨「おめでたいことだ、本日をもって元子(げんす)」

「確かに禅定に入った事を認めよう」。

そしてこの教えが今、私どもの坐禅会に伝えられているのです。

 

そして「現世に生きながら永遠の世界を知る」

そうした事を知る手段が坐禅です、

また坐禅は、「次の世代に受け継ぐための禅定へ入る手段です」、

と結ばれました。

そして無言の10分、

40分の坐禅は、小鐘1つで終了

 

お茶とお菓子の接待を受け雑談、

また、健康であれば来月?と意味深な挨拶で退席。

 

 

 

 

 


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