日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

夢よかなえ

2013年07月25日 | エッセイサロン
           

2013年07月25日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 七夕の短冊。肉太の力強い字で「僕はプロサッカーの選手になる」と言いきっている。岩をも通す志が伝わる。私の進路指導の時を思い出した。

 「早く働いて家の助けを」という担任のひと言で実業高校へ進学した。指導を恨んだこともあったが、子ども心にそんな気持ちを抱いたことも事実あったから、今は解消している。

 「やさしい看護師」や「喜ばれる介護士」になりたいと具体的に書いた優しい文字。もしかしたら、この子らのお世話になるのかもしれない。そう思うと、夢が実るように、と短冊の向こうの顔にエールを送る。
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