「広島地方気象台などは8日、中国地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より13日、昨年より9日早い」と購読紙の新聞社からメールが入ったのは11時過ぎ。
その時間、梅雨明けをしらぬまま、所要で出かけている途中だった。行先はいつもなら徒歩の距離。だが、少し急ぐ必要もあったので暑かろう、大汗をかくだろうと思いながらも、自転車で出かけた。しかし、自転車をこぎながら受ける風がなんともさわやか。出かける前の思い込がいけなかったと早々に反省しきり。
東日本大震災以降の緑のカーテンブーム、それが言われる前からヘチマを日よけに植えられる家。今年もよく伸びて屋根の高さに届いた。これから横にツルも伸び葉を茂らせ広げ、通りからは窓が見えなくする。1メートルくらいの大きさのヘチマも生る。手入れや水やりをされるところを見たことはないが、とにかくよくできる。
そのヘチマ、急な梅雨明けと暑さからから身を守るよう、しおれたようにして葉の面積を小さくして日の直射を避けている。それは枯れたのではなく保身術と教わったことがある。朝顔もキュウリもカボチャも、ゴウヤも夏場の生き物はみんな大きな葉を茂らせ、昼間は眠っている。
「水分をしっかり摂ってくださいよ」と、カルテ記入の手を止めて掛かりつけ医、それを思い出し、夕方の水撒きをジョロからホースに切り替えた。雨はこの次いつ降るのだろうか。